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前面ガラスのヒビ割れ修理

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本日、前面ガラスのヒビ割れ修理を行いましたので簡単に説明をします。

最初の2枚の写真は修理前と修理後です。 写真の写し方が悪くて分かり難いのですが、修理前にはヒビ割れが3方向に向いていましたが、修理後は2個は消えて1箇になり、小さくなりました。 ヒビの中に接着剤が入りましたので、割れが進行する心配は無くなりました。

修理は簡単で、日本でも購入出来ると思いますが(モット良い物があるかも知れません)、窓ガラス修理専門の注射器付き接着液が売られています。

ガラスをきれいにした上で、写真の様に接着剤が入っている注射器を取り付けて、注射器のプランジャーを一度引いてヒビ割れ内の空気を吸い取り、勢い良くプランジャーを放す事を数回繰り返すとヒビ割れの中に接着剤が入って行きます。 通常、ヒビ割れの中に接着剤が入るとヒビは見えなくなります。 ガラスは合せガラスですので、ヒビが外側の場合は接着剤がヒビに入り易いのですがヒビが内側の場合は注射器が逆さになる為に接着剤が上には上がらず、強制的に接着剤をヒビの中に押し込む事が困難です。

上の工程を終えましたら注射器を外し、接着剤が固まるまで30分程度待ち、余分に付着凝固した接着剤を剃刀の刃等で削り取りますと出来上がりです。

今回はヒビがガラスの内側にもあった事と、以前使用した残りを使用した為に充分の接着剤が残って居らず、完全な修理は出来ませんでしたが、探さないと分からない程度になりましたし、ヒビも進行しませんので、将来大きなヒビ割れを起こすまで問題無く使用出来ます(牽引して砂利道を走りますとどうしても飛び石を受けます)。 

サン ワーキン バレー(San Joaquin Valley)

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カルフォルニア州のロスアンジェルスからサクラメントに掛けて広大な平野が広がり、農業が盛んです。 オレンジ、ぶどう、桃、その他の果物、アーモンド、ピスタシオ等のナッツ、綿、勿論お米も生産されています。 この地域は冬は雨季で雨が降りますが、夏は乾燥して5月-10月頃まで雨は全く降りません。 その為、農業で必要とする水は全てアクアダクト(Aqua Duct)と呼ばれる人口水路で北部から運ばれて来ます。

次のサイトを見ますと場所、景色、生産物等の様子が大体想像出来ると思います。
http://www.google.com/search?hl=en&q=san+joaquin+valley&psj=1&biw=1101&bih=688&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.&wrapid=tlif134672815265610&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=li

ロスアンジェルスからサンフランシスコ/サクラメント方面にインターステート5号線を走りますと上に記した様な農作物を見る事が出来ます。

さて、上の写真のトラックは何を運んでいるのでしょう? 恐らく、5号線や99号線を走った事がある人は誰でも見ていると思いますが、夏の間は頻繁に走っています。

RV の車高制限

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アメリカもカナダも車高制限は州に依って異なります。

カナダの場合は、4m15cmの州が多く、アルバータ州の様に4mやユコン準州の様に4.2mの州もあります。

此れに対してアメリカの車高制限は州により13フィート(3.962m)、13.5フィート(4.114m)、14フィート(4.267m)の何れかです。 詳しくは次のサイトを参考になさって下さい。
http://www.readybrake.com/state_laws.html

尚、一般的に車高や車幅に関しては、居住地の州で合法の場合は合法的に何れの州(カナダ、アメリカの州)にも乗り入れる事が出来ます。 

しかし、現実的には高さが14フィート以下の公道もあり、高さの表示に従う必要があります。 次のサイトにはカルフォルニア州の高さが14フィート以下の場所が表示されています。
http://www.dot.ca.gov/hq/traffops/trucks/trucksize/height.htm

5thホイールの中には車高と共に大きく(重く)、2軸のダブルタイヤが付いている物もあります。 大きな5thホイールは輸送用トラックで牽引している人もいます。
http://www.google.com/search?q=freightliner+5th+wheel+photos&hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=umVEUNmaDcmWiQLQmYCoDQ&ved=0CB4QsAQ&biw=1101&bih=688

300両(7Km)のコンテナ貨物列車

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デイーゼルバーノンさんと賢さんが貨車の長さに興味を示されていましたので、調べてみました。

アメリカでもカナダでも貨物列車の長さ制限は無いそうで、走行する地形(カーブ、勾配)に依って安全を考慮して鉄道会社自体が長さを制限している様です。 又、多くの長距離路線は単線で、走行頻度は高い為に長さに対処出来るすれ違い車線も必要になりますし、行き先に応じた貨車配列施設も大いに長さに影響があると思われます。

先頭機関車が牽引するだけの場合も含めて現在の平均長さは7,000フィート(2,133m)-8,000フィート(2,438m)が一般的な様ですが、技術の進歩で今後益々長く成るようです。前後の機関車の駆動とブレーキの連動は自動的に無線で行われて居るそうで、この無線装置にも長さの限度があるそうです。

次のYoutubeには超長いコンテナ貨車の試験走行が紹介がされています。 http://www.youtube.com/watch?v=wbOvwvRbOxE&feature=related
1両の貨車が24mですので300両余りで7200m、即ち7Km以上の長さとなります。 町中では時速30Km以下のノロノロ走行ですので遮断機は15分程度降りっ放しとなりますが、時速15Kmですと30分間降りっ放しとなります。 アメリカの道交法では踏み切りでの一旦停止はありませんので線路で停止の習慣は余りありません。 その為、貨物列車が接近して赤信号が点滅しても遮断機を避けてS-字型に踏み切りを渡る“ばか者”も居ます。 此の為、町中では貨物列車は最徐行をしています。

ビデオをご覧になった方は既にお気付きだと思いますが、機関車は先頭に3両、途中に2両、2両、最後尾に2両の合計9両で駆動しています。

限られた地域を走る貨物列車、例えば農作物の収穫移動や鉄鉱石の採掘移動等に使われている貨物列車は7Km程度又はそれ以上の物も使われていると思われます。


次のサイトにはカンダのCN(カネイデイアンナショナル)とカネイデイアンパシフィック(CP)の貨物列車の長さと安全問題に関して詳しく説明してありますが、CNは此れまで先頭機関車だけで牽引して長さに安全制約があり、此れに対してCPは先頭と最後尾の機関車に依る駆動でより長い貨物列車を安全に運行させ、CPは技術的に優れていて北米で過去13年の内11年最も事故が少なかったそうです。
http://www.nationalpost.com/long+trains/4348592/story.html

国道5号線

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以前書きましたが(http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=167)、インターステート5号線は奇数番号ですので南北、5号は小さい番号ですのでアメリカの西側(太平洋側)にあります。 

インターステート5号線はメキシコ国境から、サンデイエゴ(CA=カルフォルニア州)、ロスアンジェルス(CA)、サクラメント(CA)、ユージーン(OR=オレゴン州)、セーラム(OR)、ポートランド(OR)、バンクーバー(WA=ワシントン州)、オリンピア(WA)、タコマ(WA)、シアトル(WA)、そしてカナダのバンクーバーに繋がっていて、全長は1381.29マイル(2222.97Km)です。

注:
5号線をオレゴン州の北の大きな市であるポートランドからコロンビア河を越えたワシントン州側の町は“バンクーバー”市です。 日本では知られていないと思いますので、日本の市と比べて書きますと、

バンクーバー市(ワシントン州)
人口:  165,800人
面積:  119.Km2
人口密度:1,413人/Km2

静岡市
人口:  712,000人
面積:  1412Km2
人口密度:  505人/Km2

佐賀市
人口:  236,600人
面積:  431Km2
人口密度:  548人/Km2

長野市
人口:  379,900人
面積:  834Km2
人口密度:  455人/Km2

従って、バンクーバー市(WA)は地方の市としては可なり人口が密集している市です。

カナダの貨物列車

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今回はカナダのブリテイッシコロンビア州の西、バンクーバーの北西約1400Kmの場所、プリンスジョージからイエローヘッドハイウエー(カナダ国道16号線)を通ってプリンスルパートに向いました。  

カナダに入ってからはほとんど一本道で、アメリカ西部からアラスカに行く場合もこの道のほとんどを通る事になります。 交通量は少なくて偶に小さな町を通る程度で、交通渋滞は全くありません。 交通渋滞は道路工事の為に片側1車線の場所が偶にあって、信号が付いていたり交通整理が居て待たされる事があります。 10分程度の待ちが一般的ですが、過去には山火事の為に半日待たされた事もあります(この山火事始まった時は3日待たされた人もいました)。 カナダの西部(北部)には幹線道路が少なく、山火事や洪水で道が通れなくなると迂回道路は無く、待つ以外に無い場所がほとんどです。

ロスアンジェルスからの距離は片道2100マイル(3360Km)余りで、普通に走って約4日掛かります。 速度を増せば当然早く着きますが、60マイル/時を越すと燃費が悪くなりますので、58マイル/時(92.8Km/時)にオートクルーズを設定しています。 しかし、途中で幾つかの山越えがあって、7度程度の勾配が15Km程度続く所も数箇所あります。 それらの所では35マイル/時程度まで落としますが、それでも燃費は高速時の1/3程度に落ちて仕舞います。

カナダのブリテイッシコロンビアで昼食を食べた時に写した写真を添付します。
河の両側に鉄道線路があり、向かい側に貨物が通過中です。 この貨物は非常に長く、先頭は既に隠れて見えなくなっていますが、後部も見えない所に未だ続いています。 写真に写って居るだけでも150両前後ありますので全部で200両はあったと思います。 

通常、長い貨物列車は最前部で牽引し最後尾で押していて、中には中央部にも機関車がある場合もありますが、この貨車に関しては最前部で牽引しているだけで、中央部にも最後尾にも機関車ありませんでした。 以前は4両連結機関車が最前部と最後尾の計8両の機関車が一般的でしたが、最近は最前部と最後尾に2両の機関車が一般的の様です。

プレッシャーコンバーター

昨日、プレッシャーコンバーターの購入手続きをしました。

一年前にプレッシャーコンバーターからの漏れを発見した際にアチコチのトラック部品店に問い合わせ、何処にも在庫が無く少々心配しましたが、シャシーメーカーに在庫がある事を突き止め購入しました。 その際35個の在庫がありましたが、今回は5個の在庫でした。 30個も減ったと言う事は故障が起こる可能性を示すと共に、数ヶ月中には在庫が無くなる可能性もあると判断し、急いで購入手続きをしました。  少々高価ですが、手に入らない事を考えると安心です。

旅行に出掛けた帰りに毎回、修理や改善箇所を書留めていますが、今回も5-6個書き留めました。 今、思い出せるのはABSのライトが点灯し続けている事位で、他の事は大した事では無かったと思います。  ABSライト点灯はセンサーの接続不良、又は4個或る内の1個(?)が故障したと思われます。  センサーは確か$35程度でしたので、プレッシャーコンバータに比べれば安い物です。

旅行中の故障修理

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今回は全て順調であったと思っていましたが、幾つか修理をした事を思い出しました。  キャンプ地で昨年知り合った人の車の排気ブレーキの修理と自分の車のプレッシャーコンバーター(マスターシリンダー)の交換をしました。

知人の車はクラスA(DP)で、排気ブレーキが作動していない様だとの話でした。 排気ブレーキアクチュエーター(シリンダー)を作動させる電磁バルブにエアーが来ている事を確認し、電磁バルブが作動しているかを確認する段階でエグゾーストマニホールドのボルトが折れている事に気が付きました。 ペネトラントオイルを充分流し込み、ボルトに穴を開けてイージーアウト(逆ねじのボルトを抜く道具)を使って抜く予定でしたが、完全にさび付いて一体化していた為抜く事は出来ませんでしたが、構造状ボルトとナットを使用する事が出来、修理を完了させる事が出来ました。 排気ブレーキ不良の原因はエグゾーストが折れた為の漏れが原因でした。

自分のプレッシャーコンバーターに関しては、往路レストエリアで駐車中に路面にオイルが漏れているのを発見、最初は自分の車では無いと思いましたが念の為に車の下に入って確認したところプレッシャーコンバーターから漏れている事が判明しました。 此れは以前も漏れた事があり、オーバーホールキットは販売されていない為、分解して付着した異物を取り除きましたが、再度漏れが生じました。 ブレーキオイル量を確認したところほとんど減っていませんでしたので、漏れは始まったばかりだったと思われます。 幸い、新品の予備プレッシャーコンバーターを携帯していましたので交換して旅を続けました。

プレッシャーコンバーターは2個付いていますが、今回壊れなかったプレッシャーコンバーターは前回分解した際に僅かながら漏れが確認されましたので、今回漏れたプレッシャーコンバーターの状態が余り良くない場合は新品を購入して携帯する積もりです。 この様な特殊部品を旅先で購入すると2倍-3倍の価格を覚悟しなくてはなりませんし、自分で購入手続きをするにしてもレストエリアに送って貰う訳にも行きません。  例え、送り先を確保しても数日間待つか高い送料を支払う事になります。

写真1  漏れ
写真2  漏れたプレッシャーコンバーター
写真3  オイルリザボー
写真4  修理
写真5  交換完了