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水陸両用キャンピングカー

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写真は単なる“ボートでは?”とおっしゃるかも知れませんが、実は水陸両用キャンピングカーなのです。 一般の釣用ボートには屋根が一部しか付いていなかったり、全く無かったりで住む訳には行きませんが、このタイプのボートは完全な屋根が付いていてキャンピングトレーラーと同等の設備が施されて居る為“水陸両用キャンピングカー”と成る訳です。 乗り降りは後部に特別に取り付けた梯子から行ないます。 (写真の右端に私のキャンパーの後部が僅かに写っている)

所有者のご夫婦は海でサーモン釣りをしたい時にダッジのジーゼルエンジン付きトラックで(丁度町に出かけて見えない)アチコチにあるボートランプ(コンクリート製傾斜が水の中にまで出来ている)に牽引して行き、バックでボートが浮ぶまで乗り入れて無料で海に浮かばせる事が出来ます。http://www.youtube.com/watch?v=R6tbABRT1sA

ビデオに映っているランプには両側にコンクリートの壁がありますが、多くの場合、車で水の中に走れるように岸にコンクリートの道が敷いて有るだけです。 ランプが広くて多数の人が利用出来る場所では2台が平行してボートを浮かべたり陸に引き上げたりしている場合もあります。 中にはバックが下手な人も居ますが多くの人は手馴れたもので長時間見ていても飽きることはありません。

カナダのプリンスルパートと呼ばれるこの町の近辺の海はサーモン釣りで有名で、近辺は勿論、カナダの中部や東部からもボートを牽引して来ている人が沢山居ます。 中にはモーターホームで釣用ボートを牽引している人も居ます。

この町からの帰路、他にも数台水陸両用キャンピングカーで旅行している人達が居ました。


次は、今回の旅行で起った笑いたくなるような“馬鹿げた事故”に関してです。
RVKen

大型トラック

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今回の旅行で写した大型トラックです。 順に:

ガソリンを運ぶトラック
以前、写真と同じようなトラックの運転手が長さ96フィート(約30m)と話していました。

工事車両用のタイヤを運ぶトラック
トラックの幅を大分はみ出していますので、タイヤの直径は3m前後あると思われます。

簡易オフィスを運ぶトラック
此れは小さなオフィスですが、中にはプレハブの家を運ぶトラックも見かけます。

コンテナ輸送用トレーラーを運ぶトラック
非常に上手くデザインされていて、新車のトレーラーを5台納車中です。

大型ダンプを運ぶトラック
運ばれているダンプの幅も広いですが、運ぶトラックも長いです。

次回は私の隣のキャンプサイトに停まっていた水陸両用キャンピングカーの写真を添付します。

RVKen

使用禁止になるホールデイングタンク用ケミカル

RVやボートのホールデイングタンクに今迄自由に使われてきたケミカルが今後カルフォルニア州では使えなくなりました。 此れらの中には多くのRVerに使われてきたネーム商品も有り、私も今後考えなくてはなりません。 此れは今月(8月、2010)、カリフォルニア州知事、アーノルド シュオーツニガーが法案AB1824 にサインしたからです。

概要は、
汚水処理に問題と成る化学薬品、即ち次の薬品の使用が禁止になります:
a) 2-bromo-2-nitropropane-1,3-diol, 別名 bronopol
b) 1-(3-chlorallyl)-3,5,7-triaza-1-azoniaadamantane chloride, 別名 dowicil
c) Formaldehyde
d) Glutaraldehyde
e) Para-formaldehyde
f) Para-dichlorobenzene
g) その他DTSC(Department of Toxic Substances Control = 危険物管理局) が汚水処理施設に問題を起すと認めた薬品

従って、今後トイレ処理用ケミカルを大量に買う場合は表示を読んで上のリストに書いてないものを選ぶ必要が有ると思われます。 (日本でも近々禁止されるかも知れません)

RVKen

オートバイ牽引型キャンパー

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以前、オートバイ牽引型キャンパーのイラストを写真で見ながら書いた事がありますが、今回はそれを実際に見る機会がありました。

カナダの東部のケベックにお住まいのご夫婦で、このキャンパーをホンダのオートバイで引っ張ってカナダを縦断、カナダの西の端のプリンスルパートで休暇を楽しんで居られました。 奥様はキャンパーの中で朝食の用意を為さっている様子で後姿は見えるものの一度も私の方を振り向かなかったどころか、開いていたキャンバス製戸が閉じられてしまいました。 理由は大体分っています。

常に笑顔を絶やさない非常に人ナツッコイ方で、キャンパーの事を聞くと更に笑顔になってジェスチャーも大きくなりました。 しかし、彼自慢のキャンパーである事はヨーク分るのですが言葉が全く出て来ません。 

カナダを旅行中はヨーロッパやオーストラリアから来て、レンタルキャンピングカーで旅行をしている人達が意外と多く、それらの人の中には英語が苦手な人も居ます。 今回もオランダ、ドイツ、ポルトガル、イタリア、オーストリア、日本、その他の国から来た方々と話をしましたが、何とか会話が通じます。 

実は、カナダ東部の人達の常用語はフランス語で、このオートバイのキャンピングカーの持ち主は全く英語が話せませんでした。 奥さんが顔を見せなかった理由は話したく無かったからだと推測します。 ヨーロッパの人たちは英語が苦手でもドンドン会話を続けますが、カナダ東部の英語を話せない人達は笑顔は作りはしますが、“英語が話せない”と言って殆どの場合は会話に乗って来ません。

余談になりますが、モントリオールの小学校の多くはフランス語で授業をしますが、英語で授業をする小学校も沢山あるそうです。 フランス語を母国語とする子供達は英語で授業の学校に自由に入学出来ますが、英語を母国語とする外国人や移民の子供達はフランス語で授業をする小学校に行かなければ成らない事が法律で義務付けられているそうです。 この事を話してくれた方はモントリオールで生まれ育ち常に英語で勉強したそうで、フランス語が話せないような完全なアメリカ英語を話していました。
RVKen

交通止め/迂回

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稀ではありますが、事故や道路工事で交通止め/迂回をさせられる事があります。 今回の旅行中話題になった交通止め/迂回が2種類有りました。 1つは大雨の為に道が流された為の交通止め/迂回、もう1つは山火事の為でした。 尚、今回旅行した地域では道路工事の為に待たされる事は頻繁にありますので誰も問題にしません。

“大雨の為の交通止め/迂回”
カナダの北部に見晴らしがすばらしいものの、行くのが不便で、砂利道の為、多くのRVerが一度は走りたいと思いながら行き難い道があります。 それはアラスカ州からカナダのユコン準州にまたがる“Top of The World Highway”= Taylor Highway です。 http://en.wikipedia.org/wiki/Top_of_the_World_Highway

今年のカナダの西北部は、7月中、8月前半に異常な雨で相当の被害が出ました。
http://www.thenewstribune.com/2010/08/12/1299720/stretch-of-higway-wont-open-just.html

私がキャンプ場で会ったご夫婦は、“Top of The World Highway”の中間部で往生、パイロットカー(先導車)に誘導されて逆戻り、800マイル(1280km)の迂回をしたと話していました。 ニュースでは、前後の道が流された為、17台のキャンピングカーが取り残されているとの報道も聞きました。 私が直ぐに気になったのは“ガソリンや軽油は充分に有ったのか?”でした。 殆どガソリンスタンドが無い長距離ですが誰も問題にしていなかったところをみると問題は無かったのでしょう? 最大の街はアラスカ側にあるChikinで、次の写真がダウンタウンで殆ど全て商店です。http://en.wikipedia.org/wiki/File:DowntownChickenAK.JPG ガソリンスタンドは無いのではないかと思います。

山火事:
カナダのブリテイッシコロンビア州にあるワトソンレークから南下する非常に景色の良い、Cassire Highwayがあります。 今回この道を含む地域で山火事が起り3日間通行止めになりました。 私は発生してから約2週間後に通りましたが、それでも1日2回の先導車が出発するのを3時間半待ちました。 先導車を追うキャンピングカーは数十台、煙の為先が見え難かったり砂利道の埃の為、多くの車は車間距離を長く取って走っていました。 

RVKen

“%充電量”の表示装置

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しばらく前、丁度SpiritさんやKonnyさんがバッテリーに関して書き込みを為さっていた頃、私はバッテリー充電量表示装置(Trimetric 2025RV)を取り付けました。 この装置はサブバッテリー(メインにも接続可能)の充電量をパーセントで表示出来る他、充電/放電する電流(Amp)、電圧(V)も読み取る事が出来ます。 http://www.bogartengineering.com/products/TriMetric%20
当然ながら、サブバッテリーに接続されている全ての線を1箇所にまとめ、其処を流れる電流を読み取れるように接続する必要があります。

一般的に(少なくとも私は)トラブルシューテイング(故障の解明)をする場合、
•最近取り付けた部品や, 取り付けの際手を加えた箇所?
•どのような状態で故障が起きたか?
•最近の機能状況や環境?
•音、振動、臭い、その他の異常?

これらは非常に気に成る所で、他に特別の理由が無ければこれらに関係した箇所を疑う事になります。今回の故障で、修理に長い時間が掛かってしまったのは“マーフィーの法則”が大いに作用しましたが、このTrimetric 2025RV は取り付けて始めての旅行でしたので、此れに関係した配線の取り外し/取り付けも何度か繰り返して仕舞いました。 現実的に、バッテリーに繋がれている線は全ての部品に流れる電気の原点ですから、Trimetric 2025RV に繋がれている全て外さざるを得ませんでした。

結局、Trimetric 2025RV は故障とは全く関係有りませんでした。

今回 Trimetric 2025RV を使用しモニターする事に寄って、サブバッテリーの使用可能な“%充電量”、そして出入り(充電/放電)する“電流”を感覚的に知り大いに勉強になりました。 今迄、こわごわ使っていた電気器具でも電気消費量を心配する必要の無いものも有れば、思っていた以上に消費が激しいものも有りました。 充電/放電の状況、更に充電装置(オルタネーター、コンバーター)や使用電気器具の作動状態も人目で分りました。 又、バッテリーが例え同じ電圧であっても状況によって“%充電量”は可なり違う事も分りました。

大きな(個数)サブバッテリーやインバーターをお持ちの方には便利な装置だと思います。 アメリカでは誰でも付けている、又はどんなRVでも標準装備で来る装置ではありませんが、小道具/電子機器にウルサイ人や自分で車をイジル人達の中では良く知られている装置です。 値段はモニター本体とその他の必要部品で2万円弱です。

修理ばかりでは暗くなりますので、Trimetric 2025RV に関して少々書きました。 
RvKen

“マーフィーの法則”

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最初の突然のエンジン停止は電圧が下った為である事が分っていた為、メーターを使って配線を徹底的に追い、疑わしい(シャシー間の抵抗の低い=ショートしている)と思われる配線や部品、そして走行に不要の部品への配線は徹底的に取り除きました。 又配線の中にはリレーを介している為にイグニッションキーをオンにすると問題を起す回路もある事を知り、それらを捜した結果ブローワーのハイスピードがショートしている事を発見、使うのを避けました。 

しかし、エンジン/電圧の問題は繰り返し起り続けました。 配線を大幅にいじくりましたので、エンジンが掛からないのは配線に関係しているとばかり思って調べましたが、今まで全く問題の無かったスターターソレノイド(写真)の内部コイルが切れていた為にエンジンがスタートしなかった事もありました。 幸い、積み込んであった予備のソレノイドに交換、エンジンはスタートしましたが、今まで作動していたスターターソレノイドが壊れるとは全く予期していなかった為、異常の無いスターターを予備のスターターに交換もして仕舞いました。 考え方に依れば、予備のスターターを持っていたので悪いソレノイドを発見出来、新しいスターターを探しに走り回って時間を無駄にしないで済んだのかも知れません? 後で考えれば簡単な問題も道路脇での修理、長距離の旅行予定、早く修理しないといけない時間的制約等、そして安全や確実性を考えて不必要な行動も色々取りました。

その後もエンジン/電圧の問題は続きました。 並列に繋がれている2個のシャシーバッテリー(メイン)のエンジン停止直後の電圧が、一方は13V以上あるにも拘らず、他方は12.6Vでした。 並列に接続されていて低い電圧(異なる電圧)である事は(正常な電圧ではあるものの、しかも11ヶ月の新しいバッテリーとは言え)交換が必要と判断しました。 部品屋は近くにはありませんでしたが、携帯で連絡をした結果在庫があるとの事で(トラック用大型バッテリーは自動車部品店に置いて無い所もある)車を(約80km)走らせて購入、交換しました。

“マーフィーの法則”を聞いた事はありますか?
即ち“If anything can go wrong, it will = 常に予期しない悪い状態が起こる”と言う“ことわざ”があり、誰で使う“ことわざ”です。 簡単な例を取れば、“修理中ネジを落とせば、見えない所又は取り難い所に落ちる”、“ガソリンタンクが空に近く、どうしてもガソリンスタンドが必要な時に見つからない”、“混雑している時に車線を変更しても、常に他の車線の流れが良くなる”、“自動車/部品は保障期間が過ぎた数日後に壊れる”と言ったような“ことわざ”で、今回は常にこの“マーフィーの法則”が当てはまる出来事が作用しました。

カナダに入って一泊し、翌朝キャンプ場を出発して直ぐに電圧の異常に気付きました。 並列に繋がれていたシャシーバッテリー(メイン)のケーブルの1本が接触不良を起していました。 10mm近い電極スタッドのネジは緩みさえしなければ接触不良を起こすことは有り得ない事ですが、締め付けてあったにも関わらず僅かの汚れや砂埃の為に絶縁状態が起こって、充電が不完全な状態に成っていました。 幸運にも、朝の温度が極端に低かった為、絶縁状態が顕著になって発見する事が出来ました。 この絶縁問題の為に、僅かな脳みそを酷使して長時間を無駄にし、関係の無い方向を考えさせられて仕舞いました。 “マーフィーの法則”です。 道路脇で宿泊して丸1日掛けての修理は2回、2-3時間の修理は何回もしました。 

続く

旅行中の故障

このブログを始める事を決断したのは1ヶ月少々前の旅行中でした。 その時に既に下書きを済ませたのですが、初めから読めない文章では問題だと思い投稿を躊躇していました。 その後インターネットの接続が困難に成ったりパソコンが故障して投稿に至りませんでした。

昨日旅行から帰って来て、インターネットの接続は可能が可能に成り、日本語使用が出来るパソコンもありますので、投稿に踏み切ります。 多少編集しましたが、旅行出発後3日目に投稿を決断した時に書いたものです。


今回の旅行中、エンジン警告音が突然鳴り出し、道路脇に停まらなければ成りませんでした。 エンジン異常のコードを調べましたらECM(エンジン制御コンピューター)への電圧の低下が原因で、バッテリーは12.6V以上あるにも拘らずイグニッションキーを回してもエンジンは何の反応もしません。 

最近取り付けたインバーターのグランドワイヤー(アース)が気に成ったので取り外した瞬間大きな火花が飛び、その後方のECM付近から鈍い音が聞こえ、頭が真っ白に成りました。 若しECMが駄目になれば$3000(一般にこの値段だと言われている)どころか、牽引の手配をしたり、ECMの配送を待ったり、取り付け等で4-5日は覚悟しなくては成らないと考え始めました。

丸1日掛けてシャーシーバッテリー回路とハウスバッテリー回路でショート又は大電流消費の状態になる疑わしい物は全て外し、幸運にもECMもリセット出来て何とか走らせる事が出来ました。 

私のキャンピングカーには運転しながら常に読み取れる場所に、電圧を小数点以下2桁まで、シャシーバッテリー(メイン)は赤、ハウスバッテリー((サブ)は緑のデジタル表示器が付けてあります。 

その後順調に走ったのは僅か、又デジタル表示の電圧が下がり始めました。 走りながら、“此れから走り続ける事の出来る距離は残り少ないのは分っていながら、停まってエンジンを止めれば掛からない”のは分かっていて、全く心細い状態で早く安全な修理作業が出来る広い場所が現われる事を願うだけでした。

今回は最初の3日の内にこの様な状況が何度も繰り返し起こりましたので、問題解決した後も走行中は常に赤と緑の電圧表示を見ながらハラハラ、ドキドキし、若しデジタル表示を付けていなければ何も分からず、心配せずに走れる事を考えると、伊東ゆかりのメロデイーと一緒に“電圧計がある為に状況を知り過ぎ”又、“電圧計を取り付けた自分が馬鹿だった”が頭から離れませんでした。 

故障、解決に関して次回に続きを書きます。
RVKen