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バッテリーが正常な電圧

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しばらく振りに自分のキャンピングカーに再会しました。

特別考えながらドアーを開けたのではありませんが、最初に調べたことはメインとサブのバッテリーが正常な電圧であるかでした。 暗闇の中、両方共13.34Vの数値前後での変化が表示されているのを見て、全て順調で、私の帰りを待って呉れていた気がしてホッとしました。

同じく暗闇の中で冷蔵庫がオンのランプが点灯していて、ドアーを開くと中には前回釣って来た魚が凍っており、家の冷凍庫が一杯なのでそのままにして来た事を思い出しました。

他には特別気になる事は無く、直ぐに出て来ました。

昔、長期間留守にした間に(コンバーターをオンにして充電をしていたにも関わらず)、メインバッテリーを駄目にした事があります。 コンバーターはサブバッテリーは充電してもメインバッテリーは充電していなかった為でした。

長期間キャンピングカーを使用しない場合はメイン、サブ、両バッテリーが適正な電圧に保たれる事を確認することは非常に(最も)大切だと、私は考えています。 
RVKen

合成オイルに関して - 続き

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合成オイルに関しての興味ある書き込みが有りましたので、付け足します。

書き込みは、“今迄新車から合成オイルを使い続けたコルベットを、妻がオイル交換に持って行った際、合成オイルの指定をしなかった為に鉱物オイルを入れて仕舞いました、どうするべきでしょう?”との質問で始まり、色々の回答(意見)が寄せられていました。

“4,800Km(3,000マイル)乗って、次回に合成オイルに戻せば問題ありません”のような意見に混ざって、 “コルベットでも、レース用精密エンジンで無ければ、鉱物オイルで充分で、合成オイルを使う必要は無い”と言う意見が有りましたが、この他にも合成オイル使用は無駄との意見が多数目に付きました。

又、冬場の温度が低い時に合成オイルを使用するとエンジンの掛りが良くなる理由で、合成オイルを奨励する人も居ました。 低温で粘度が高くなり難い合成オイルの特性を考えると一理あると思います。 しかし、同じ人が“夏場に合成オイルを使っても余り利益が無い”と書いていましたが、此れに関しては私は疑問を感じます。 (恐らく気温の上らない北国に住んでいる人の意見なのでしょう)


意見は色々ですので、結論は此れらの情報を元に自分で納得出来る方法を使うのが一番良い様です。 
RVKen

合成オイルと漏れとは関係がある?

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以前、この事に関して調べる約束をしましたので書きます。

漏れには全く関係無いとは言い切れませんが、正常なエンジンであれば合成オイルを入れても漏れには関係がないと言えそうです。 

ネットで調べてみますと、“合成オイルを入れた為に漏れが発生しますか?”との質問が以外に多いのに驚きました。  それらの多くは自動車やオートバイを趣味とする人達のグループが質問したり意見を交換するフォーラムで見られました。  又、オイルに関する専門家の意見やオイル会社の宣伝を兼ねた説明も色々有りました。 信頼の置ける意見もあれば、根拠が乏しい意見もあると思います。 


漏れの原因:
合成オイルは、鉱物オイルに比べて粒子が均一な上に細かい為、鉱物オイルに比べて漏れ易い可能性はあります。 同時に、此れが理由で(接触面積が多くなり)熱交換が優れていてエンジン温度を効率的に下げてくれます。

合成オイルが出始めた1970代は添加物が完全ではなかった為にシールやガスケットの縮みが原因で漏れを生じた事も有った様ですが、その後オイルメーカーは添加物を改良して、現在ではシールの縮みに関しては全く問題が無いようです。  

“鉱物オイル”から合成オイルに交換しての漏れは、細かい粒子の他に、焼けた鉱物オイル粒子で塞がれていた交換前の問題箇所が合成オイルに交換したことで取り除かれ、漏れることが考えられるようです。

合成オイルがオイルシールやガスケットに漏れの原因を作ることは全く無いようで、もし漏れが確認された場合は、鉱物オイルか合成オイルかに関係無く、漏れ箇所の修理が必要のようです。

合成オイル交換時期:
此れまで鉱物オイルによる慣らし運転が一般的でした。 私の使用しているエンジン会社の場合、
“ピストンリングが馴染むまでは合成オイルの使用を勧める事は出来ませんが、その後でしたら問題ありません。 運転の状況によって異なりますが、馴染むまでに8000Kmから32000Km掛かるでしょう。 (Cummins recommends that you not use synthetic motor oil during the break-in period of 5000-20,000 miles, based on the type of driving, to allow proper seating of the piston rings. Beyond that mileage it is OK to use synthetic oil.)”
と説明してあります。

しかし、最近のコルベットや、中には4気筒エンジン搭載の車でも新車から合成オイルが入れてある車もあるそうです。 慣らし運転を奨励するエンジンメーカーもあれば慣らし運転を必要と考えないメーカーもある様です。


果たして合成オイルは必要か:
ある投稿者の職場の車は、新車保障期間の車を除いて、全てリサイクルオイル(再生オイル)を使用しているそうです。 交換周期は6400Km毎で、その人に割り当てられているトラックは現在約400,000Km (236,000マイル) で、通常、殆どの車が480,000Km(300,000マイル)走るそうです。 再生オイルの使用が原因の故障は無いそうです。 其の投稿者はこの理由から、果たして合成オイルを使用する価値はあるか、お金を無駄にしているのでは無いのかと、逆に質問しています。

この人の意見が正確か否かは別として、理解出来ます。 大いに参考にする価値はあると思います。 即ち、各々のキャンピングカーの使用条件(使用環境、走行距離、オイルと車の価格、使用期間、その他)により大きく異なり、鉱物オイルを使用した方が総合的利益がある場合もあれば、合成オイルを使用した方が利益がある場合もあると思います。

一般の方は鉱物オイル使用で充分と考えますが、私は合成オイルを使い続けます。
理由は、私の想像ですが、多くのキャンピングカー所有者は数年間で買い替え、距離も100,000Km乗らないと思われるからです。  これに対して、私は今後30年間(生きる事が出来れば) 買い替えをせず、今のキャンピングカーに1,000,000km乗り続ける覚悟です。 

このように宣言して合成オイルを使えば乗り続けることが出来、経済的に十分の利益があると考えます。  誰でも、特に私(男)はキャンピングカーに弱いので、この理由が必要でした。  私と同じ理由で合成オイルを使用する方はいらっしゃいますか? 
RVKen


(読者を犠牲にし、合成オイルの漏れとは大分かけ離れて仕舞いました。 余り真剣に考えないで下さい、私の意見は冗談50%、間違い50%と思って読んで下さい)

台場のキャンピングカー ショー

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昨日は東京の台場にキャンピングカー ショーを見に行って来ました。 アメリカ製“エアーストリーム”のトラベル トレーラーも展示されていましたが、国産バンコンバージョンやキャブコンバージョンが多数展示してあり、サイズ的、値段的にも良く考えられていましたし、多数のお客さんが見に来ていました。  犬と一緒の旅行に関する説明も興味深く聞いて来ました。

近くにある2箇所の駐車場には乗って来た入場者のキャンピングカーが相当量駐車してありました。 各駐車場入り口には警備監視員が立って居て、“車上荒らしに注意”の看板も有りましたが、何も言われずに入れましたので、一応そちらの方もくまなく見て歩きました。 

ここ数年間でキャンピングカーの数は増大したと思われますが、これほどの数のキャンピングカーの展示と共に、このショーに集まって来たキャンピングカーの数がこれ程あると言う事は、日本でも経済的に採算が取れ、今後道路や宿泊設備への投資もドンドン増すと考えられます。そう成りますと益々キャンピングカーに興味を持つ人が増え、キャンピングカーの販売数は更に増すと思います。  乗用車やミニバンと比べて値段的にはそれ程高く無く、興味を持った人には買い易いと思います。 高価な車も少数有りましたがそれらは大き過ぎて、日本の一般家庭向きとしては駐車問題、道路状況、高速料金、ガソリン代、走る距離等を考慮しますと実用的では無いと、私は考えます。 又、日本の一般の人(キャンピングカーを始める前の人)はご自分で点検修理を為さらないと思われますので、維持費も相当掛かると思われます。

私は、RVショーに行くのが楽しみですが、“絶対に買い替えはしない”と言う強い意志を持って行く事にしています。 何と無く行ってしまうと、毎回新車を買いそうで、非常に危険です。 今回は、プレッシャーも無く、安心して気楽に見て回ることが出来ました; 買う事は不可能でしたから! 

帰り掛けの信号待ちで、このショーでバンコンを買った家族と話をしましたが、とても幸せそうでした。 私の現在のキャンピングカーもRVショーで買いましたので、この家族の気持ちは良く分かります。

写真は“ゆりかもめ”の駅から写したキャンピングカー会場方面です。 カメラを持って行きましたが、写真を撮るのを忘れて仕舞い、会場の写真は一枚も撮っていませんでした。 (余りにもエキサイトし過ぎたのでしょうか?)
RVKen

フロントホイールベアリングの締め付け方法

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キャンピングカーをお持ちの方の中にはご自分でフロントホイールベアリングを交換、グリースの入れ替え等を為さる方も少なくないと思います。

最初にお断りしておきますが、締め付けには相反する方法があり、間違った方法を採用すると危険です。  締め付け過ぎると熱を発生し短距離でベアリングの焼付けを起し、緩過ぎるとベアリングの寿命を短くして危険です。  

1) キャンピングカー、乗用車シャシー
http://www.nordiques.com/pieces/images/cataloguepdf/torquesskf.pdf

このサイトには年式やモデル別に種々の締め付け方法とトルク値が表示されています。  この中から適切な方法を選ぶことは良い結果を得る為に不可欠です。  幾つかの例を取り出してみますと、
イ)  1996-97 G3500 Van ............................注GMA 
1994-96 C3500 2WD Pickup ..............GMA
注GMA: 回転させながら、16Nmで締め付け、其の後緩めてから手で締め、緩める方向の穴に合せてカッターピンを差し込む

ロ)  1987-97 E350 Van ...............................注 FTB
注FTB: 締め付けと逆方向に回転させながら、25-29Nmで締め付け、其の後1/8緩めてカッターピンを差し込む

ハ)  2000-02 Ram 3500 Pickup ............ 280/380
非常に高いトルクの380Nmで締め付け

ニ)  1993-96 EuroVan ........................... 148/200
200Nmで締め付ける

ホ)  1997-03 EuroVan FWD............ 111/150[注30]
[注30] 150Nmで締め付け後、更に90度増し締めする


以上の例から分りますようにデザインにより非常に異なりますので、年式とモデルに一致した方法を使い、表示されていないものに関してはよく調べた上で納得出来る方法を使用して下さい。 

尚、クラスAのシボレーP30 はこのサイトには表示されていません。  次のサイトに説明されていますように、G10、G20、G30、P20、P30は同じシャシーが使われているようで、上のイ)と同じと考えられますが、モーターホームのP30に関しては多少異なる箇所もあるようです(従って確信はありません)。 (http://users.sisna.com/cebula/P-Chassis-AlignmentProcess.pdf

多くの場所に示されていますが、極僅かの遊びはOKで、“.025 - .127mm”はよく目にする数値です。  しかし、多過ぎるとベアリングの寿命を減らします。 これに関しては色々の実験結果をウエブサイトで見ることが出来ます。 測定方法や器具は専門的になりますので省略します。

2)大型トラック、バスシャシー
大型トラックのベアリングの締め付け方法には、TMC(The Technology & Maintenance Council)と呼ばれるトラック製造業界の専門家の集まりによって作られた非常に詳しいマニュアルがあり、此れを基に多くのトラック部品会社(車軸、べアリング、ブレーキ等)が更に分り易い説明サイトを出しています。  大型バスコンバージョンやトラックコンバージョン用ですが、イラスト入りで有益な説明がされていますので加えました。
http://www.conmet.com/pdfs/Hub_Service_Manual.pdf

単一ナットの場合は次のサイト(RP-618)のチャートに表示されています。http://autoam.timken.com/techseries/trb_pages/TRB%20Adjustment%20RP-618.pdf

要約しますと、
1) 271Nmで締め付け
2) 1回転緩め
3) 回転させながら68Nm締め
4) 1/6回転緩める (12ネジ山/インチ)
 1/4回転緩める (18ネジ山/インチ)


ベアリング会社から色々な説明サイトが出ていますので例として2個添付します。参考になる情報が入っています。
http://www.pirate4x4.com/tech/billavista/PDFs/Timkin%20bearing%20pre-load.pdf

http://www.saaq.gouv.qc.ca/publications/lourds/bearings.pdf


注:
•  締め付けは回転させながら行って下さい。
•  異物が入らないように清潔さを保って行って下さい。
•  締め付け後は走行点検を行い、異音や、手で触ての温度の異常等が無い事を確かめる事も大切だと思います。


フロントホイールベアリングの締め付け方法は初めての場合は複雑ですので、以上の事を参考になさって正しい方法で行って下さい。 2度目は(既に行った事のある人に取っては)簡単だと思います。

RVKen

合成エンジンオイルに関して

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日本ではエンジンオイルの値段が非常に高く、特に雷火さんの様に40リッター前後も必要な場合は合成オイルを使用すると1度に数万円に成ってしまうと思います。 従って、信頼の置けるメーカーのデイーゼルエンジン用オイルであれば安いものでも構わないと私は思います。 

ガソリンエンジンの場合も同じで、高いオイルを長い間使うよりは安いオイルを使いエンジンメーカーの指示通りに定期的に交換する方が良いと思います。

合成オイル使用に関しては色々の意見があります。 私の意見に鍵って間違っているかも知れませんが、書いてみます。

私は合成オイル(5W40)を使っています。 決して長持ちするからではなく、ある経験から合成オイルを使い続けています。 其の経験とは:

先日、“牽引車”のタイトルで燃料漏れの為デーラーに牽引された事を書きましたが、修理後順調に走っていましたが、急な長い山道を下っている際急にエンジン警告音がなり始め、頻繁に通り過ぎる長距離トラックで危険ではありましたが、ヤットの思いで停車しました。 

エンジン温度が125度Cに上っており、エンジンを切ると更に上るのでエンジンを再び始動させましたが、益々は上昇しました。 仕方なく焼き付き覚悟でエンジンを止めてベッドを上げ、エンジンルームを調べました。 想像していた冷却水問題ではなく、ファンベルトが切れていました。 前日、燃料漏れが有った際、ファンベルトは燃料を浸み込んで劣化し、其の為に切れて仕舞いました。 

スペアーのファンベルトに交換し、大事に至らず帰途に付く事が出来ましたが、もし、この時に合成オイルを使っていなければエンジンに何らかの問題が発生していたかも知れません。 この時最後に確認したエンジン温度は135度で、更に上昇していました。

参考:
“10000マイル(16000Km)以上走行した後、エンジンが馴染んでから合成オイルに交換する必要性”を読んだ事が有りましたので、私は10000マイルの時に合成オイルに交換しました。 その後、上に書いた理由で合成オイルを使い続けています。 現在オイル消費は殆どありません。
RVKen

道路標識に関する質問 2

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信号機のある交差点で偶に見る道路標識です。

“NO TURN ON RED”ですから“赤信号での右折又は左折の禁止”と言うことですが、実際には何を意味するのでしょう? どうして必要なのでしょう?
RVKen

踏み切りの標識

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既にご存知だったかも知れませんが、
答え(1)踏み切り
答え(2) 通過

補足:
アメリカで踏み切りの標識を見ても、踏み切りでは一旦停止の必要は無いどころか、徐行や一旦停止をすれば後続車に追突されてしまいます。

乗客を乗せたバスやガソリン等の危険物を載せたトラックは例外で、日本同様、一旦停止をします。 フラッシャーを早めに点灯し後続車に気を付けて右端に停車します。 町中(私の近所にも)には貨物の引き込み線路が意外と多く、バスが一旦停止をする光景は良く目にします。 停止は単に瞬間的に停止するのではなく、通常5秒程度停止します。 今度、機会があればバスの運転手に聞いて見ますが、何かをチェックしているものと思われます。 

もし、アメリカで運転をする場合は、日本の習慣で一旦停止をするようなことが無いように気を付けて下さい。
RVKen