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OBD2 スキャナー   その3 インストルメントパネルに点灯するサインに関して

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サインの種類:
インストルメントパネルに点灯するサインには大きく分けて3種類に分ける事が出来ると思います。 
1. 普段何気なく使用している操縦を補助する表示ライト
方向指示灯、ヘッドライト点灯、半ドアー、タイヤ空気圧、ブレーキライト等

2. 自動車メーカー独自の伝統的な警告灯
オイル圧、電圧、オーバーヒート、ABS、ブレーキオイル等の警告灯

3. OBD2に関連した警告灯
車載コンピューター、各種センサーに依って異常が確認された場合の警告灯

一般にOBD2と呼ばれていますが、Onboard Diagnosticsの略で、OBD2の警告灯は、上の2.を含む何らかの理由でエンジンに異常が検知されると点灯します。

OBD2が機能する仕掛け:
センサー:
エンジンには各種のセンサーが取り付けられていて、それらのセンサーはデータをエンジンコンピューターに送ります。 主なセンサーには次の様な物があります。
• 冷却水温度センサー (ECT) = エンジンが効率よく回転する温度に
• インテークエアー温度センサー (IAT) = 温度に応じて燃料混合比を理想的に
• 気圧センサー (MAP) = 気圧に応じて燃料混合比を理想的に
• マスフローセンサー (MAF) = 空気の入る量に応じて燃料混合比を理想的に
• アイドルエアーコントローラー (IACV) = アイドルの回転数を一定に保つバルブ
• クランクシャフトセンサー (CKP) = ピストンの位置より各種のタイミング調整、回転数検知
• カムシャフトセンサー (CMP) = カムシャフトの位置各種タイミング調整
• スロットルポジションセンサー (TPS) = スロットルの位置に応じてタイミング調整
• オキシジェンセンサー (O2)= 酸素量を検知する事で燃料混合比を理想的に
• ノックセンサー (KS) = ノックを検知する事でタイミングを調整

コンピューター:
車にはエンジンコントロールモジュール(ECM)と呼ばれるコンピューターが搭載されていて、メーカーや人に依ってはパワーコントロールモジュール(PCM)又はエンジンコントロールユニット(ECU)と呼ぶ事もあります。

このECMは上に記された様なセンサーからのデータを解析し、エンジンが効率良く回転させると同時に異常を確認すると警告灯を点灯し、コードを保管します。 

次回はOBD2スキャナーに関してもう少し書く予定でいます。

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