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本場アメリカからキャンピングカーに関する情報を発信。
長期間駐車させる場合にバッテリーを保護する方法は色々あり、理想の方法は人それぞれ異なります。
バッテリー切り離しスイッチ:
キャンピングカーにはガス漏れセンサー、盗難防止、その他状態を示す(LED)ランプ、その他漏電もありますのでバッテリーの電圧は徐々に下ります。 従ってバッテリーを切り離すスイッチは有効です。 スイッチには色々あります。
http://www.nextag.com/battery-disconnect-switch/products-html
私はご指摘のあったねじ式とナイフ式の両方を使用した事があります。 ナイフ式は徐々にスプリング力が弱くなり接触が悪くなりますが、ねじ式はその心配は無く確実に接続させる事が出来ます。 両方に共通して言える事は砂埃が接触面に付きますと接触不良の原因になりますし、接触面に電気用ホワイトグリースやバッテリーグリースを充分に塗って於くと接触面の劣化を防ぐ事が出来ます。
考慮する必要のある事があります。 バッテリーは万充電の状態を保ちますと寿命を引き延ばす事が出来ますが、電圧が下れば下がる程電極に接するガスが増えて電極を劣化させてバッテリー容量は小さくなります。 次のサイトにバッテリー保存に関係する多くの情報が出ています。
http://jgdarden.com/batteryfaq/carfaq13.htm
http://www.scubaengineer.com/documents/lead_acid_battery_charging_graphs.pdf
結論は急な放電(ショート)を避け、又急激な充電や過充電を避ける事は勿論、万充電に近い状態に保つ事はバッテリーに取って非常に大切です。
バッテリー接続ケーブル(線):
サブバッテリーと何らかの充電機器を搭載している場合はジャンパーケーブル(ブースターケーブル)を使ってサブバッテリーとメインバッテリーを接続しますと長期間の保管に対してもメインバッテリーは劣化を起こしません。
http://www.oreillyauto.com/site/c/search/Battery+Booster!s!Jumper+Cables/N0359/C0005.oap
単にバッテリーを万充電に保つだけですので電流量は小さく、細い線(16ゲージ)でも充分です。
バッテリーの状態を知る:
バッテリーの電圧を頻繁に測定する事でバッテリーの寿命は長くなると思います、丁度、種を蒔いた草花や野菜に話し掛けると成長が進む様に!
若し、電圧計をお持ちで無い場合は、電圧、抵抗を測定出来る簡単なメーター(マルチメーター?)の購入をお勧めします。 価格は500円程度からあると思います。 高い物には多くの機能が付いていたりメーター保護装置が付いていますが、安い物で十分です。
http://www.google.com/webhp?sourceid=toolbar-instant&hl=en&ion=1&qscrl=1&nord=1&rlz=1T4DKUS_enUS281US281#pq=%241+from+11+stores+cen-tech+7+function+multimeter&hl=en&sugexp=ppwe&cp=38&gs_id=n&xhr=t&q=Cen-Tech+7+Function+Digital+Multimeter&qscrl=1&nord=1&rlz=1T4DKUS_enUS281US281&gs_sm=&gs_upl=&ion=1&bs=1&um=1&ie=UTF-8&tbo=u&tbm=shop&source=og&sa=N&tab=wf&ei=HxX9Tq3yMYeYmQXi1_iQAg&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=ffb2d43fe4e10fef&ion=1&biw=1062&bih=652
私は上の写真の様なデジタル電圧メーターを運転席と車の後部に取り付けていて常にバッテリーの電圧が分かる様にしています。 走行中も電圧を見ていますとエンジン、その他車の健康状態が分かりますし、早く異常に気が付きます。 上の写真のメーター(小数点以下の桁数は調節出来ます)はネットで香港から購入しましたが、送料を含め1個$10前後です。
http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=3.5+12V+meter&_sacat=0&_odkw=3.5+12V+meter+green+red&_osacat=0&_trksid=p3286.c0.m270.l1313
何れの場合も自動車部品を長期冬眠させますと故障の原因に成りますので定期的に作動させる事も大切です。
私はコンバイナーをお勧めしましたが、人それぞれ状況や考え方が異なり、異なる選択になるのは当然です、丁度男が自動車を選んだり、女性が男性を選ぶ様に本人次第です! (私の母は90歳になりますが韓国俳優に夢中で、テレビに映る度にデジカメで写真を写しています - 母には内緒です)
以前(数回前)にアイソレーター又はコンバイナーを使ってサブバッテリーを追加する方法を説明しましたが、その際、アイソレーター使用の場合は駐車中(キャンピングカー保管中)にサブバッテリーは充電出来てもメインバッテリーは充電出来ず、コンバイナーをお勧めしました。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=315
アメリカやカナダで販売されているクラスAやクラスCその他サブバッテリーを搭載しているキャンピングカーはアイソレーター又はリレーに依りメインバッテリーとサブバッテリーが電気的に接続/分離されている為上記の様な問題があり、電圧を下げてバッテリーの寿命を短くしたり、時には完全に放電して駄目にして仕舞う事もあります。 その為、ジャンパーケーブルを繋げたりやスイッチを取り付けてメインバッテリーを守る必要があります。
しかし、既に説明しましたコンバイナーを利用しますと自動的に互いのバッテリーを充電する利点があります。
少々宣伝じみていますが、コンバイナーは私がRV用に購入した物の中で特に気に入った部品で、以前日本で販売に興味の或る会社を探しましたが現実には至りませんでした。 そして今回は私が日本語のお手伝いをする事で製造元に日本語サイトを設立して貰う様にお願いし、了承して貰いました。 ネットキャンパーのメンバーには特別価格で販売して貰える予定です。
アイソレーターに比べてコンバイナーの利点:
• コンバイナーは電圧低下が無いのに対してアイソレーターは0.5Vの電圧低下がある
• コンバイナーは99%の効率の為熱を持たないのに対してアイソレーターは効率が悪く熱を持つ為に冷却フィンを有する
• コンバイナーは75Cの温度に耐えるがアイソレーターは耐える事が出来ない
• コンバイナーはメインバッテリーを最初に充電し、余力でサブバッテリーを充電する
• メインとサブバッテリーの両方の電圧が下っている場合、アイソレーターは同時に充電する為オールタネーター(時にはアイソレーター)が過負荷の状態になる
• コンバイナーには温度センサーが付いており、過負荷に達する前に回路が開き、自動的にリセットする
• コンバイナーは250%の過負荷に10秒間耐える事が出来るが、アイソレーターは耐える事が出来ない
• コンバイナーは1000Vの電圧スパイクに耐えるが、アイソレーターは1/1,000秒で壊れる
• コンバイナーはアイソレーターの約1/10 のサイズである
• コンバイナー100には必要配線が付属している
• コンバイナー取り付けの際、オルタネーターのオリジナル配線を変更する必要が無い
• コンバイナーにはLEDランプが付いていて充電状況が分かる• 1992年に生産開始以来50,000個を販売、全て一生保証付きである
• 15.5V以上の発電に対しては、電圧に神経質なAGMバッテリー等の為に13.3以上で自動的に回路が開く
以上、コンバイナーは信頼性が高く、多くの小型船やヨットに使用されていて、アメリカの船舶部品店で一般的に販売されています。
次回は現在使用されているアイソレーター又はソレノイドをコンバイナーに置き換える方法をイラストを交えて説明します。
幾つかの点に気を付けて行う必要がありますが、エアコンと異なりタンク内の空気を抜く必要はありません。
しかし、“施工してくれるところが見つかりません”が気になります。 RVデーラーや自動車修理工場で簡単に出来る事ですが法律や“経済産業省の通達”が原因でしょうか?
若し技術面以外では問題が無い場合は次の事に気を付けて行って下さい。
• ナチュラルガスは空気より軽く漏れても直ぐに拡散しますが、プロパンガスは空気より重く低い所に溜まる性格がありますので引火による爆発の危険性が高く、作業を行う場所の選択は非常に重要です。
• この機会を利用して、タンク周辺並びに配管全体に石鹸水をスプレーして漏れが無い事を確認する事も必要かと思います。 部品を交換してプロパンガスを充填した後で漏れがありますと、2度手間であるどころか満タンのガスを空にするのは大変です。
• ゲージが空に近付いてからもガスが完全に空に成る迄に相当時間が掛かります(安全を考えて徐々に抜く為)。
• タンクに取り付けられたねじ類の中には逆ねじもありますので緩める方向に注意する必要があります。
• ねじは硬くて緩み難いと思われます。 正確なナットのサイズは覚えていませんが、1-1/8 又は 1-1/4 程度で、家庭では普段使われない相当大きなモンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)が必要です。 若し、大きなレンチが無い場合は柄にパイプ等を差し込んで力を加える事も考えられますが、レンチが壊れるたり曲がったりする可能性があります。
• ねじ部には漏れ止めガス専用のテープ又はペーストを使用します(アメリカではガス用は黄色)。
技術的には以上ですが、法律に関しては市役所、消防署等で確認を為さって下さい。
経験談:
私は購入直後の最初に出掛けた夜、キャンプ場で外部電源を繋げたり上下水の配管を繋げた後にガスの匂いがする事に気が付きました。 ガスの匂いが自分のキャンピングカーからである事が分かってからは爆発が心配で、急いで電気や配管類を外して他のキャンピングカーから離れた場所に移動しました。 漏れたガスが人気の無い谷の方向に行く場所に停めましたが、心配で眠れなかった事を思い出します。
翌早朝出発して家に戻り、石鹸水をスプレーして確認したところタンクに取り付けられたガス注入バルブのねじ部から漏れて居る事が分かりました。
日曜日で会社が休みの大きな駐車場に行き、配管の一部を外して1/4程度残っているガスを抜きました。 最初は時々バルブを大きく開きましたが、ガスの匂いで人に知られる事が気になってからは、僅かに開いて、4-5時間掛けて空にしました。 ゲージが空を示してからもバルブを取り外せると判断出来るまでは1時間程度掛ったと思います。
バルブのねじ部は漏れ止めが硬く固まっていて、場所的に特大レンチは使えず、緩めるのに時間が掛かりました。
バルブを取り外した後はタンクとバルブのねじ部に残った漏れ止め剤を先端の尖った小さな氷割り状の物で念入りに取り除き、新しい漏れ止めを塗ってねじ込みました。
最後に:
タンクが完全に空の場合は別ですが、人家の無い安全な場所を選んで、適切な漏れ止めと道具を使って、注意深く時間を掛けて、専門家が行う以上の高品質な作業を行って下さい。
2年前に母に購入した洗濯乾燥機から水漏れがする様になり、本日メーカーに電話をして驚きました。
ネットで調べた結果多くの同じメーカーの洗濯機が漏れの問題の書き込みがありましたが解決法は全く書かれていません。分解する前にメーカーに聞けば少しは問題箇所を限定出来ると考えて電話をしましたが、単に出張修理を薦めるばかりでした。 メーカーの出張修理サービスに電話をしたところ、分解を必要とする部品は経済産業省の通達で個人には売れない事になっていると聞かされました。
アメリカでは、家電製品、例えば冷蔵庫や洗濯機の場合、20-30年程度経過していても恐らく殆どの重要部品は手に入れる事が出来ると思います。
20年ほど前の事ですが、家の火災報知機が鳴りました。原因は乾燥機からの煙が原因で、乾燥機のドアーを開くと炎が飛び出し、バケツで水を掛けて消し止めました。
乾燥機を分解した結果、乾燥ドラムを回すベルトが切れた為回転が止まり、ガスバーナーがドラムの一箇所を熱した為に衣類が燃え始めたと解釈しました。 この乾燥機には温度センサーが3個付いていて1ヵ所でも異常温度に達するとガスが止まる仕組みになっていましたが、運悪く3個の内2個が機能しておらずこの様な問題になって仕舞いました。
家電製品部品店に行って、ベルト、溶けたゴム類、3個の温度センサー、その他必要部品を交換して、ドラムは焦げてはいましたが全く問題無く3-4年使い続けて引越しをした際に新しい洗濯機と乾燥機に買い換えました。
冷蔵庫も内部に霜が溜まって冷気が出なく成った事が原因で温度が下がらなく成り、霜が溜まる原因は霜をあるタイミングで熱して融かすヒーターが切れての事でした。 無論、ヒーターを交換した後は新品同様に機能して呉れました。 この冷蔵庫も引越しの際に新しくしましたが、20年以上使用したと思います。
と言う訳で、家電製品の部品は、壊れ易い小物類から大きなモーターまで何でもネットでも購入出来ますし、大きな都市では家電製品専門の部品店がアチコチにあり、修理専門家も個人も自由に購入出来ます。
例: HTTP://WWW.PARTSELECT.COM/
壊れた洗濯機のメーカーの説明に依りますと、経済産業省が個人への部品販売を禁止しているのは危険だからとの事ですが、総合的に考えると果たして良い事でしょうか? 日本では危険でアメリカでは危険では無いのでしょうか? 簡単に直せる家電製品も粗大ごみとして捨てられる事も多いのでは? “モッタイナイ”
2年程度で壊れる事事態も不満ですが、部品を購入出来ない事はショックです。
今回は、乗用車、バン、トラック等のエンジン始動用バッテリーだけが搭載されいる車(写真左上)の場合のサブバッテリー追加に関して、サブバッテリー取り付け完了後の配線から説明します。
注意:ディープサイクルバッテリーは高価ですが、サブバッテリーに自動車バッテリーを代用しますと直ぐに駄目になりますので、デイープサイクルバッテリー、サイクルサービスバッテリーの購入をお勧めします。
配線はメインバッテリーシステムとサブバッテリーシステムが分離されていながら両バッテリーが充電される様に、バッテリーアイソレーター又はバッテリーコンバイナーを取り付けて行います。 尚、全てのマイナス(アース)線はシャーシーに繋げます。
バッテリーアイソレーターを使用の場合(写真左下):
此れは昔から使われている一般的な方法で、オールタネーターで発電された電気は一度バッテリーアイソレーターに入り、アイソレーターから各々のバッテリーに分離されて入ります。 アイソレーター取り付け前の配線はオールタネーターからスターターモーターに接続されていますのでこの線を外してアイソレーターに繋げ、アイソレーターからスターターモーターに配線を変更します。
サブバッテリーに関しては、アイソレーターからサブバッテリーに接続し、キャンプ(駐車時)中に使用する照明を接続し、電気器具(テレビ、その他)が使用出来るようにシガレットライター式差し込みを接続すれば配線完了です。
オールタネーターからアイソレーターへの配線とアイソレーターからスターターモーターへの配線変更が多少複雑ですので間違えない様にする必要があります。
バッテリーコンバイナーを使用の場合(写真右下):
コンバイナーを使用する場合の配線は簡単で、オールタネーターの配線を変更する必要はありません。 コンバイナーから出ている3本の線の内2本の赤線をメインバッテリーとサブバッテリーのプラスに接続し、3本目の黒線をシャーシーに接続します。 アイソレーター式同様、サブバッテリーにキャンプ(駐車時)中に使用する照明を接続し、電気器具(テレビ、その他)が使用出来るようにシガレットライター式差し込みを接続すれば配線完了です。
参考:
100Vの外部電源、ジェネレーター、ソーラーパネル等に依る充電装備が無い(使わない)場合はアイソレーター使用もコンバイナー使用も機能は殆ど同じですが、将来外部電源に依りサブバッテリーを充電する予定がある場合はコンバイナーの使用をお勧めします。 アイソレーターを使用しますとメインバッテリーとサブバッテリーが常に分離されますので駐車中に外部電源等でサブバッテリーを充電してもメインバッテリーは充電されません。 従って長期に渡ってキャンピングカー(車)を駐車させておく場合何らかの方法でメインバッテリーとサブバッテリーを接続する必要があります。 しかし、コンバイナーの場合は何れかのバッテリーが充電されている時は自動的に接続されて両方のバッテリが充電されます。
以上、非常に簡単に説明しましたが、実際に作業を行う場合は予めアイソレターやコンバイナーの説明書を読み、ショートをさせない様に最後にバッテリーのマイナスターミナルを接続して下さい。 ご質問がありましたら承ります。
次回は現在使用されているサブバッテリーシステムをコンバイナーに置き換える方法を説明します。
日本ではデイープサイクルバッテリーがホームセンターや自動車部品店では手に入らない事を知りましたが、サブバッテリーの普及やキャンピングカーの装備に関しては全く無知です。 以前書いた事と重複していたり当り前の事も多いかも知れませんが、状況を知りませんので手探りで書いています。
キャンプ中(駐車中)に照明やテレビ等に利用する専用のサブバッテリーシステム(デイープサイクルバッテリー使用)を追加しますと、自動車バッテリーは本来の使用目的になり、スターターを回転させてエンジン始動後は走行中に直ぐに万充電に出来、自動車バッテリーは常に万充電に近い状態を保持出来て本来のバッテリーの寿命を維持できて長期間使用可能になります。
バッテリーの搭載場所:
サブバッテリーの取り付け場所がメインバッテリー(自動車バッテリー)に近ければ配線が楽になりますが、エンジンルームにサブバッテリーを取り付けるスペースを探すのは困難だと思います。 配線が長くなりますが、キャンピングカー(車体)の下部に確実に固定出来る場所があれば最適です。
一般の鉛硫酸バッテリーは、自動車バッテリーやデイープサイクルバッテリーに拘らず、充電時にガスを発生しますので室内に取り付ける事は好ましくありません。 どうしても室内に取り付けなくては成らない場合はAGM(Absorbed Glass Matt)と呼ばれるデイープサイクルバッテリーがあります。 AGMバッテリーは船舶や飛行機に使用され、最近はRVにも多く普及しています。 価格が高くはありますが完全密閉型で横でも縦でも取り付け可能で、室内に取り付けても全く問題はありません。 又、AGMバッテリーは自然放電が少なく充電時間も短く、信頼性の高いバッテリーです。
若し、室内に取り付ける場合は走行中の振動や衝撃に対して移動したりショートを起さない様に隔離して固定すると安心です。
サブバッテリーの配線:
追加するサブバッテリーシステムはメインバッテリーシステムと電気的に完全に分離、キャンプ(駐車)中に必要な照明、電化製品等はサブバッテリーに接続し使用する必要があります。 こうする事に依ってエンジンが回転していない時(駐車時)にはサブバッテリーを使用し、メインバッテリーは保護されて万充電に近い状態を維持する事が出来ます。
しかし、サブバッテリーとメインバッテリーは完全に分離されていても両バッテリーは充電されなくてはなりません。 駐車中の電気使用量が少ない場合や車を頻繁に走らせる場合はサブバッテリーの充電も走行中のオールタネーターに頼れますが、駐車中の電力消費量が多かったりキャンプ場で数日過ごしたり、キャンピングカー(車)を長期間使用しない場合は100Vの外部電源、ジェネレーター、ソーラーパネルやコンバーター(充電器)等の何れかが必要と成ります。
次回は外部電源を必要としない場合のサブバッテリー追加に付いて配線図を交えて説明します。
友人から次のメールが届き、“同感であれば他の人にも教えてあげて下さい”との事ですので、そうします。 キャンピングカーとは関係がありませんが、今日はクリスマスイブですし書きます。 2度読むと泣いて仕舞います。
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“お早う”と地面に座っている男に近付きながら、女性が話し掛けた。
女性は明らかに高級志向で、コートは新品、過去に食事が出来なかった事など無い様に見えた。
男は、何時も経験している様に嫌がらせだと思い、小声で“行っちまえ”と言ったが、女性は離れようとはしなかった。
女性は白い歯を見せながら笑顔で“お腹は空いていないの?”と聞いた。
男は嫌味たっぷりに“今社長と食事を終えたばかりだから、心配しないで行っちまえ”と言うと、女性は今まで以上に白い歯を見せ、男は急に親切さを感じたものの、それでも怒った口調で“あんたはここで何をしているの、心配するなと言ったでしょう”と続けた。
丁度其処に警察官が通り掛り、女性に“大丈夫ですか?”と聞くと女性は即座に“大丈夫です、この男性を助けてあげたいのですが、手を貸して呉れませんか?”と頼んだ。
警察官は頭を掻きながら、“彼はジャックと言って、この辺に住み付いているホームレスですよ、どう為さるお積もりですか?”
“あそこのレストランに連れて行って何か食べて貰い、暫く寒さから逃れて貰いたいのです。”と言ってホームレスの男の片腕を掴んだ。
女性に向かって “あんたはどうかしてるよ、俺は行きたくないよ!”と言い、警察官が強引にもう片方の腕を抱え上げると、“何も悪い事をしていないから勘弁してくれ”とホームレスの男は叫んだ。
警察官は“此れは又と無いチャンスだ、この機会を逃すな”と男を説得した。
多少の時間が掛かったものの、遂にレストランの隅のテーブルに男を座らせる事が出来た。 丁度朝食時間が終わり昼食には早く店はガラガラであった。
店主が慌てて現れ、警察官に“どうかしましたか? この男が悪い事でもしましたか?”と尋ねると、警察官は“この女性がこの男に食事をさせて下さると言う事で連れて来ました。”
店主は怒った様子で“連れて来られては困ります、こんな男が来ると営業の妨げになります。”
男は渋い顔をしながら女性に向かって、“言ったでしょ、行かせて下さい、俺は最初から来たくはなかったのだから!”
女性は店主に向かって、“この先にある“エデイーと仲間”と言う会社を知っているでしょ。”
店主: “勿論知っていますよ、私の宴会場を使って毎週会合をしていますから。”
女性: “その会合で儲けているのではありませんか?”
店主: “それがあなたに何の関係があるのですか?”
女性: “ご主人、私はぺネロープ エデイーと申しまして、その会社の社長と会長をしています。”
店主は呆気に採られていたが、女性は笑うのを我慢している警察官に向かって、“この事を言えば店主も考えを変えて呉れると思っていました、あなたも一緒に食事は如何ですか?”と問い掛けた。
“勤務中ですので”と言うと、“コーヒーだけでも如何ですか”と聞き返し、“頂きます”と警察官は答えた。
店主は警察官に“直ぐにコーヒーを持って参ります”と足早に立ち去り、 警察官は店主が去って行くのを見届けて“店主を叱責する事になりましたね”と言った。
女性はホームレスの男の向かい側に座って凝視しながら話し始めた。 “それが目的では無く、他に大きな理由がありました。”
女性: “ジャック、私を覚えていますか?”
男: “覚えている様な気がします。”
女性: “私は少々歳を取り、若い時より太ったかも知れませんけど、あなたが此処で働いていた時に私はあの同じドアーから寒くてお腹を空かせて入って来ました。”
警察官はこの女性がお腹を空かせる様な事があった事を信じられない様子であった。
“私は学校を卒業したばかりで仕事を探しに町に出て来ましたけど、何も見つかりませんでした。遂にお金は底を尽きアパートから放り出され、何日も外で寝泊りしました。 2月でしたので寒くてお腹を空かせ、若しかしたら何か食べれるかも知れないと思って見えたこのレストランに入りました。”
ジャックの目が輝いて、“覚えています、私がカウンターで働いているとあなたが入って来て何か手伝うから食べさせて貰えないかと尋ねましたが、私は規定で出来ないと言いました。”
“覚えています、あなたは見た事の無い様な大きなローストビーフサンドイッチとコーヒーを差し出して、奥のテーブルでゆっくり食べなさいと言ってくれました。 私はあなたが会社の規定を破ってクビにでも成らなければと心配しましたが、レジスターに金額を打ち込むのを見て大丈夫だと思いました”。
“自分で会社を始めたのですか”とジャックは聞いた。
“お陰様で私はその日の午後に仕事に就く事が出来ました。 幸運にも昇進を重ねて自分の会社も設立し、皆さんのお陰で成功しています。”と言いながら女性はハンドバッグから名詞を取り出して男に差し出した。“食事が終わったらライオン(姓)に会って下さい、彼は私の会社の人事部長です。これから私も話して於きますので何かあなたに出来る仕事を用意すると思います。 人事部長はお金を前払いして呉れると思いますので、着る物と住む所も探して下さい。 若し、他に何かありましたら私のドアーは何時も開いていますのでいらして下さい。
ジャックは涙ぐんで感謝の言葉を言ったが、女性は“神様のお陰です、神様がそうしたのです。”と言って警察官とレストランを後にした。 入り口の外で警察官に向かって“今日は手伝って下さって有難うございました、感謝します”と言い、警察官は“とんでも無い、エデイーさん、有難うございました、今日は一生忘れる事の出来ない奇跡を経験しました、コーヒーも有難うございました。”と感謝した。
以上。
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