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パイロットカー

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往復1車線の道路工事中の道路を交互一方通行で走る場合は通常“パイロットカー”と呼ばれる先導車が先頭を走り、一般車はその後を追う様にして走ります。 

左上の写真のクラスAの前を走っているトラックがパイロットカーで、工事現場の終りまで来ると、右上の写真の前方の大型トラックの前に微かに見えて居る様に列から逸れてユーターンをし、対向車の列が通り過ぎたら反対方向の先導を始めます。

道路工事の為の待ち合わせ

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カナダ、特にアラスカに通じるアラスカ‐カナダハイウエー(昔はアルカンハイウエーと呼ばれていた)ではアチコチで道路工事をしていてよく待たされます。 

その理由は幾つかあります。 
• カナダ北部の冬は寒さが厳しく、道路下の水分が凍る為(永久凍土もある)舗装が傷み易い
• 寒さの厳しい冬が長い為に工事が短い夏に集中する
• 片側一車線の道路が多い為、工事中は一車線を上下車両が交互に使う

上の写真は待たされた現場の一部ですが、恐らく10箇所以上の工事現場で、長い時は30分程度待ちました。

毎回待たされると待つ事に徐々に慣れて来て余り気に成らなくなります。 しかし、山火事や洪水での通行止めの場合は最悪です。 4年前のアラスカからの帰りに山火事の為に半日通行止めに会った事が有りますが、私の知っている人は私が通過するより数日前に同じ現場で3日間通行止めになったそうです。

約10年ほど前、カナダのホワイトホースのキャンプ場で会った人は、大雨で道路が流された為に“約800マイル(1300Km)迂回をして来た”と話していました(実際に地図で調べましたらその位の距離がありました)。 カナダ北部には幹線道路が少なく、道路が無くて夏の間は車では行けない準州(Nunavut)もあります。 この州の広さは日本の面積の5倍以上ですが、州内の舗装道路でさえ20Km程度だそうです。 物資の輸送は飛行機(水上飛行機)が主ですが、道路が付いていないカナダ北部の孤立した町には冬季に川や湖が凍るのを待ってその上を走って車で、特に大型建設機械等は運ぶそうです。

アメリカでも道路工事の為に待たされる事が有りますし、2時間近く待った事もあります。 2時間も待つのは嘘の様ですが、時には10Km前後の長さを一度に舗装する場合もあり、その様な工事現場を徐行して通り抜けるのは時間が掛かります。 時間が掛かれば更に待つ車の列が長く(300台?)なって悪循環を繰り返します。


此れまでに掲載した多くのトラックの写真は工事現場で待たされた時に写した対向車です。

道路工事の為の待ち合わせ

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カナダ、特にアラスカに通じるアラスカ‐カナダハイウエー(昔はアルカンハイウエーと呼ばれていた)ではアチコチで道路工事をしていてよく待たされます。 

その理由は幾つかあります。 
• カナダ北部の冬は寒さが厳しく、道路下の水分が凍る為(永久凍土もある)舗装が傷み易い
• 寒さの厳しい冬が長い為に工事が短い夏に集中する
• 片側一車線の道路が多い為、工事中は一車線を上下車両が交互に使う

上の写真は待たされた現場の一部ですが、恐らく10箇所以上の工事現場で、長い時は30分程度待ちました。

毎回待たされると待つ事に徐々に慣れて来て余り気に成らなくなります。 しかし、山火事や洪水での通行止めの場合は最悪です。 4年前のアラスカからの帰りに山火事の為に半日通行止めに会った事が有りますが、私の知っている人は私が通過するより数日前に同じ現場で3日間通行止めになったそうです。

約10年ほど前、カナダのホワイトホースのキャンプ場で会った人は、大雨で道路が流された為に“約800マイル(1300Km)迂回をして来た”と話していました(実際に地図で調べましたらその位の距離がありました)。 カナダ北部には幹線道路が少なく、道路が無くて夏の間は車では行けない準州(Nunavut)もあります。 この州の広さは日本の面積の5倍以上ですが、州内の舗装道路でさえ20Km程度だそうです。 物資の輸送は飛行機(水上飛行機)が主ですが、道路が付いていないカナダ北部の孤立した町には冬季に川や湖が凍るのを待ってその上を走って車で、特に大型建設機械等は運ぶそうです。

アメリカでも道路工事の為に待たされる事が有りますし、2時間近く待った事もあります。 2時間も待つのは嘘の様ですが、時には10Km前後の長さを一度に舗装する場合もあり、その様な工事現場を徐行して通り抜けるのは時間が掛かります。 時間が掛かれば更に待つ車の列が長く(300台?)なって悪循環を繰り返します。


此れまでに掲載した多くのトラックの写真は工事現場で待たされた時に写した対向車です。

アメリカとカナダで見る大型トラック その5.カラフルなトラック販売店

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写真はトラック販売店に陳列してある多数の色に塗られたトラックです。 10台写っていますが、実際にはこの2倍(20台前後)が陳列してあったと思います。 

タンクローリーに見えますが、何を運ぶのでしょう、白はミルク、紫はグレープジュース、黄色はオレンジジュース、赤はイチゴジュース? 誰が買うのでしょう? 好きな色のトラックを1台買うのでしょうか、それとも纏めて全部買うのでしょうか? 

今は無くなって仕舞いましたが、昔アメリカにブリネフと言う航空会社がありました。 この会社の飛行機はこれ等のトラックの様にそれぞれ赤、黄、黒、緑等の色が塗られていた事を思い出します。

アメリカとカナダで見る大型トラック その5.オーバーサイズの積荷

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一般的なトラックの他にオーバーサイズの荷を積んだトラックも時々見掛けます。 これ等のトラックは他のトラックと同じ制限速度で走りますが、危険と思われる所では慎重に運転している事が分ります。 重量荷物を積載して居るトラックは急な下り坂では、20Km/時程度の超遅い速度で下っている物も居ます。 

RVは乗用車と異なり重量がありますが、下り坂では乗用車と同じ様に速度を出す事が出来ます。 しかし、急な下り坂で乗用車と一緒のスピードで下るのは危険です。 下りの勾配、車両重量、エンジンサイズ等によって下る安全速度は異なります。

下り坂を下る安全速度の目安は、同じ坂を上る時に走る速度が良いとされています。 即ち、40Km/時でヤット登れる坂を下る場合は40Km/時に減速して下るのが安全速度です。 

アメリカとカナダで見る大型トラック その4.

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カナダ西部は木材の切り出しがアチコチで行われています。 その為、木材を運ぶトラックをよく目にします。

木材を運び終えて切り出し地に向かう場合は、後部の車軸を前方の荷台におんぶする形で走ります。 此処に示された写真は前後3軸ですが、前後2軸のトラックも時々見ます。 

前回添付した様なカナダ特有の車軸配列の木材運搬車もありますし、最後の写真の様なダブルトレーラーもあります。


前回の続き:
現在、アメリカで走っている殆どのトラックが“コンベンショナル”と呼ばれる、キャブの前方にエンジンが付いているトラックである理由は、其れまで厳しかったトラックの全長に関する各州の法律が1970年代に緩和された事が大きい様です。 “コンベンショナル”型はホイールベースが長い為乗り心地/操縦性が良く、エンジンの整備がし易く、平面な“キャブオーバー”型の前面に比べて空気抵抗が少ない為、最近ではエコにも大いに貢献しています。 

アメリカとカナダで見る大型トラック その3.

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平坦な道は勿論、空荷の場合は上り坂も高速で乗用車と同じ速度、又はそれ以上で走りますが、重い荷物を積んでいる場合の7%以上の上り坂ではノロノロになります。

今回で3度目のカナダで見られるトラックの写真ですが、日本のトラックと形が異なる事にお気付きの方もいらっしゃる事でしょう。 

アメリカでも1970年代までは現在の日本のトラックの様な形をしている物が主流で、現在も消防自動車には日本のトラックの様な形が使用されています。 ヨーロッパのトラックも日本と同じです。 反対に、日本でも昔はアメリカと同じ形をしていました。

皆さん既にお分かりだと思いますが、日本のトラックは“キャブオーバー”に対してアメリカやカナダのトラックは“コンベンショナル”と呼ばれる型、即ちエンジンが運転席の下(後)に有るか前方に有るかの違いです。 “キャブオーバー”型は前方が平らで全長が短いのに対して“コンベンショナル”型は前方が突き出して全長が長くなります。

“コンベンショナル”型は運転手の前にエンジンがありますので当然運転手の安全性で優れていますが、その他にも、アメリカやカナダで“コンベンショナル”型多い理由が他にもあります。 説明は次回にします。


参考:
“コンベンショナル”と言う言葉は、伝統的な、又は昔からの型と言う意味で形状やモデル名に使われます。
例えば、小型飛行機には通常3個の車輪が付いて、ゼロ戦の様に前方に2輪、後方に1輪の場合と、旅客機の様に前方に1輪、後方に2輪の場合があります。 ゼロ戦の様に前輪2個の車輪形式を“コンベンショナル”と呼び、旅客機の様に前輪1個を“トライシクル=三輪車”と呼びます。

アメリカとカナダで見る大型トラック その2.

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アメリカ国内で一般的に見る大型トラックは18本のタイヤを付けていますが、カナダでよく見るトラックは写真の様な車軸配列で、タイヤが30本付いています。 一種のダブルトレーラーですのでバックでのハンドル切りは逆の逆ですが、長い事もあって上手にバックをします(短いダブルトレーラーのバックは難しい)。

操縦性、安定性が良い様で、曲がりクネッタ片側1車線の細い山道でも高速で走り、時には乗用車も抜き去って行きます。 下り坂では、私も負けずに速度を出しますが、平坦な道や上り坂では抜かせてあげます。 高速で上り坂を走ると燃料を食いますし、何よりもトラックは仕事で走っていますので譲ってあげます。