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一般的にアルミホイールは鉄ホイールと比較して20〜40%軽くなるといわれている。
アルミホイールに変更することで「ばね下加重が軽くなり、走行安定性が高まる・・・」、「燃費が向上する・・・」、「燃費で浮いたお金でアルミホイール代の元が取れる・・・・」などと巷では言われている。
アルミホイールに変更することでどれだけ違いがあるのか実際にアメリカ製アルミホールを輸入、検証してみた。
アメリカの港を出荷される前、荷姿の写真。フォード用とシボレー用アルコア製ホイールを複数台輸入のため頑丈な鉄製の枠に梱包。 | |
Winnebago のクラスAに使用されているシボレー用19.5インチ純正スチールホイール。 | |
輸入したアルコアホイールにタイヤを組み換えた後。 | |
純正のスチールホイール+タイヤの重量は、59.5キログラム。 | |
測定はスチールホイールから外したタイヤをアルコア製アルミホイールにタイヤを組み替えて測定、53.5キログラム。その差6キログラム。4本交換しても24キロしか軽くならない。 |
アルミホイール装着前の燃費平均約3キロ(小数点以下四捨五入)に対してアルミホイール装着後230キロ走行後の燃費は約3キロ(小数点以下四捨五入) このデータから、シボレー19.5インチをスチールホイールから、アルミホイールにしても燃費向上の効果は認められなかった。
また、走行においても一般道、高速道路ともに、特に走行安定性が向上したということはなく、スチールホイール装着時と同じくワダチには、ハンドルをとられ、スチールホイール装着時と特に変化は認められなかった。
19.5インチアルコア製アルミホイールに交換することで、光沢やリバース的なデザインであるためホイールが大きく見えるなどの”見栄えのよさ”はあるが、巷で言われている「ばね下加重が軽くなり、走行安定性が高まる・・・」、「燃費が向上する・・・」、「燃費で浮いたお金でアルミホイール代の元が取れる・・・・」などと言ったことは、現実的な話ではない。