リアルタ製造の元になるキャブ部分は上の写真の様にしてウイニベーゴ社に送られて来る様です、知りませんでした。
リアルタの部品カタログを見てみますと、写真のキャブから更に屋根と後部を切り取り、後部車軸、サスペンション、排気管、床等、後部の部品が付け足されるのが分かります。
リアルタをお持ちの方はご存知でしたか? 想像はしていましたか?
本場アメリカからキャンピングカーに関する情報を発信。
リアルタ製造の元になるキャブ部分は上の写真の様にしてウイニベーゴ社に送られて来る様です、知りませんでした。
リアルタの部品カタログを見てみますと、写真のキャブから更に屋根と後部を切り取り、後部車軸、サスペンション、排気管、床等、後部の部品が付け足されるのが分かります。
リアルタをお持ちの方はご存知でしたか? 想像はしていましたか?
皆さんは写真の様なフューズを見た事はありますか?
此のフューズは切れると内蔵したLEDが点灯して切れている事を示すそうで、6-7年前から販売されているそうです。
フューズが切れるとライトが点灯する技術自体は昔からあって、私が乗っていたいすゞ製乗用車には10個程度のそれぞれのフューズの横に小さな豆球が付いていて、切れると点灯しました。
旅行中には威力を発揮する事は間違え無いので38個を交換する事にしました。 ネットで購入しますと11個のスペアーと送料を含め約$25(約2,000円)です。
日本はこの様な技術は進んでいますので案外私だけが知らなかったのかも知れませんが、安価で便利な物ですので皆様にも?
ウイニベーゴ リアルタは1995年型から2005年型まで製造されました。年式並びにモデルは次の通りです。 尚、リアルタのシャーシーはリアルタ本体と同じ年式の物が使用されていますが、2003年型―2005年型に限り全て2003年製シャーシーが使用されているそうです。
1995年―1998年
• WV221RC
• WV221RD
1999年
• WV222F
• WV222Q
• WV222FD
• WV222HD
• WV222QD
2000年―2005年
• WV222FD
• WV222HD
• WV222QD
次のウイニベーゴ社のサイトから上記全てのフロアープラン、オーデイオ、風呂、トイレ、シャーシー、内装、電気配線、ジェネレーター、ヒーター、AC、LPガス、ねじ類、上水下水、窓、使用されている部品等を調べる事が出来ます。
次の方法でマニュアルを見る事が出来ます。
1. http://www.winnebagoind.com/service/webcd.htm をクリック
2. 開いたページ左側の年式(1995年-2005年)をクリック
3. 同じページの上部のRealta モデル名をクリック
ページ左の便利な機能
4. 2枚の紙マークをクリックすると各ページが登場
5. しおりマークをクリックると目次が登場
6. 双眼鏡マークをクリックすると言葉探しが登場
疑問の点が有りましたらコメントに書き込んで下さい。
DPの後部に関して書きましたので今回は前部に関して書きます。
DP即ちデイーゼルエンジンを後部に搭載したクラスA(イラスト左上)は何故入り口が前輪の前にあり、ガソリンエンジンクラスA(イラスト右上)は中央部に入り口があるのでしょう? 観光バス(イラスト左下)も一種のDPで入り口が前方にあります。多くの方は既にご存知だと思いますが、少々触れてみます。
ガソリン車又はFREDの様にエンジンが前方にあるクラスAは前方が重く、後方が比較的軽くなります。 此れに対してDP(デイーゼルプッシャー)の場合は最後尾にエンジンを搭載している為後方が重く、前方が軽過ぎになります。
前方が重いガソリンエンジンクラスAはタイヤ(車軸)に重量を分散させる為に後輪/前輪共に出来るだけ前方に移動させる必要があります。 しかし、余り後輪を前方にするとオーバーハング(後輪以後の距離)が長くなりお尻を振り回したり安定性を失って運転し辛くなり限界があります。従って、前輪を出来るだけ前方に移動させなくてはなりません。 DPの場合は反対で、後輪/前輪共に出来るだけ後方に移動させる必要があります。 しかし、後輪の車軸の後ろにエンジンがある為に後輪を後ろに移動させるには限界が有ります。従って、前輪を出来るだけ後方に移動させなくてはなりません。
それぞれのタイヤには許容重量(支える限界の重量)があり、全重量の65%が後輪に35%が前輪に掛かるのが理想に近い比率です。 前輪が重過ぎると前輪磨耗が激しくなり、軽過ぎると直進走行性を失い運転し難くくなります。 短いDPを製造出来ない理由は後輪を後ろに移動させるには限界があり、前輪も余り後ろに移動させるとホイールベースが短くなり過ぎて限界がある為で、特殊なドライブシャフト機能やエンジン配置の開発が無い限り30フィートが限界と思われます。 多くの短いDPは直進性が悪く、理由は既に書きました様に前輪に充分な荷重が無い為です。 私のDPも購入時は前輪の荷重が30%以下で直進性が非常に悪かったのですが、その後輪の後ろにあった飲料水タンクを前方に移動し、燃料タンクも前方に足して操縦性問題は解決しました。
出入り口(乗り口)の場所に関しては、ガソリンクラスAの場合は前輪が前方にある為、場所的に不可能で、DPの場合は中央部分は出入り口に使用するには高価なスペースの為稀で、殆どが前輪の前の部分(助手席の前)の他には利用し難いスペースを出入り口に有効活用しています。
此れが前輪の位置や入り口の位置が決まる基本的な理由です。
省エネ対策として“FRED=FRont Engine Diesel”と呼ばれるデイーゼルエンジンを前方に搭載したクラスAシャーシーがFreightliner社(大型トラック製造会社)から数年前に登場しました。
前方にエンジンがありますとDP(後部エンジン)に比べて10%程度燃費が良いと言われています。 その理由はDPはエンジン冷却の為に余分のエネルギーを消費するからです。 一般的なDPはサーペンタインベルトで駆動した冷却ファンにより後部よりラジエーターを通して空気を吸い込みます。 より高級なDPは油圧ポンプにより駆動された冷却ファンにより後部横に取り付けられた“サイドラジエーター”で冷却します。
サイドラジエーター方式には利点があります。 それは後部に冷却ファンが無い為にエンジン後部のポンプ類やオールタネーターを直接見ることが出来、簡単に修理や交換が出来ます。 此れに対して、後部ラジエーターの場合は冷却ファンが邪魔して後部からは見る事も手を入れる事も出来ず、唯一の方法は室内からで、それも非常に難しい状況です。 この為、大型トラック(デイーゼル車)修理工場でDPの修理を拒否された話も少なくありません ー 時間が掛かり修理費が高くなり過ぎるからです。
サイドラジエーターのもう一つの利点はラジエーターを比較的きれいに保てる事です。 後部ラジエーターはエンジンオイルや砂埃でラジエーターを頻繁に清掃する必要があり、此れを怠るとオーバーヒートの原因に成りかねません。
サイドラジエーターの欠点は価格です。油圧ポンプは通常2段変速でエンジン温度が低い時は低速、冷却が必要な温度を超えるとフル回転になります。 この様な機能を有する油圧ポンプは矢張り高価になります。2段変速とは言え、油圧ポンプを駆動する為にエネルギーロスがあり、FREDに比べて冷却効率はよくありません。
サイドラジエーター付きのDPは外見から特定出来ます。 イラスト左の様な空気取り入れ窓が後方下部にあります。 時にはジェネレーター用の窓の場合もありますが、多くの高級DPの場合は一目瞭然です。 後部ラジエーターはイラスト右の様に物入れのドアーが一般的です。
DPは走行中にエンジン音が聞こえず、エアーサスペンション、エアーブレーキ、エギゾーストブレーキ等多くの利点があり、此れらの特性を生かしながら省エネ対策をするには風圧を下げる為に幅を狭くしたり低くする事は限られた有効な手段なのかも知れません。
従って、ナローボデイー(95インチ)のDPは、Tiffin社に習って此れからアチコチのRVメーカーが製造を始める可能性は大いに期待出来ます。
NCメンバーの中には車幅が96インチ(8フィート)のクラスA、特にデイーゼルプッシャー(DP)に興味のある方がいらっしゃる様ですので少々調べてみました。
1990年代前半に102インチ(8.5フィート)が現れた頃は96インチが標準幅で102インチは“ワイドボデイー”と呼ばれて珍しがられましたが、2000年代に入ると特殊なものを除いてDPは多くが102インチになり、現在は102インチが標準幅で96インチは“ナローボデイー”と呼ばれて非常に貴重な存在に成って仕舞いました。
102インチ幅のモーターホームが現れ始めた頃は多くの州で違法でしたが、モンタナ州だけが違反取締りをし、それも製造元からデーラーに配送するプロドライバーのみを捕まえる事で話題になりました。 オーニングを外すとOKになって配送をさせて呉れた様です。
一般キャンピングカーオーナーが罰金を取られた人は居ないようですが、最近でも田舎道を走っていて捕まり警告を受けた人は居ます。 現在も幾つかの州で96インチ以上の車幅車両は法規上主要道路に限られていてそれ以外は条件付とされています。
参考:
条件付の州は次の州です。
アラバマ州、アリゾナ州、デラウエアー州、ワシントンDC、フロリダ州、ジョージア州、イリノイ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、メリーランド州、ミシガン州、ネブラスカ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ノースキャロライナ州、オクラホマ州、ペンシルバニア州、ウエストバージニア州
RVフォーラムを調べていましたら、“ナローボデイー”を探している人は意外と多く、日本と同様に98インチ(オーストラリアの場合)の規制を満たす為に探しているオーストラリアの人が何人か居ました。 オーストラリアの場合は最大幅98インチの他に運転席が右、出入り口が左、リヤーオーバーハング比等日本より厳しいそうで、運転席を移動させる為に更に$30,000掛かると予想していました。 また、個人で輸入する場合は15年以上経っているキャンピングカーである事も条件の様です。
アメリカ人で“ナローボデイー”を探している人達の多くは狭い事に依って空気抵抗が減り燃費が良くなるとの考えからです。 (参考: 時速80Km程度までは空気抵抗より重量の影響の方が大きいのでは?との意見が大勢です)
キャンピングカーの展示販売場に行ってみましたら2011年型のDPを見つけました。 此れがイラストのTiffin社製“アレグロ ブリーズ”です。
http://www.tiffinmotorhomes.com/allegroBreeze/floorPlans.php
仕様に表示されています様に車幅は95インチで、長さは2種類、29フィート7インチと33フィート2インチが有ります。 恐らく燃費を良くする為に車幅を狭くして車高も低くしたと思われ、タイヤは多くのDPの標準サイズ22.5インチの代わりに19.5インチが使われて居ます。 日本ではウイニベーゴがポピュラーでTiffin社は余り知られて居ないかも知れませんが、品質の良いクラスAを製造する事と販売後のサービスの良さで定評があります。 現時点での購入者の満足度はナンバー1と思われます。
何方か購入しては如何ですか? スライドアウト2個付ですよ!
キャンピングカー(自動車)の修理に依っては特殊工具が必要な事があります。 その典型的な工具の一つがベアリングプラーです。 圧入されている部品はこの様な工具が無い場合は修理屋さんに頼む以外には解決法が無いでしょう。
写真上左は万能型で大小様々な物が市販されています。 多くの場所目的に使う事が出来ますが、難点もあります。 圧入されてた多くの部品は簡単には外れません。その為大きな力を加えて頭の6角部分をねじる事になりますが、その際先端に爪の付いた腕の部分が開いて仕舞う事が有りがちです。 又、爪の部分が厚過ぎて隙間に入らない場合もあります。 写真のものはグラインダーで削った跡がありますが、削り過ぎると強度を失います。
写真右上はツイ最近ホンだシビックのストラッドを交換した際に購入したものですが、大きな力が掛かって爪の部分が少々変形しているのがお分かりだと思います。
写真中央の2枚は同じベアリングプラーですが、工夫が施されています、即ち上部の丸いハンドルを回す事で強い力を加えても爪の付いたアームが開らかない様になっています。 多くの場合、此れはとても重宝します。
写真左下は3本腕のベアリングプラーで同じく開き止めの工夫が施されています。 此れは現在のキャンピングカーのハンドル機能に問題があった時に購入してお世話になったものです。 3本アームはベアリングの様な丸い部品を外す時には威力を発揮しますが、角型や特殊な形状の部品には3本のアームが均一に引っかからない為に使い難い場合があります。
圧乳された部品を外す場合は非常に強い力が必要で、ベアリングプラー(ステアリングプーリープラー)類には強い力が掛かります。 安物は曲がったり折れたりしますので、少々高くても思い切って良い物を選ぶことをお勧めします。 又、リクイッドレンチと呼ばれる浸透性の高いオイルを使って圧入された接触面に適用すると外れ易くなる場合もあります。又、それでも外れない場合はトーチで炙らなければ成らない場合もあります(此れはお勧めしない方がよいのかも知れませんが?)。
日頃よく使用する工具もありますが、滅多に使わなくても、使わないと部品を傷めたり成し遂げる事が出来ない便利な工具もあります。 此れからご紹介する工具は後者です。
写真上左の様なプーリーは、パワーステアリングポンプやバキュームポンプ(フォードデイーゼルエンジン車)に使用されていて、ポンプのシャフトに圧入されて居ます。 ベアリングプラー(写真右上)で外せない事も無いとは思いますが、小さなベアリングプラーが必要で、大きな物を使って外周に掛けて外そうとすると、外周に傷を付けたり変形させて使い物に成らなくして仕舞う可能性があります。
写真左下のパワーステアリング プーリープラーはプーリーのセンター部分の溝を引っ張りますのでプーリーを傷める事はありません。 この工具は写真で見る上部と下部で径が異なり、フォードのパワーステアリングポンプやバキュームポンプに使われている径の小さいプーリーには下部を使い、GM(シボレー、その他)のプーリーには他方の太い方を使う様にデザインされています。 次のビデオで使い方が説明されています。
http://www.youtube.com/watch?v=xh4L1gjABQk
ドリルモーターを使わなくても、オープンエンドやボックスエンドでも充分ですし、むしろレンチを使って様子を見ながら締め付けて行った方が安全だと思います。 ドリルモーターを使った場合、急に力が加わったり、強い力が加わって溝を壊したり工具を壊す可能性も考えられます。
私は此れまで、幸か不幸かこの工具は必要ありませんでしたが、将来パワーステアリングポンプが壊れたりこの工具があると便利な事があれば思い出して購入します。 現在の価格は$30前後です。
本日あるキッカケでこの工具がある事を知り、得をした気持ちになりました。