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遂に見付けた雨漏り

アメリカのRVフォーラムで読んだ出来事です。

投稿者は購入したウイニベーゴーの運転席側に雨漏りが或る為新車時から3年間デーラーに持って行っては修理を試みましたが解決出来ませんでした。

自分で解決する事を決意し、外部の装飾トリムを外し、窓ガラスの上の黒い、細長いゴム板を外しましたが、原因らしき箇所は見つかりませんでした。 仕方なく、窓の上部を被う細長い羽状のトリム(装飾板)も外したところ、漏れを防ぐシーラントが約1.5cmの幅で2箇所で隙間が出来ていました。 

奥さんに車内から様子を見て貰いながら外部から水を流したところ直ぐに水漏れを検知しました。 

2箇所の隙間をシーラントで埋めた後で他には漏れが無い事を確認、“漏れが細長い羽状のトリムの下で、修理工場は今後何年も漏れ箇所を探し続けたことでしょう”と投稿者は書いています。

この書き込みに対して多くの“おめでとう、よくやった”の書き込みに混ざって “漏れを見付ける事が出来たのは自分のRVを修理したい思いがあったから”やこの意見に同感する書き込みもあります。

又、“デーラーとしては、4-5時間掛けてこの問題を解決出来ても$400-$500を要求したらお客に文句を言われるので止むを得ないでしょう。 従って体を動かせる間は自分で修理を行う(DIY=Do It Yourself)のが一番良いでしょう、多くの修理は其れほど難しい事ではありません”との書き込みをしている人もいます。

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/26060457.cfm

ボイラー(ホットウオーターヒーター)の掃除

ファイル 444-1.jpgファイル 444-2.jpg

ウオーターシステムに取り付けるアキュミュレーターに関して書きましたので、ついでにホットウオータータンクの掃除に関して説明致します。 日本ではボイラーと呼んでいる様ですが、RV用や家庭用の湯沸かし器は(ホット)ウオーターヒーターと呼び、ボイラーは高圧水蒸気等を収納する肉厚金属容器(タンク)を意味します。

掃除方法を示すビデオサイトを最後に添付しますので、先ずは次の説明を読んでからご覧になって下さい。

タンク説明:
アメリカで製造されたRVに装備されたウオーターヒーターにはサバーバン製とアトウッド製があり、ウオーターヒータータンクの内部は毎年清掃を行うのが理想です。
サバーバン製:
• 鉄製タンク
• アノードが使われている
• アノード自体が溶解して鉄製タンクの溶解を防ぐ
• 排水はアノードロッドを緩めて抜く
• アノードは消耗品で周期的に交換が必要

アトウッド製:
• アルミ製タンク
• アノードの必要性は無い
• 排水はドレーンプラグを緩めて外す

清掃方法:
1. ビデオでデモに使われているウオーターヒーターはアトウッド製(説明者の友人のRV)で、清掃を始める前にポンプのスイッチをオフにし、タンク内の水が熱くない事を確認。
2. プレッシャーリリーフバルブ(減圧弁)のレバーを引いて圧力を無くする。
3. ナイロンプラグ(アトウッド製の場合)を取り外す。
4. サバーバン製の場合はネジが鉄製でさび易く取り外しが難しい。
5. タンク内の水を全て抜いた後、この目的で販売(約$5)されているプラスチック製パイプ(代用品を探すか、真っ直ぐなビニール管内に太目の金属性針金又はチューブを挿入して製造?)をガーデンホースに取り付けて水をタンク内部の全方向に吹き付ける。
6. 水が透明に成った時点でドレーンプラグ(アノード)を元に戻す。
7. ビデオでは50%に薄めた酢を容器より吸い込んでいますが、この場合は酢がタンク内や配管内に残らない様に完全に流し出す必要がある。 電気部品等に酢が付着すると故障の原因になる。
8. 水道に繋ぎ、 プレッシャーリリーフバルブ(減圧弁)のレバーを引いて水が出て来るのを確認してからバルブのレバーを正常の位置に戻し、満タンにする。
9. 満タンの状態で電気又はガスで水が熱湯になるまで熱する。
10. ビデオではこの時点でサバーバンのアノードの説明。
11. ビデオで見るアノードは最近交換した新品(説明者のRV)で、1年程度使用するとアノードの表面は消耗してザラザラになる。 又、錆びて外し難かったねじ部は改良部品に交換してある。
12. 消耗し易いマグネシウムアノードと長持ちするアルミニウムアノードの2種類あるが、使用する水質により選択する必要がある。
13. 温度が下ってから減圧弁で内部の圧力を下げてタンク内の水を抜くのが理想的であるが、熱湯の場合はやけどをしない様に充分注意をする必要がある。
14. 先に5. 6.で行った様にタンク内を清掃したあとドレーンプラグを元通りに戻す。
15. 酢を使用した場合は完全に酢が出るまで清掃をする必要がある。
16. 満タンになった状態で順次車内の全ての蛇口を開き配管内に残っている空気(や酢)を吐き出させれば、完了。

http://www.youtube.com/watch?v=IKg0R9oiMP0&feature=fvst

アキュミュレータータンク

ファイル 443-1.jpgファイル 443-2.jpgファイル 443-3.jpg

このところRVに関係の無い書き込みが続き、私のブログを読んだ方の中には“全く役に立たない事を書いて”と腹を立てていらっしゃる方もいらっしゃると思われます。 

今回は、先日ネットキャンパーのメンテナンスサイトで出て来たアキュミュレーター(アキュミュレータータンクと呼ぶ人もいる)に関して説明致します。

構造:
アキュムレーターはプラスチックまたは金属製のタンクで内部にゴム製仕切り板が付いていて一方から掛かる水圧を他方から空気圧で押し返す仕組みになっています。

機能:
ウオーターポンプが作動中は水に圧力を掛けますので蛇口を開きますと水が出ますが蛇口を閉めますと、水は気体(空気)の様に圧縮しませんので2-3秒後には規定の圧力(40psi前後)に達してポンプは止まります。 しかし、アキュムレーターを取り付けますと、ゴム製仕切り版の反対側の空気を圧縮して水圧のエネルギーを蓄えます。 従って、ポンプが作動しなくても蛇口を開けばアキュムレーターに蓄えられた水量が出る為ポンプの小刻みなオン-オフが解消されます。 又、ウオーターポンプのスイッチを長時間オンにしていても(お勧めは出来ませんが)蛇口を開く迄は滅多にポンプは作動しません。

種類:
アキュムレーターには幾つかの種類があり、RV用は左上の写真のシュアーフロー製(22 cm x 10 cm x 9 cm)がポピュラーの様です。 取り付ければ効果がある事は間違いありませんが、中には小さ過ぎるので2個取り付ける人も少なくありません。 私は右上の写真の家庭用(56 cm x 28 cm x 28 cm)を取り付けています。
http://www.google.com/search?hl=en&tbm=shop&q=accumulator+tank&oq=accumulator&aq=0&aqi=g3&aql=&gs_l=products-cc.1.0.0l3.9839.16109.0.18369.11.6.0.5.5.0.220.790.1j4j1.6.0...0.0.Qpgnu43uf0g

取り付け方:
取り付けは縦横斜め、何れの方向の設置も可能で、又ポンプに依る水圧の掛かる場所でしたら如何なる場所でも構いません。 上のイラストに示しました様に配管の途中に挿入する事も出来、適当な場所が見つからない場合は既存の配管から離れた所にアキュミュレーターを取り付け、1本の管を繋げる事も可能です。

次のビデオも参考になさって下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=QFauZKl-OGk


参考:
ウオーターポンプがうるさい場合は安価な音や振動を減らす方法も考慮しては如何でしょう。 ウオーターポンプの下にゴムやスポンジを敷いたり、振動し易い配管をタイラップ(ビニール製紐)で締め付ける事で驚くほど静かになります。

守る事が困難な法律

町に出る度に気になりますが、法律や規則を守らない人の多い事です。

都心ではアチコチで工事が行われていて工事関係者が交通整理(税金の無駄使いの場合も?)を行っています。 しかし、この交通整理を無視して歩く人や自転車が多い事に驚かされます。 先日銀座の工事現場で信号が赤の交差点、しかも交通整理を無視して40代の女性が自転車で横切って来ましたので注意をしようとしましたらぶつけられて仕舞いました。 “急いでいたから”と言い残して立ち去りましたが、ぶつけられた私の股は今も紫色の痣が残っています。 

注意をする事自体が感心した事ではありませんが、この様な光景に慣れて育つ小さな子供達は法律やルールを守らなくなり、当然交通事故に巻き込まれる確立は高くなります。 大人に成れば違法と知りながら悪い事を平気でし、問題を起こす事にも少なからず繋がると思います。 社会で様々な問題が起こっていますが、法律やルールを守る意識が高くなれば此れらの問題は激減すると確信します。

現在、新聞やテレビは問題が起こる度にその本人や会社を大きく取り上げて責任を追及し、言葉の暴行を加えて立ち上がれなくさせて居ますが、同じ様な問題はアチコチで起こっていてタマタマ発覚しないだけでは無いでしょうか。 又、報道機関の暴行を加えている人達自身はそれほどきれいな生活をしているのでしょうか?  我々は皆法律違反やルール違反をする事が当り前になって仕舞っているのではないでしょうか?

法律やルールを無視する人が多い原因は守れない法律が多い事も原因していると思います。 既に書きましたが、最高制限速度は多くの場所で明らかに低く過ぎです。 運転者の多くは10Km/時-15Km/時程度のオーバーは取り締まりの対象では無いとの意識で運転していると思います。 

果たして何人の警察官が速度制限標識を守って運転しているのでしょうか? 多くの警察官が“私は速度制限を守って運転しています”と答えますが、警察官として“私は速度制限を守らずに運転しています”とは答えられませんので止むを得ないでしょう。 しかし、警察官の中には“私に違反をしていると言わせたいのか”と怒る人も居ます。 立場を考えれば此れも止むを得ない事でしょう。 

多くの道路の最高速度制限を守って走りますと事故の原因に成りますし、更に10Km/時程度の速度オーバー(私の通常速度)で走って居ても追い越し禁止の場所でも追い越して行く車が少なくありません。 警察官であろうと一般運転者であろうと、若し、最高制限速度を守って走っている人があれば、余程安全を無視している人か、他の運転者に故意に“嫌がらせ”をして運転をしているとしか考えられません。

交通安全以上に、一般日常生活に於ける人々の法律やルールを守る意識を高める為には多くの場所での最高制限速度の引き上げを検討する必要があります。  又、最高速度制限以外にも守れない法律がアチコチにありますので、それらも検討する必要があります(使えない場所にある横断歩道を使い易い場所に移動、不必要な交通信号や一旦停止サインの廃止等)。

銀座からの東京スカイツリー

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歌舞伎座近くの歩道橋からスカイツリーと東京タワーが両方向に見える場所があると教えてくれた人が居ましたが、四丁目の交差点からはスカイツリーの先端部分だけが近辺のビルの避雷針と共に見え、果たしてスカイツリーかは分からない状態でした。

三越デパートの屋上からは見える方向に窓が無く、松屋デパートの屋上からは前方のビル(BVLGARI)に遮られて見えず、結局BVLGARIの屋上から見る事が出来ました。

写真はBVLGARIの屋上のレストランから見た東京スカイツリーです。

独り言

ブレーキライト故障のテスト並びに修理方法に関しての資料が届いているのですが、ネット接続が悪い為にダウンロードする事が出来ません。 オートパークブレーキの続きは少々遅れます。

昨日は千葉から東京の西の端まで友人に頼まれたスポーツカーを運転しました。 “スカイツリーオープン”と言う記念すべき日にスカイツリーの直ぐ近くを通りましたが、生憎(アイニク)の雨で前方に一度見ただけで、ラジオでオープンの様子を聞きながら走りました。 

若し、今迄に見た事が無ければ見たい気持ちが大きかったのでしょうが、過去に隅田川を走る船からや成田空港からのリムジンバスからも何度も見ていましたし、出発前に直ぐ近くの交差点で消防車やパトカーが多数来て交通整理をする大きな衝突事故もあり、又雨の中での他人の大事な車を運転すると言う事もあり、安全運転を心がけて余りスカイツリーには気が引かれませんでした。 

日本の高速道路を独りで運転したのは今回が始めてで、成田空港方面から湾岸道路、又は京葉道路を通って、外環道に入り、東京の西側に行く積もりでしたが、道路標識に従って走るのは思っていたより難しい事を知りました。 成田から都心に向う場合は湾岸道路より京葉道路の方が空いていると言われ、京葉道路との分岐点で標識の解釈に悩みながら、大部分の他の車の流れとは別方向の京葉道路に何とか入れました。 

その後、三郷方面に行きたかったのですが、出口を逸して小松川の文字を見て首都高に入ってしまった事に気が付きました。 成田からのリムジンバスで走る場合は三郷方面の標識をよく見るのですが、リムジンバスは恐らく湾岸道路を走っていたのでしょう。

首都高は以前一度羽田方面から新宿まで友人が乗る車を運転した事があり、この時は友人が行き先を言って呉れましたので全く不自由はしませんでしたが、今回は行き先を決断するのに苦労しました。

苦労した理由は、出口の名前は示されていても行く先を示す標識が少なかった事と、私が日本の行く先を示す標識に慣れていなかった事からだと思います。 又、10年(15年?)以上昔のナビ(初期のナビ)を借りて使った為、広角にならない為に広い地域を見る事が出来なかった事も大きな理由です。 

此れまで、多くの知らない都市に行きましたが、ナビさえ正確であれば何処でも迷わず行け、ナビは運転に欠かせない装備です(未だ見ていませんが、最近TripMaker RVND 7710購入)。  雨の為交通渋滞がアチコチでありましたが、幸い無事に目的を果たす事が出来ました。

今日も都心に出掛けますが、晴天でスカイツリーがよく見えると思いますのでカメラを持って行く積もりです。

オート パーク ブレーキ、 その2 パークライトに関して 

パークライトを点灯させるスイッチは2種類あり、何れかのスイッチ又は2個のスイッチが同時に壊れる事がありますが、通常は1個です。

1. 単にライトスイッチと呼ばれる圧力スイッチがあります。 このスイッチは助手席側のトランスミッションの僅かに後ろ側のシャシーフレームに取り付けられていて、パーキングブレーキを作動させるアクチュエーターがある場所です。 このライトスイッチが機能しなくなりますと通常オンの状態で壊れ、キーがオンの状態ではオートパークライトが常に点灯した状態になって仕舞います。 従って、問題はライトが常に点灯するだけでオートパークブレーキは正常に機能します。

2. 上のスイッチの他にポンプモータースイッチと呼ばれるもう1個のスイッチがあり、2001年以前のシャーシーの場合はアクチュエーターの近くに取り付けられています。 2001年以後のシャーシーの場合は前方のラジエータールームの運転席側にあります。 このスイッチは一般的にRGS(Rotten Green Switch)、即ち嫌な緑色スイッチと呼ばれて緑色か茶色ですが機能は両者全く同じです。 

このスイッチが壊れますと幾つかの問題が発生し、全て重大です。 若しこのスイッチの故障でオートパークライトが点灯しますと緊急に調べる必要があります、即ちパーキングブレーキが間もなく効き始めて動けなくなります。 

3. 色々なテスト方法でどちらのスイッチが故障したかを知る事が出来、交換又は修理をする事が出来ます。

この続き、即ちテスト方法や修理の仕方に関しては後ほど書きます。

オートパークブレーキ、 その1-2 関係する専門用語

前回の続き...

Leakdown (リークダウン=漏れ)
何らかの理由で油圧が漏れ、オートパークスステムの圧力が下った状態を言います。

レバーリレー (Lever Relay)
オートパークブレーキのアクチュエーター(シリンダー)とパーキングブレーキドラムを機械的に繋げた中継レバー類を指し、運転席側のシャーシーフレームのエンジン/トランスミッションの近くにあります。

ライトスイッチ (Light Switch)
このスイッチは後ほど出て来ますRGSと呼ばれるスイッチと見た目は似ていますが、アクチュエーターの後ろ側にあるT字型配管部品に取り付けてあって、タイプIIとタイプIIIのオートパークブレーキに使われています。

オーバートラベル (Overtravel)
アクチュエーターのピストンが通常の良好な状態より移動し過ぎの状態を言います。

ポペットバルブ (Poppet Valve)
後ほど説明しますRGS(スイッチ)の直ぐ下にある一方向バルブで、取り付ける6角型留め具を取りはず際に簡単に失い易い部品です。

RGS (Rotten Green Switch=壊れ易い嫌な緑色のスイッチ)
RGSはニックネームで、正式にはポンプモータースイッチ(Pump Motor Switch)と呼ばれ、全てのタイプIIとタイプIIIのオートパークブレーキに使われています。

RBS (Rotten Brown Switch)
RGSと全く同じ仕様ですが、色は茶色です。

タイプIシステム (Type I System)
1989年頃から1994年の中旬頃迄のシャーシーに見られ、作動にはパワーステアリングの油圧が使われています。

タイプIIシステム (Type II System)
1994年の中旬頃から1998年中旬迄のシャーシーに見られ、専用電動ポンプが使われています。

タイプIIIシステム (Type III System)
1998年の中旬頃から2007年のシャーシーに見られ、タイプIIと同じですが、パーキングブレーキを作動させるフットペダルは無く、その代わりにダッシュボード近くに黄色の押し引きするノブが取り付けてあります。

専門用語の説明は以上ですが、次回はパークライトに関して説明します。