記事一覧

パトロールカーが赤色灯を点灯してノロノロ運転

本日はスクーターで町中を走り回りましたが、今回もパトロールカーが赤色灯を点灯してノロノロ走っているのを3回目撃しました。 

警察官の説明では防犯の為に点灯して走っているそうですが、考え方を変えれば赤色灯が見えなければ安全に犯罪を行う事が出来ると犯罪者に通告している様にも思えますし、同時に赤色灯を点灯する為に現行犯逮捕の機会を逃している様に思えます。

日本も昔は同じだったと思いますが、アメリカでは赤色灯を見たら運転者は道路脇に寄り停止します。 サイレンを鳴らしていなくても同様です。 スクールバスも子供達を乗り降ろしする時には赤色灯を点灯しますが、この場合も全ての車はスクールバスの後方はもちろん、前方でも止まり赤色灯が消されるまで待ちます。

パトロールカーが高速道路を走行中の違反車を止める場合、違反車の後ろに付いて赤色灯(州によっては青灯)を点灯し、若し運転者が気が付かない場合は短くサイレンを鳴らします。 夜の場合は赤色灯を点灯後パトロールカーの左右に付いている照明灯を運転者のバックミラーに照射します。 サイレンを使う時もありますが、高速道路では上の方法が一般的です。 

法規では高速道路では赤色灯を点灯したパトロールカーが後方より近付いて来ても道路脇に寄ったり停止をする必要はありませんが、速度を出している人は誰もが自分ではないかと一応心配して速度を落すとは思います。 高速道路では赤色灯は点灯してもサイレンは鳴らしません(聞いた事がありません)。

一般道で高速で走る時は当然安全の為に赤色灯とサイレンを鳴らし、周囲の人や車に緊急車が近付いて居る事を知らせます。


普段から赤色灯を点灯して走るのは無駄をしている様に感じられます。 即ち、一般の人や運転者は赤色灯を見ても緊急性を感じなくなって仕舞っていると思います。 

ショックアブソーバーに関して

ショックアブソーバーは操縦性を良くする部品ですが、選択を間違えると操縦性を悪くしたり乗り心地を悪くします。 即ちどの様なショックアブソーバーが必要かを知る必要があります。

キャンピングカーのサスペンションには大きく分けてトラックの様に硬い物と乗用車の様に必要以上に柔らかい物があります。 
又、ショックアブソーバーにも硬いショックアブソーバーと柔らかいショックアブソーバーがあります。

• 硬いサスペンション
キャンピングカーのシャシーの中にはトラック用に作られていて乗り心地が非常に硬いサスペンションの物が少なくありません。 この様なキャンピングカーにショックを抑える力の強いショックアブソーバーを取り付けますと乗り心地は益々硬くなり悪くなります。

この様なキャンピングカーには安価なショックを抑える力の小さなショックアブソーバーの方が高価な砂漠レースで使われる様なショックアブソーバーより乗り心地を良くします。
少々高価になりますが、縮む時には抵抗が少なくて伸びる時に抵抗が増すタイプのショックアブソーバーが有効です。

一般的に“コニーショックアブソーバー”や“モンローショックアブソーバー”の様な柔らかい乗り心地出定評のある物を選択するのが有効だとされています。

• 柔らかいサスペンション
キャンピングカーのサスペンションが乗用車の様に柔らかいと常にロールやピッチを起こしたり、横風や大型車の追い越しの際に大きく揺れて操縦性が悪くて非常に危険です。

この様なキャンピングカーには伸縮の抵抗が大きなショックアブソーバーが必要です。

“ビルスタインショックアブソーバー”や“ランチョーショックアブソーバー”は良く効く硬いショックアブソーバーの定評があります。

従って、ショックアブソーバーは価格より目的を良く考えて購入する事が大切です(同じメーカーでもモデルに依っても異なる)。


参考:
硬くて乗り心地が悪いキャンピングカーはタイヤ空気圧を正確に設定する事が非常に大切です。即ち、タイヤ空気圧が高くなればなるほど乗り心地は硬くなりますし、空気圧を規定の圧力より下げ過ぎますとバースト危険に直面します。 解決する方法は唯一、4輪、又は前後2軸の重量を測定し、それから適正タイヤ空気圧を算出し、空気圧を調整する必要があります。

スプリン(サスペンション)が弱くなってなっていたり、荷重オーバー等に因る操縦性が悪い問題はショックアブソーバーの交換では解決しません。 スプリングを交換/修理、補助スプリング取り付、減量等適切な対応をする必要があります。

アメリカの有料道路

ファイル 326-1.jpgファイル 326-2.jpg

有料道路は“トールロード(Toll Road)”、ターンパイク(Turnpike)”などと呼ばれます。

次のサイトに全国の有料道路の説明がされています。
http://www.fhwa.dot.gov/policyinformation/tollpage/t1part3.cfm

左から所在州、道路名、道路情報用番号、管轄機関、始点、終点、距離、場所、関係国道番号、集金(一方又は両方向)、自動通行カード、無料距離、参考情報、情報源、集金タイプ、料金等が表示されています(このサイトには表示されていない有料道路もあります)。

メジャー(長距離、不可欠、重要性の高い)な高速道路は東部地域に多く存在しますが、アメリカ西部や中央部には極僅かです。 カリフォルニア州にもありますが、都市部での交通緩和が目的や橋の有料道路が主で、多くの場合一般“高速道路”を使用する事も可能です(時間が掛かる)。

西部や中央部には有料高速道路が少ないと書きましたが、中央部に1個重要な有料道路があり、私も何度か使用しています。 それはオクラホマ州のオクラホマシテイー(トルサ)からミゾリー州のセントルイスに向う国道44号線の有料道路です(ミゾリー州は無料)。 
https://www.pikepass.com/toll/AllTollRates.aspx

料金は安く、オクラホマシテイーからセントルイスまで約800Kmで、全有料と無料部分のI-44通りますと料金は2000円程度だと思います。 しかし、2000円を払いたくない人はチョットした迂回をすれば有料道路の一部を走り、平行して走る他の高速道路を使用すれば300円程度で行ける様です。多くの有料高速道路の料金は車軸の数に依って決まり、車軸の数が多くなると高くなります。 

I-44は色々な面で興味深い道路です。
昔のルート66とほぼ平行して走り、一部はルート66がI-44となっています。 又、世界で一番(?)大きいとされるマクドナルドが高速道路の上下線を跨いであります。 
I-44に関しては次のサイトにも説明がありますので参考になさって下さい。
http://www.okhighways.com/i44tt.html

最古のキャンピングカー  続き

ファイル 325-1.jpgファイル 325-2.jpgファイル 325-3.jpg

日本の車検制度は厳しく私の知人はボヤイテいました。 1977?年の話ですが、彼はワンボックスカーを改造してキャンピングカーとして使っていましたが2年毎に全てを取り出し修理工場から借りたタイヤに履き替えて車検を取っていると言っていました。

最近は緩和された様ですが、それでもシャシーや外装の変更は厳しいものと思われます。
アメリカでは改造車は沢山走り回っていて、RVでも奇抜なものを見ることがあります。 

写真の様に、多くの場合は乗用車又はトラック等のシャシーに大工さんが家を建てる要領で居住部分を取り付ける形です。 4800年を経た丸太をくり貫いて載せた物もあります。 此れが前回書きました最古のキャンピングカーです。

次のサイトに説明がされていますが、くり貫かれたこの木はレッドウッドと呼ばれセクオイアツリーの中の一種で世界で一番背の高い木だとされています。カリフォルニア州のヨセミテ国立公園、ビッグサー州立公園、レッドウッド国立公園他に点在しています。
http://www.nps.gov/redw/index.htm
http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/sequoias.htm

カルフォルニア州の海岸沿いにあるレッドウッド国立公園に大きなレッドウッドが沢山あり、此れまでに350フィート(106m)を超える木は135本確認されており、近年、此れまでの最高を超える378.1フィート(115.2m)の木が発見されたそうです。

レッドウッドをくり貫かれたキャンピングカーはチャールズ ケロッグと言う人が作ったもので、1910年に“レッドウッドを保存しよう運動“を開始、1917年に倒れている長さ109m以上直径3.35m以上のレッドウッドを見付けました。 その22フィート(6.7m)部分をくり貫き、寄贈されたナッシのシャシーに載せて完成後は東部の主だった町を訪れたそうです。 このキャンピングカーは復元されて現在はhttp://humboldtredwoods.org/に展示されているそうです。

此れまで近くを通った事はありますが、この様なキャンピングカーが展示されている事を知らず中に入った事はありませんでした。 場所が高速道路(5号線)から遠く不便な所ですが、機会を見て行きたいと思います。


屋久島には7200年前後の木があるそうですので、このキャンピングカーより更に歳を取ったキャンピングカーもあるかも、又は作れるかも知れません。 しかし、木を手に入れる事は難しいでしょうし、それ以上に現在の車検制度では無理かも?

最古のキャンピングカー

ファイル 324-1.jpg

写真は4800年前のキャンピングカーです。 

修復されて現在はハンボルト州立公園に保存されています。

詳しくは後ほど書きます。

アメリカのガソリンと軽油価格

ファイル 323-1.jpgファイル 323-2.jpg

ガソリン価格は、日本に比べて比較に成らないほど安かったのですが、1970年代のオイルショック以後徐々に値を上げ、現在では日本に追い付け追い越せです。

アメリカのガソリンや軽油価格は州に依って異なり、それも州税に大きく左右されます。 一般的に第二次産業(製造業等)が多い州は第一次産業(農業等)が多い州に比べて高く、当然ながら、カルフォルニア州は常にトップクラスの価格です。 

最近はインターネットのお陰で安いガソリンスタンドを直ぐに見付ける事が出来る様になりました。 幾つかありますが、ガスバデイーは最近では知らない人は無い位に一般的になりました。 上の写真はガスバデイーのサイトの一部で、此れを見ますと、カルフォルニア州はガソリンの価格では他の何処の州にも負けない事が明らかです(軽油価格は地図に表示されているガソリン価格より高い)。
http://www.losangelesgasprices.com/index.aspx?fuel=D

このサイトは一般市民メンバーで、近所のガソリンスタンドの価格を報告する様に作られています。 何時間前に誰が報告したかが分かる様になっていますので中には間違えもあります。例えばガソリンスタンドが指定の住所に無かったり、軽油は扱っていなかったりもあります。 しかし、大部分は正確で、カナダにも広がっています。 

上のサイトを見て頂ければ分かりますが、現在は日本より大分安くなっていますがここ2-3年に非常に高くなる事が何回かありました。 価格が安い時はレギユラーガソリンと軽油の価格はほぼ同じですが、高い時は軽油がレギユラーガソリンの20%前後高くなります。 この様な時は例えデイーゼル車の燃費が10%良くても燃料価格が20%高く、ガソリン車の方が経済的と言う事になります。 しかし、デイーゼルエンジン搭載RVの数が減る事は無く、最近では大型トラックを改造したクラスCに近い形状のRVも多く、これらの中型は“スーパーC”、特大型は“トラックコンバージョン”等と呼ばれています。 

カルフォルニア州の私の近所の軽油の場合を例にとりますと、安い所は1ガロン約$4前後で高い所は$5に近い価格です(上のサイト参照)。 此れを日本の価格に換算しますと、1リッター辺り80円 - 101円と言う事になります。

カナダはガソリンや軽油が豊富ですが、価格は北米以上です。 カナダの価格は以前は同じガロン表示でもアメリカのガロンに比べて多いインペリアルガロンが使われていましたが、現在はリッターが使われています。 アラスカに行く道中ではガソリンスタンドの数も少なく、日本よりも大分高い価格です。

兎に角、アメリカはガソリンの安い国だとの考え方は古い昔の事です。 アメリカでは5-6年前からトヨタのプリウスが沢山走り回っていて、最近ではホンダシビックのハイブリッドも良く見掛けます。

RVで旅行に関してはモット燃料が安くなって呉れれば良いのですが、それでも日本に比べれば有料道路が殆どありませんので助かります(東部には有料道路が多い)。

エアーホーン

デイーゼルエンジンを搭載しているDP(デイーゼルプッシャー)には、大型トラックやバス同様エアーコンプレッサーが搭載されていますので、エアースプリングやエアーホーンが装備されています(ここ3-4年エコの理由でデイーゼルエンジンを“前方”に搭載したクラスAがポピュラーになって居ますが、これらはエアーコンプレッサーを搭載しておらず、エアースプリングやエアーホーンは装備して居ません)。

デイーゼルエンジン(エアーコンプレッサー付き)を搭載している全てのRV、トラック、バスには乗用車に使われている電気式の警笛(クラクション)も装備されています。 理由は、エアーホーンは音が大き過ぎて市街地で使用すると迷惑になるからです。 交通法規は州に依って異なりますが、市街地での使用禁止や、夜10時から翌朝7時まで使用禁止の様な州もあります。

アメリカの交通取り締まり警察官は職業トラック運転手に非常に厳しくい為トラック運転手は法規を守り無謀な運転をする人は少なく、市街地では電気式警笛を使用すると思われます(多くのトラックはエアーホーンと電気式のホーンではスイッチが異なる)。 日本同様、アメリカでも滅多に警笛を鳴らしているのを聞く事はありませんが、市街地で大型トラックがカが鳴くような小さな音の電気式警笛を鳴らしているのを聞いた事があります。  

“カルフォルニア州”では大型牽引型トラック(トウドを牽引するRVを含め)の制限速度は最高が時速55マイルです。 従って、一般乗用車(大型バスや牽引していないクラスAを含む)の最高制限速度が時速70マイルの場所でも大型トラックは時速55マイルに近い速度で走ります。

私はカルフォルニア州内では時速58マイル(制限速度55マイル)で走行する様にしていますが、65マイルで走行するクラスA(トウド牽引)も少なくありません。 制限速度を10マイルオーバーですが、クラスAが捕まっているのは見た事がありません。 しかし、トラックが捕まっているのは良く見掛けます。 CBラジオ(チャンネル17と19)を聞いていますと、トラック同士でパトロールカーを見た場所や隠れている場所の情報交換を頻繁に行っています。 場所表示は道路脇に州境から1マイル毎に示されて居ますので、それを使って行います。

本題に戻しますが、日本でDPをお持ちの方でエアーホーンが付いて居るにも拘わらず乗用車の警笛が鳴ったり、電機式警笛が取り付けてあるのを見て不思議に思った方もあるのでは無いかと思います。 必ずエアーホーンと電気式ホーンが装備されていて、切り替えスイッチが付いています。 一般的に、電気式ホーンは常に繋がっていて、スイッチに依りエアーホーンをオン/オフさせる仕組みになって居ます。

日本製デイーゼル搭載バスやトラックはどうなのでしょう? 路線バスは何時もエアーホーンで、電気式ホーンは聞いた事がありませんので、エアーホーンだけが搭載されているのでしょう。

新年最初の書き込み

最初の書き込みですので、特別な、少しは気の利いた事を書きたいと考えて居ましたが、何も考え付かず、早くも五日が過ぎて仕舞いました。 已む無く、このブログに書く内容に関して簡単に触れる事にしました。

内容に気を付けて読む必要性:
• 感じた事、経験した事、面白そうな事、役立ちそうな事等を書く積りではいますが、此れまでに書いた事を時間が経てから読みますと訳の分からない事も書かれています。 

• 記憶にある方もいらっしゃると思いますが、異なるバッテリーを並列に繋いだ場合に関して誤った考えを書いて仕舞った事もあります。

• 日本とアメリカでは部品流通の仕組み、法律、産業の仕組み、消費者の考え方等が大分異なり、私の意見や書き込みが理解し難い場合も多いのでは無いかと感じています。 

従って、私の書き込みで納得が行かない部分や疑問が起こる場合も多々あると思います。 その様な時は気軽にドシドシコメント欄に書き込んで頂ければ助かります。 若し、ご希望の場合はその旨を記して頂ければ公開を致しません。

内容の種類:
• 出来るだけ多くのメンバーの皆様に共通の話題を考えて居ますが、同時に日本では少ないと思われる情報も取り上げたいと考えて居ます。 例えば、大型DP(デイーゼルプッシャー)は日本では少なく、メンテナンスや修理部品に関しては苦労していらっしゃる方もあるのでは無いかと思います。

• 私は此れまで故障しても、幸運にも何とか自力で解決して来ました(保障期間を除く)。 しかし、故障、特にエンジンや駆動部分の問題が発生して動けなくなった事を知った最初の瞬間の精神的苦痛は非常に大きく、頭が真っ白になって仕舞います。 修理を始めてから落ち着きを戻してからは“時間が解決して呉れる”と言い聞かせています。 その様な精神的苦痛を知っている私は、日本でアメリカ車(輸入車)にお乗りの方は物事に動じない精神力の強い方達だと感心します。 此れらの方々には少しでもお役に立てればと考えています。 ご質問がありましたら、調べて出来るだけお答え出来るようにしたいと考えています。 

• 日本では自動車部品に限らず、多くの電気製品等の重要部品は一般の人には販売されておらず、故障すると専門家に出して仕舞うのは案外慣れて居るのかも知れませんが、修理を全て専門家に任せて居ては余程の金持ちで無い限りキャンピングカーのオウナーに成るのは難しいと思います。 安全に気を付けて、少しづつ修理を覚えるのも大切な事だと考えます。 キャンピングカーの故障を直したり、より良い状態に出来た時の満足感は、祝いのビール一杯に値します。 “修理をやると意気込む”事無く、皆で意見を交換しながら、助け合いながら簡単に整備が出来る様な雰囲気になればと考えています。

• 日本とアメリカでは異なる生活環境や考え方もありますので、旅行中に写した写真等も使って、気が付いた事を書き込みたいと考えています。

大した事は書けませんが、皆様のご意見を元にネットキャンパーを少しでも楽しい場所に出来たらと考えて居ますので、今年も宜しくお願い致します。