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エンジンブレーキ  -  蛇足

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前回、エンジンブレーキに関して書いた後、7-8年前にエンジンブレーキで経験した事を思い出しましたので、その時の事を書きます。

旅行中に行った先々で3種類のエコノミーレンタカーを借りました。 最初に借りたのがトヨタのヤーリス(Yaris)、次にダッジPTクルーザー、最後にダッジキャリバー(Caliber)でした。

1. ヤーリス(Yaris):
トヨタの小型車で、力があり、観光旅行でありがちな山道坂道を軽快に上り下りし、燃費は抜群でした。 特に気に入ったのはエンジンブレーキで、オートマチック車でしたがシフトダウンをするとコンバーターはロックし、確実にエンジンブレーキが掛かり、カーブの多い急な坂道をマニュアルギヤーのスポーツカーに乗っている様な気分で走れました。

ヤーリスには2ドアー車もありますが、レンタカーは一般的にトランク着きの4ドアー車が多い様で、日本ではビッツ(Vitz)の名称で販売されて居るそうです。

2. PTクルーザー (ダッジ)
次に借りたのがPTクルーザーで、以前から乗りたいと思っていた車でした。 スタイルが良く、スポーテイーで海岸のリゾート地での運転には最適で、最高の気分で飛行場のレンタカー店を出ました。 最初は快適に運転していましたが、その内操縦性の悪い事が気になり始めました。 ヤーリスに比べ何と無く重く、何よりも下り坂でシフトダウンしても全くと言ってよい程エンジンブレーキが効きません。 ギヤーは下がってもコンバーターがロックしないらしく、エンジンブレーキが利きませんでした。 返却する際に満タンにしましたが、ヤーリスに比べて桁違いの燃料大食いでガッカリしました。

参考:
PTクルーザーは一般にネオン(クライスラー、ダッジ、プリモスの三社から同名で販売されたモデル名)のシャシー部分を使用しているとよく言われますが、今、調べた結果、実際にはソックリ全て使用されては居ないそうです。 又、使用されているオートマチックトランスミッションは安価に作られたUltradrive 40TE(41TEの代替品)が使用されて、トルクコンバーターにはロック装備があるそうです。 しかし、クライスラー社のこのUltradriveには多くのシフト並びにロックに関する問題があり、9回のデザイン変更がなされたそうです。

3. キャリバー (ダッジ)
次の観光地に着いて、当然ながらトヨタのヤーリスを借りたかったのですが一台も無く、仕方なく唯一残っていたエコノミーカーのキャリバーを借りました。 外観はPTクルーザーと異なり、4ドアーハッチバックで大き目でしたが、同じ様にエンジンブレーキは利かず、重いせいかPTクルーザーより更にドッシリした操縦性で、良い思い出は残っていません。


参考:
オートアンチックトランスミッションのコンバーターの中には走行中の燃費をよくする為にアクセルから足を上げると意図的にコンバーターロックが解除される物も有る様です。


排気ブレーキに関しては後ほど書きます。