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デイーゼルエンジン オイルの選択

日本でのエンジンオイルの価格はアメリカの少なくとも2倍はすると思います。  日本、アメリカを問わず、RVerがオイルの選択をする基準はそれぞれ異なり、“此れがベスト”と人に勧める事は不可能です。 即ち、例え科学的に良いオイルだと証明出来ても、価格、RV所有予定期間、オイル交換周期、考え方の個人差等により、現実的には低価格のオイルがベストと考えるRVerが居れば価格に関係無く良いオイル(?)を使用するRVerも居る事でしょう。

何れにせよ、現在次のサイトでデイーゼルエンジン用のオイルに関して、1ガロン(3.8リッター)$7.68のオイル(量販店銘柄、 オイル交換に必要な量$50)を購入するか$8.61(シェル等の一般銘柄低価格オイル、 必要な量$56)を購入するか議論されています。http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/25426045.cfm

容器の印刷では両者とも規格品で違いは無いそうですが、意見は大きく異なります。 量販店のオイルは流通コストが低く中身はモービルオイル、1年に一度 $6(500円)の違いであればシェル(名の知れているオイル)を使用するべきだ、更にはオイルのテスト結果も引き出してより高価なオイルを勧める人もいます。http://www.turbodieselregister.com/TDR57_Oil.pdf

私は現在のキャンピングカーを購入した当時(約10年前)にアムゾイルSunthetic(高価)に交換しましたが、通信販売の為に簡単には購入出来ず旅先で必要な場合は入手不可能な為その後シェルShell Rotella T Synthetic 5W40に交換しました。 恐らく、交換した際に調べたものと思われますが、上のテスト結果ではSyntheticオイルの中で一番高く評価されている様で、今後も同じオイルを使い続けて行きます。 尚、以前走行中にファンベルトが切れて高温でエンジンを止めた事があり、同じ様な状況の際にエンジン(特にターボ)の焼き付きを防げると信じ、Synthetic (高温に対応)を使用しています。 使用距離(期間)は一般オイルと全く変わらないと思います。  エンジンメーカー規定のオイル交換距離は15,000マイル(24,000Km)で、最近のRV用デイーゼルエンジンはこの距離が一般的の様です。

私のエンジンオイル量は約26リッターですので、オイル代は約$120(約1万円)ですが、日本では4-5万円(?)するのでは無いかと思われます。 若しオイル交換が4-5万円する場合はアメリカでの議論の状況と大きく異なるのは確実だと思います。

日本のホームセンターでエンジンオイル缶を眺めてどれにするか迷っている人をよく見掛けました。  この書き込みは何の役にも立たないとは思いますが、皆がそれぞれ曖昧な理論の元で選択をしている様です(私自身だけ?)

キャンピングカーの冬支度

冬季に気温が氷点下に下り水が凍る地方に住んでいてその期間にキャンピングカーを使用しない場合は、冬支度をする必要があります。 冬支度(Winterizing)とは春にエンジンが掛かり、正常にキャンピングカーを使用出来る様に手を加える事で、燃料タンク、バッテリー、タイヤー等の準備も含みますが、一般的にはタンクや配管内の水が凍ってその際の膨張力で損傷を起こさない様にする事が主で、基本的にはタンクや配管内の水を全て取り除くか、不凍液の使用です。

便利な器具:
最初に、冬支度をする際に使用すると便利な器具を紹介して於きます。 キャンピングワールドの宣伝をする訳ではありませんが、冬支度に必要(便利)な物(不凍液、圧縮空気吹込みプラグ、不凍液吸い込みホース、バイパスバルブ、その他)が色々表示してありますので参考に成ると思いますが、全てが必要な訳ではありません。
http://www.campingworld.com/search/index.cfm?Ntt=winterizeng&N=0&Ntx=mode+matchallpartial&Ntk=primary&Nty=1&Ntpc=1

冬支度:
A.  タンクや配管から水を取り除く方法
1.  飲料水タンクのドレインを開いて空にする
2.  ウオーターヒータータンクのドレインから水を抜き、ドレインプラグを元に戻す
3.  ブラックタンクとグレータンクのドレインを開く
4.  ブラックタンクのドレインを閉じ、グレータンクのドレインは開いた状態にする
5.  フィルターを取り外す(飲料水用、並びにごみ避け)
6.  飲料水ホースを繋ぐ場所に圧縮空気吹き込みプラグ(上記サイト参照)をねじ込む
7.  圧縮空気を吹き込む(空気圧が高過ぎるとタンクを破裂させるので注意)
8.  全ての蛇口を1個づつ開き、水分を吐き出す(シャワー、トイレ、車外等を忘れないこと)
9.  ウオーターヒータータンクのドレインも外して水分を吐き出す
10.  圧縮空気吹き込みプラグを取り除く
11.  グレータンクのドレインを閉じる
12.  ブラックタンク(トイレ)とグレータンク(シンク)に不凍液を少量流しておく

B.  タンクや配管に不凍液を入れる方法
1.  飲料水タンクのドレインを開いて空にする
2.  ウオーターヒータータンクのドレインを開く
3.  ウオーターヒーターのバイパスバルブを冬支度設定にする(前回のブルグ参照)
4.  ブラックタンクとグレータンクのドレインを開く
5.  ブラックタンクのドレインを閉じ、グレータンクのドレインは開いた状態にする
6.  飲料水用ポンプとタンク間の配管をタンク部で外す (“T”バルブを又はこの目的のキットを取り付ければ、一々配管を外す必要は無い)
7.  外した管の端を不凍液の容器に差し込む (飲料水用の不凍液使用 -  エンジン用不凍液は決して使用しない事)
8.  全ての蛇口を閉じてから飲料水用ポンプを起動させ水圧が上ってポンプが止まるのを待つ
9.  全ての蛇口を1個づつ順番に開き、赤い不凍液が出たら閉じる(シャワー、トイレ、車外等を忘れないこと)
10.  配管を元に戻す
11.  ブラックタンク(トイレ)とグレータンク(シンク)に不凍液を少量流しておく

注意:
配管から吸い込む不凍液にはエンジン用不凍液を決して使用する事は出来ません。飲料水用不凍液を使用して下さい。

ウオーターヒーターは空の状態になっていますので、春に使用開始の際は必ずバイパスバルブを元に戻し、タンクに水が入ってからヒーターを使用して下さい。

参考:
ウオーターヒーターにバイバスバルブが取り付けられていないキャンピングカーも少なく無く、その場合はキットを購入して取り付ける事をお勧めします。 (ホームセンターで代用品を購入する事も可能と思われます?)

上に圧縮空気を使って水を取り除く方法と不凍液使用の方法を書きましたが、両方を併用するRVerも多い様です。 温度が氷点下に下る程度、付属部品(道具)の完備、その他の状況に応じて選択を為さって下さい。 尚、凍結の心配が無い地域では行う必要はありませんが、寒冷地では一般的に行われています。

驚くべきペナルテイーキック (サッカー)

テレビのスポーツニュースで放映されてご覧になった方も多いかも知れませんが、私はこのビデオを始めて見ました。

http://www.youtube.com/watch?v=xcSY-MVE6ZU

来月10月11日に行われるワールドカップ予選の対韓国戦の練習の帰りに、このアラブ首長国連邦のアワナ(Theyab Awana)選手は交通事故(自分が運転していた車)で残念ながら3日前に亡くなったそうです。

ウオーターヒーター(Hot Water Heater)のバイパスバルブ

ファイル 250-1.jpgファイル 250-2.jpgファイル 250-3.jpg

アメリカ製(カナダ製)キャンピングカーの殆どがサバーバン又はアトウッドのウオーターヒーターを使用していると思われ、両者は構造的に僅かに異なりますが機能的には同じです。

ウオーターポンプにより送られて来た水をウオーターヒータータンク内(通常6ガロン又は10ガロン)でガス又は電気ヒーターで熱し、台所、洗面所、シャワー等の蛇口から熱い湯が出せる様に配管されて居ますが、同時にウオーターヒーターに水が行かない様にするバイパスバルブが取り付けられている場合もあります。 バイパスバルブは主にキャンピングカーの冬支度をする為の物で、カナダや米国の寒い地方で販売された車には標準装備として取り付けられて居ると思われますが、取り付けられて居なくて冬支度が必要な場合はバイパスバルブを購入して取り付けると冬支度が簡単(15分程度?)に出来て便利だと思われます(次回に説明)。

上のイラストはウオーターヒータータンクの後部で、バイパスバルブ(栓)の開閉状態を示しています。 多くの場合、栓の数は1個又は3個と思われますが、2個の場合もある様でこの場合はタンク内にある逆流防止栓が第3栓の役割を果たしています。

シーズン中(夏季)のウオーターヒーターを使用する期間はそれぞれのイラストの左の様な栓の状態にセットしますが、冬季(使用しない期間)に水が凍る恐れがある場合の冬支度中は右の様な栓の状態にセットします。 熱湯を赤で、冷水を青で示しましたが、実際の冬支度の場合は水が入っていない状態もあります。

尚、栓の開閉状態に依っては、当然ながら、予期しない状態になり、温水が出なくなる場合もあります。


次回に冬支度の仕方を書きます。 氷点下5度以下に下る地方で冬支度を無視しますと春になって思わぬ出費を蒙り兼ねません。

不凍液

日本のホームセンターで不凍液を見て来ましたが、アメリカと大きく異なる事を知りました。 

10種類(大きさも含め)前後置いてありましたが、緑と赤が一般的の様で、店員さんの説明では“両者は色が異なる以外は全く同じ成分で、現在使用している色と同じ色の不凍液を選んで下さい”との事でした。

混ぜても良いのか質問してみましたら、〝茶色に変色して錆が見えなくなるので混ぜないで下さい”との事でしたので、問題は起こらないのか質問をしましたら、〝どうして異なる色をワザワザ混ぜるのですか?”と憤慨した様子で言われて仕舞いました。

ジーゼルエンジン用の不凍液の有無に関しても聞いて見ましたが、〝ガソリンエンジン用もデイーゼルエンジン用も全く違いは無い”との事でした。

以前、このブログで冷却液(不凍液)に関して書きましたが、お読みになった方は疑問に思われた方が多かった事でしょう、色の違いは商業目的とか?  

数量を多く販売する目的が全く無いとは言い切れませんが、
•  化学的に異なる不凍液は混ぜない
•  デイーゼルエンジン車を長く乗り続ける積もりであれば正しい不凍液を使用

上の2点を私は信じます。

台風15号

四国に2泊3日の旅行に行って来ました。 高松空港から金比羅さん、松山、足摺岬、高知、そして高松空港に戻る旅行でしたが、最終日に台風15号の影響で高松空港から飛び立てず(着陸地の羽田に台風が接近していた為)翌日午後まで足止めになって仕舞いました。

旅行中は台風の影響は殆ど無く、風が強くなる事も無く、コンビニで買った傘(399円)も1回だけ使用して最終日朝にホテルに忘れて来ましたが、最終日は傘の必要はありませんでした。

友人6人と行きましたが、その中に自称雨男が一人居て彼はよく思い出に残る旅行を作ってくれます。 私は晴れ男で何処に行っても晴れる方ですが、彼と出掛ける時は80%が雨です。 今回は彼が台風を呼び寄せ、私が天候を辛うじて保った形でした。

今回はキャンピングカーの故障ではありませんでしたが、思い出に残る旅行になりました。 滅多に出来ない経験をさせて呉れた彼に感謝です。

ドライブシャフトの“U”-ジョイント  その3

“U”-ジョイント に関して調べていましたら、次のサイトが目に付きましたので添付して於きます。 

“U”-ジョイントを外すのは大変で、ハンマーでタタイテ悪戦苦闘も予想されますし、キャップの中のニードルベアリングがバラバラになって苦労するかも知れません。 此れまでに “U”-ジョイント を外した(交換)事が無い方は安易に始めない方が良いかも知れません。 しかし、よく修理をなさる(工具が揃っている)方に取ってはそれほど大変では無いと思います。 

次のビデオは趣味で修理を行う人の為に作られた物で、お勧め出来ない部分もありますが、“U”-ジョイントの取り外し/取り付け方法を知る為にはよく出来ています。 フォードのSUV用ドライブシャフトですので、フォードEシリーズ、Fシリーズにも共通です。http://www.youtube.com/watch?v=OjYgbpcRN6s&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=g76yO8p4TI0

次のサイトは保険修理の一般的な修理手引きで、安全、必要道具、その他全てに渡って書かれていますので、此れに従って修理を行えば完全です。
http://www.i-car.com/pdf/upcr/procedures/dt/dt31.pdf

“U”-ジョイント の中にはスナップリングの代わりに“U”-ジョイント をネジで取り付けてある物もありますが、これらは簡単に取り外し取り付けが可能です。

車の下にもぐる場合は安全に充分気を付けて下さい。 修理中に手を切ったり擦りむく事は仕方がありませんが、命に関わる作業は慎重さが大切です。

ドライブシャフトの“U”-ジョイント  その2

ファイル 246-1.jpg

部品屋やネットで扱っているU-ジョイントにはメーカーの種類が色々あります。 それらの多くが異なる部品番号を使用し、サイズの表示が少ない為に比較が困難です。 

ACDelco(GM純正の電気関係部品を多く製造)製の場合は、フォード E350 に使われている可能性のあるU-ジョイントの部品番号は少なくとも、45U0103、45U0105、45U0106、45U0115、45U0118、45U0141、45U0144、45U0123等があります。 この中にはサイズが同じでもグリースニップルの有無もありますが、基本的にはベアリングキャップの直径が1-1/16(1.062インチ)と1-3/16(1.188)の2種類の様です。 (此れまでに調べた限りでは、フォードE150、E250、E350、F150、F250、F350は4方向同じサイズのキャップを使用し、上の2種類のどちらかである事はほぼ間違いありません)


本日、2軒のフォードデイーラーに電話で問い合わせ、更に1軒に行ってみました。 

電話の2軒は両方共ほぼ同じ説明(正確性に欠ける)で、1990年代の車は古くてVINから特定は困難である事と、VINからネットで調べた138インチのホイールベースは当てにならないので車に示されているホイールベースを調べる様に言い、最終的にはキャップを測定しなければ確実では無いとの事でした(不親切)。 

直接話したデイーラーも曖昧で、価格は最初に$81.65と言い、部品店で販売されている社外品の価格は約1/5である事を説明すると調べ直して、2種類あってフロントとセンターは4635C-xxxxxで$48.32、リヤーは4635D-xxxxxで$44.99との事でした。 ドライブシャフトに中間支持が無い場合(2点支持)は4635C-xxxxxと4635D-xxxxxとの2種類が必要との説明でしたが、此れは明らかに誤りであると想像が付きました(此れまでネットで調べた結果は、1本ドライブシャフト(2点支持)の場合は全て前後同じサイズ)。

次に在庫種類の多い個人経営の部品屋(チェーン店では無い)に行ったところ時間を掛けて調べて呉ました。 それに依りますと95年式のE350 は1-3/16で94年式は1-1/16の場合と1-3/16の場合があり、95年式でも94年の早い時期に製造された車は1-1/16の可能性もあり得るとの事でした。 1つ気になったのは、3点支持の場合、デイーラーと異なり3個共同じサイズとの説明(コンピューターの用途説明)でした。

結局次の理由で1-3/16を2個購入しました。
•  此れまで調べた中で信頼の置けそうな説明は多くが前後共1-3/16 
•  このE350はクラスC用に造られたシャーシーであるのでF150 が使用する1-1/16(小さい)とは考え難い
•  店員が熱心に調べて呉れて信頼出来そうであった
•  此れまで調べた結果から1-3/16である可能性が高い事を感じていた

参考: 異なるフォードデイーラーに言われたE350 用Uジョイントの価格は$44.99、$48.32、$65.00、$70.05、$71.55、$81.65でした。 同じ価格が幾つかあれば少しは共通点が見出せるのですが、車の仕様(年式やモデル等)からもU-ジョイントの用途からも的確な説明(情報)が得られず、難しい選択でした。


知っている人に取っては簡単な事なのですが。

何れの場合も結果をお知らせします。