滞が起きるのは道路工事、山火事、大雨被害の他に最も一般的な事故があります。 帰りは急いでいましたので、少々無理をして毎日の最低走行距離を少なくとも900Kmとしました。
最初の日は朝早く出発して順調でしたが、午後4時頃に田舎の一本道で突然長い車の列に来て仕舞いました。 事故で動けない事は噂で分かりましたが、その内大型トラックの事故で復旧まで最低8時間掛かると警察から知らされました。 其処で寝て復旧を待っても良かったのですが、地元の車と思われる何台かの車がユーターンをして戻って行くのを見て工事車両の運転手に回り道を聞いてみました。 すると、“説明し難いが砂利道の山越えをする道が無い訳ではない”との話でした。
トウドを外してユーターンをし、約10Kmほど戻った所に最大重量9トンの標識の出ている脇道がありました。 この標識を見て行けると確信を持ちました(内緒ですが、私の車の重量はオーバーしても中型のトラック位は通れると読みました)。
3-4台のピックアップトラックやSUVに混ざって一台のキャンピングトレーラーが混ざっていましたので入ってみました。
200m-300m走って最初のカーブを曲がると砂利道になり、ナビには出ていない2-3本の別れ道を、ナビに示されているのと同じ方向の道を選んで進みました。 狭い所も在りましたが、写真に写っている様に可なり広い道で、最初の5分位に後から追い付いて来た2台のピックアップトラックに追い越させた後は誰も付いて来ませんでした。
暫く平坦な道を走り続けると上り坂の山道になり、其れを超えると急な下り坂が暫く続き、左側に木造の橋の見える“T”字路に来ました。 右に曲がる道は草が生えていて殆ど車が通って居ないように見える細い道でユーターンも出来なく、橋を渡るか、それともバックでユーターンが出来る所まで戻るかの分かれ道でした。
橋は側面と上部に太い木の骨組みが施されていて高さも問題でしたが、制限重量9トンのサインが大きく出ていましたので、安全と読み(実際は危険)、向こう岸で警察が待ち伏せていなければ良いと思いながら急いで渡りました(人里離れた所にパトロールカーなど有り得ないにも拘わらず、慌てていた為に橋の写真を撮る事も思い付かず)。
その後、更に誰も来ない砂利道が続きましたが、舗装された道に出てからは時々家も見え始め、その内建設機械や道路工事機械が置いてある大きな会社があり、ナビでも幹線道路が近付いて居る事を確認して安堵しました。 既に8時頃で暗く成りかけていました。
参考:
今回の往復合計走行距離は6842Kmでした。