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バッテリーの電圧

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質問1. 満充電された時の電圧は12.8Vですが、バッテリーを完全に使い果たした時の電圧は何ボルトと思いますか?

答え1. 0(ゼロ)Vと思っている方も多いと思いますが、実は11.8Vです。 

質問2. バッテリーを使い果たして電圧を11.8Vまで下げてしまいますと寿命が短くなって仕舞います。 50%程度の使用を繰り返しますと、寿命はズーと延びます。 それでは50%使用した時の電圧は何ボルトと思いますか?

答え2. 12.2Vです。


バッテリーは、キャンピングカーを長期間使用しない時には満充電の状態に保つと寿命を長く保つ事が出来ます。しかし、満充電後の過充電、即ち13.5V以上での充電は禁物です。

詳しくはhttp://www.net-camper.com/の下の方に出ています“バッテリーを長持ちさせる為に”をお読み下さい。
RVKen

デーゼルプッシャー

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デーゼルプッシャー(DP=Diesel Pusher):
お金や駐車場所を無視して考えた場合、キャンピングカーに興味がある人であれば“多くの人”が欲しいと考えるタイプだと思います。 “多くの人”と書いた理由は、魚釣りやハンテイングにキャンピングカーを使用する人はスライドインキャンパーやクラスBを使う人が多いからです。 又、デーゼルプッシャーの多くは30フィート以上で、州立公園や特殊なキャンプ場で“27フォート以上お断り”や大型クラスA用のスペースが無い場所もありますので、デーゼルプッシャーを断念する人もいるかも知れません。 

フレッド(FRED=Front Engine Diesel):
デイーゼルプッシャーの利点は、エアーサスペンションの乗り心地と排気ブレーキです。 3-4年前からフレッド(FRED=Front Engine Diesel)と呼ばれる前部にエンジンを載せたデイーゼル車が、経済的な理由でポピュラーになっていますが、殆ど(全て?)がエアーコンプレッサーを搭載しておらず、エアーサスペンション無しのリーフスプリングです。 

部品購入先:
クラスB、クラスC、ガソリンエンジンクラスA等の多くの部品はピックアップトラックやバンと同じ部品が使用されていますので、例えば、エンジン部品、エアークリーナー、オイルフィルター、ブレーキシュー等は近所の部品屋さんから購入する事が出来ます。 しかし、デーゼルプッシャーは、ブログで書きましたように、エンジン、トランスミッション、シャシーが特殊専門メーカーで作られていますので、エンジン部品、エアークリーナー、オイルフィルター、ブレーキシュー等は近所の部品屋さんでは売られていません。 エアークリーナー、オイルフィルター、ブレーキシュー等の購入は、長距離を走るトラック部品専門店から買う事になります。 

部品の耐久性:
長距離を走る大型トラックは1年に100,000マイル-200,000マイル(160,000Km-300,000Km)走りますので、キャンピングカーで走る距離とは比較に成らず、整備さえしていれば其れほど故障は心配ありません。 特にエンジンが壊れる前に居住部が持たなくなると思います。 タイヤーもアライメント調整がされていて、空気圧不足や荷重オーバーが無ければ100、000前後は持ちます。 しかし、一般的に6年経てば20,000マイル程度でも自動的に交換する人が少なくありません。 バーストを起こすと外壁やサスペンション、ブレーキライン等に被害を受けて修理費が掛かる場合があるからです。 ミシュランタイヤによりますと、6年以上経ったタイヤーは常にひび割れ等の異常を点検して使用し、異常が見つからなければ10年は使用可能との事です。 ひび割れを防ぐ大切な事は、タイヤーの洗浄は薄い石鹸水を使用、出来るだけ訳の分らない商品を使用して磨いたり光らせたりしない事だと、私は信じています。 又、長期間使用しない場合はタイヤを覆い、直日光を当てないようにするのも大切なようです。 
RVKen

アメリカ車の部品

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アメリカ車、特にキャンピングカーの部品購入に苦労をした経験をお持ちの方は少なく無いと思います。 

自動車部品に関して:
最初に乗用車、トラック、バン等のアメリカ車(キャンピングカーを除く)の部品に関して説明します。

部品を探す又は購入する場合に必要な事柄があります。 それは、
• 車体製造メーカー(フォード、シボレー、ダッジ等)
• 年式(1992年型、1995年型等)
• モデル(E350、F250, G30等)
• グレード (XL、XLT、XLS等)
• ドアーの数(乗用車の場合)
• トランスミッション(オートマか、マニュアル)
• エンジンサイズ(6.0L、6.8L、454等)
• 車体番号(VIN=Vehicle Identification Number)
• エンジン番号

以上を書き留めておくと、部品を購入する際に役に立ちます。 ブレーキパッドを買う際、エンジンサイズは関係ないようですが、聞かれます。 又、エアークリーナーを買うのにドアー数は関係なくても聞かれます。 部品検索には上のような項目別で分類されて居る為機械的に聞かれる訳です。 車体番号は常に必要ではありませんが、部品変更年の境目に引っかかる部品を探す場合は特定する為に役立つ事があります。 エンジン番号もエンジン部品を探す場合に同様です。

アメリカ車の場合、同じ部品でも種類が多く、車種に依って入り組んでいますので複雑です。 例えば、同じフォードF350 でエンジンが大きくてもラジエーターの小さな物が付いていたり、オートマには異なるラジエーターが付いていたりします(ラジエーターは適切な例ではありませんが他の部品でもよく経験します)。 カタログ等に掲載されている写真は当てにならない場合もよくあります。 異なる部品でも全て同じ写真が掲載してある場合もあります。

キャンピングカー部品に関して:
ベース部分の部品
キャンピングカーはフォード、GM(シボレー、又はワークホース)等で製造されたベース部分を基礎にしてキャンピングカー製造会社が住居(ハウス)部分を付け足した物が殆どです。従って、バックミラー、エアークリーナー、ブレーキ関係等の部品はシャシー会社で組み立てられた物でキャンピングカー名、例えばサンフライヤー、ベクトラ、アスペクト等の名称は、余程キャンピングカーに興味がある店員を除いて、自動車部品屋に取っては意味の無い言葉です。 又、此れらの部品はキャンピングカー製造会社、例えばウイニベーゴーやフリートウッド社では扱っていないと思った方が良いでしょう、扱っている部品があっても高価になります。 又、トラックやバンがベースの場合、ベース部分の部品は社外品や再生部品で純正部品と変わらない品質で低価格で買える物も沢山ありますので、考慮する価値は大いにあると思います。 しかし、eBayやその他のネットで極端に安い、売主の分らないような部品は粗悪品の場合もありますので気を付けた方が良いでしょう。 アメリカ国内でのチェーン店のネットから購入した部品でしたら、返品や交換も出来、部品によっては一生保証付きもあります。 無論、日本からですと送料が高く、返品や交換は現実的に得にはなりませんが、純正部品では無いからと言って品質に関して神経質になる必要は無いと言う事です。 電気部品や電子部品の場合は返品が聞かない場合もありますので注意して下さい。

デーゼルプッシャー(DP)の場合
この場合は更に複雑になります。 4つの製造会社が連携してキャンピングカーを製造するからです。 それらは:
• エンジン会社(カミンズ、キャタピラー(キャット)、ベンツ等)
• トランスミッション会社(多くの場合アリソン社製)
• シャシー会社(スパルタン、フリートライナー、ワークホース、その他キャンピング会社独自の製品)
• キャンピングカー製造会社(ウイニベーゴー、フリートウッド、テイッフィン、ガルフストリーム、ニューマー、モナコ、フォーリストリバー他多数)

と言う訳で、キャンピングカー会社から買える部品もありますが、それぞれ(エンジン、トランスミッション、シャシー)の会社から直接部品を買うのが確実です。 

キャンピングカーになるまでの製造工程は、シャシー会社がデザインに応じて、エンジン、トランスミッション、車軸、ブレーキ関係、ハンドル関係、サスペンション、その他の部品をそれらの専門会社から集め、時には自社製品を含めて組み立てます。 完成したシャシーはキャンピングカー製造会社に買い取られ、居住(ハウス)部分が付け足されます。

キャンピングカー製造会社は、例えば値段、評判、将来の排気規制、市場予想等を考慮して条件の良いまとめ買いをしますので、2006年型のキャンピングカーであってもエンジンは2005年型、時には2004年型の場合もあります。 極端に言えば、エンジンが2004年に製造され、シャシーが2005年に製造され、キャンピングカーは2006年型の場合もあり得ます。 此れを知って腹を立てている人をRVフォーラムで読むことがありますが、法律で認められている事です。 ただ、キャンピングカーは2006年型であっても、エンジン部品は2005年の可能性がある事を考慮して部品購入をする必要はあります。 エンジンが大幅に変更された年に近い場合はエンジン番号で確認する必要もあります。

最後に、居住(ハウス)部分以外の部品でどうしても見つからない部品がある場合、例えばデーゼルプッシャーのエアサス、ステアリングメカ、ラジエーター、デフ、ゲージ類、ブレーキ部品等はシャシーメーカーにVIN(vihecle Identification Number = 車体番号)を言って問い合わせれば全ての使用された部品が車体番号別に記録されており、部品番号や製造した会社名が分ります。 しかし、キャンピングカー会社で取り付けた部品は無理です。 例えば、クルーズコントロール関係の部品はキャンピングカー会社で取り付けられた物もあり、それらはシャシー会社には記録がありません。 そのような部品は、居住部分の部品同様、キャンピングカー会社に問い合わせる必要があります。

修理滅裂になって仕舞いましたが、多少役に立ちましたでしょうか? アメリカ車にお乗りの方は参考になさって下さい。
RVKen

回路計又はマルチメター(Multimeter)

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キャンピングカーの一般的な点検整備はオイル/フィルター交換、緩んだネジを締めたり等の機械的なものもありますが、旅先では意外と電気的な故障が多いような気がします。 ブレーキライト、車幅灯が点かなくなったり、スターターモーターが回らなかっったり、ヒーターファンが回らなかったり、エアコンが作動しなかったり、ゲージ類が作動しなかったり等の問題解決の糸口を掴むにはマルチメーターが必要です。

回路計又はマルチメターに関しては次のサイトで説明がされています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E8%B7%AF%E8%A8%88
安い物から高いものまで色々出回っていますが、我々がキャンピングカーの修理点検に使う目的であれば安い物で充分です。  安い物は、特に測定端子や測定端子に繋がれている線等が、壊れ易い事、そして故障回避回路や特殊機能が付いていませんが其れほど必要では無いと思います。  私は25年位前に約2万5千円払って思い切って買ったFluke製マルチメーターを使っていましたが、今年初めに遂に壊れて仕舞い、他の以前300円程度で買ったデジタル表示のものを問題なく使っています。 クランプ式電流計(温度計付き)も買ってはあるのですが、未だ必要となったことが無く、ツイ使い慣れたタイプの物を使っています。

マルチメーターを初めて使う場合は使用説明書を読む必要がありますが、中学校の理科の実験で学んだ程度の知識で充分役立ちます。 (故障回避回路の付いていない)マルチメーター使用で特に注意した方がよい事を幾つか書いておきます。
• 抵抗測定に設定して電圧を測定すると壊れる恐れがある
• 電流を測定する場合は設定を確認する
• 電子機器は壊れ難く出来てはいるものの、プラス―マイナスを間違えたり、抵抗測定に設定して電圧を加えると壊す場合もある

マルチメーター付随の説明書やキャンピングカー(自動車)サービスマニュアルの指示に従って使用すれば、心配をする必要は全く無いと思います。

電子機器でなければ、プラス―マイナスを反対にしても、数値の前にマイナスサインが表示されたり小さな赤いライトが点いて反対である事が表示されますが、全く問題ありません。

もし、未だ持っていらっしゃらない方は是非購入して、バッテリーの電圧や点灯しない照明がありましたら電気(電圧)が来ているかを調べてみては如何でしょう?

日本ではマルチメーターは幾ら位するものか今、調べてみましたが、安い物でも2000円前後しているようです。 しかし、探せば1000円以下でもある筈です。 私が現在キャンピングカーに備え付けて使用しているマルチメーターはhttp://www.harborfreight.com/7-function-digital-multimeter-90899.html ですので、消費税込みで300円以下です。 2-3年前に同じような値段で買いましたし、常にこの程度の値段で宣伝しているのを目にします。
RVKen

“トレーラー後部にフォークリフトを突き刺して”

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賢さん書き込みの“トレーラー後部にフォークリフトを突き刺して”に関して少々説明します。

この様なフォークリフトの運び方をしているトレーラーは町のホームセンター所有やパレットに積んだレンガを運ぶトレーラーでよく見かけます。フォークリフトは3輪タイプで幅が広く、倉庫などでよく見かける物よりかなり大型です。 

フォークリフト積載方法は、最初にフォークを上げてトレーラー後部の所定の穴に“突き刺し”ます。 其の後フォークを下げる動作でフォークリフト自体を上げます。 一般のフォークリフトは下げる時はフォークの重力ですが、このタイプは油圧で下げる事が出来るようになっています。最後にフォークリフトの後部を支える安全チェーンを掛けてフォークを多少上げてチェーンを張って完了です。 以上、フォークリフトの積み下ろしは至って簡単で、積載スペースを無駄にせず効率的です。 トレーラーではなく、トラックが同じ方法でフォークリフトを積載している場合もあります。

フォークリフトを移動させる他の方法は、
• トレーラー後部の油圧リフト付きプラットフォームに横向きに乗せる(フォークは後ろに倒せるように成っている)
• トレーラーに積む (降す為のランプが必要)
• トレーラーの後部に牽引する (主に大きなトラックタイヤーが付いている大型フォークリフトで、フォークを後ろに倒せるように成っている)

RVKen

トルクレンチとマニュアル

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整備や修理(キャンピングカーいじり)を行う際、注意しなくてはならない事が幾つかありますが、其の中の一つが締め付けトルクです。 締め付けトルクとはボルトやスパークプラグ等を締め付ける度合いで、腕の長さ(レンチの長さ)と加える力によって決まります。 定められたトルクで締め付ける事の出来る工具をトルクレンチと呼び、次のサイトに詳しく説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81 

比較的に小さなボルト類やネジ類、その他スパークプラグ等を取り付ける場合の締め付けトルクは大き過ぎないように注意する必要があります。 スパークプラグのトルク量は非常に低いので締め付け過ぎない事が大切です。 スパークプラグがねじ込まれるシリンダーヘッドはアルミで出来ているものが多く、締め付け過ぎてネジ山を壊して仕舞わないように特に注意が必要です。 駄目にした場合は修理の方法がありますが、当然ですが、トルクレンチを使って駄目にしない事が大切です。 トルクレンチはラチェット式が便利で、ホームセンター等で1万円弱で売られていると思われますので、1本揃えて使うと共にトルク量を体感する事は大切だと思います。 

次のサイトにスパークプラグの取り付け方と締め付けトルクが出ています。 http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/basic/04_01.html  尚、このサイトの下の方に注意してありますが、ネジ山にオイルや錆止めを塗る事が禁止されている場合が多く、マニュアルに従う必要があります。 ラグナットと呼ばれるホイールを締め付けるナットも、多くの場合オイルを付ける事は禁止されていますが、排気マニフォールドやエギゾーストパイプを取り付けるボルト類には錆付き止めを塗る事が一般的です。 

車体組み立てやエンジンに使われている比較的大きなボルトは、反対に締め付けトルクが少な過ぎないように注意する必要があり、必ずトルクレンチを使用する必要があります。 多くの同類のボルトが使われている場合には1本が緩むと他のボルトも緩んだり折れたりする確立が高くなります。 

車体やエンジン等、走行中の安全に関わる修理をする場合は必ずサービスマニュアルに従う必要があります。 サービスマニュアルに従って修理を行えば、作業の結果を心配をする必要はありません。 経験も大切ですが、マニュアルはそれ以上に大切で、航空機の組み立てや整備には経験豊富な技術者でも安全重視の観点からマニュアル無しでは行えません。

トルクレンチとマニュアルがありますと勘や予想に頼ることなく修理や整備が出来、心配する余地が無くなります。  

山陽自動車道、中国自動車道

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以前、ネットキャンパーの賢さんの書き込みに有りました宇部興産の専用道路を走っている大型二重牽引トラックを中国自動車道より見ることが出来ました。 特別な目的があった訳ではありませんが、良く見聞きする観光地に行って見たくなるのと同じで、一瞬では有りましたが遂に見る事が出来たとの満足感があります。 

高速道路は連休3日目でキャンピングカーが沢山走っているのを見ましたし、道の駅ではウイニベーゴーとジャーニー(36フィート前後のクラスA)が2台並んで駐車しているのも見ました。 若しかしたらネットキャンパーのメンバーかも?

兎に角、高速道路が整備されて、東京から福岡まで1日で行くのも可能ではありませんか? しかし、渋滞をする所もあると思いますし、燃料費の他に高速料金を考えると大変ですね。

今回、私は山陽自動車道と中国自動車道の一部を走りましたが、中国自動車道はガラガラで、1kmおきに対向車を見るような状況でした。 交通量が多くなると道路の消耗が早まると思いますが、安くして交通量を増やさないと宝の持ち腐れでもったいないような気がします。 又、そうする事に依って山陽自動車道の交通量が減れば、山陽自動車道の傷みが減少し事故軽減にもなるような気がしますが、どうなのでしょう? 兎に角、中国自動車道を使う車が殆ど居ない事と山陽自動車道のあちこちで修理の為1車線であった事は気になりました。


残念ながら自分でキャンピングカーを運転した訳ではありません、バスの中から見ただけです。
RVKen

文字化け

皆様、コメントをお寄せ下さり有難う御座います。

コメントの中には、私のパソコンでは文字化けをして、読めないものもあります。 折角書いて下さったコメントが読めなくて申し訳ないと同時に残念です。