DP(デイーゼルプッシャー)は路線バスや観光バスの様にエンジンが後方に搭載されていると言う事でデイーゼルで押すクラスA、即ちこの名が付いています。
参考:
エンジンが前方に搭載されているクラスAも最近はポピュラーに成りました。 これ等はDPに対してデイーゼルプラーとも呼ばれますが、フレッド(FRED=FRont•Engine•Diesel=フロント•エンジン•デイーゼル)と呼ぶ人の方が多い様です。
DPには幾つかの利点があります。
エンジンが後方に付いている為に走行中の運転席ではエンジン音が聞こえません。 更に殆どのDPはエアーコンプレッサー、エアースプリングを装備して乗り心地が優れていて、デイーゼルですので排気ブレーキも使えます。 RVフォーラムでクラスAの選択をしている人に対して“DPをテスト走行すると欲しくなって仕舞うので、心(財布)の準備をして試乗をするべき”との書き込みを見ます。
DPは優れてもいますが欠点もあります。 それはガソリンクラスAに比べて購入価格が高い他に、デイーゼルと言う事で整備が高価で、又エアーシステムに関しては一般自動車整備工場では受け入れて呉れても修理に手間取り高価になる可能性があります。
エアーシステムは電気配線に比べて配管は単純で部品点数は少なく、目で確認出来ますので時間を掛ければ我々趣味で行っている者に取っても問題解決がし易いと思われます。
エアーシステムでよく問題が起こるのは空気漏れ、空気圧調整、圧力ゲージ表示不良、ライド•ハイト(車高調整)バルブ、エアーブレーキ調整、パーキングブレーキ調整、エアードライヤー不良等です。
日本でDPにお乗りの方も少なく無い様で、全体の部品配置を知って於くとエアーシステムに取っ付き易く、何かと便利だと思います。 現在エアードライヤーに関してお困りの方がいらっしゃる様ですので、参考に成りそうなサイトをご紹介します。
http://www.meritorwabco.com/MeritorWABCO_document/tp92116.pdf
http://www.meritorwabco.com/MeritorWABCO_document/mm34.pdf
法律に従い、疑問の点がある場合は本やネット、又は専門家の意見を聞いて、安全を最優先にして整備や問題解決を行って下さい。 危険な状態、マニュアルに示されている規定値外での走行は危険ですので、先ずは状況を把握する事が大切だと思います。 意外と簡単に、安価に問題解決が出来るかも知れません。