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トルクレンチとマニュアル

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整備や修理(キャンピングカーいじり)を行う際、注意しなくてはならない事が幾つかありますが、其の中の一つが締め付けトルクです。 締め付けトルクとはボルトやスパークプラグ等を締め付ける度合いで、腕の長さ(レンチの長さ)と加える力によって決まります。 定められたトルクで締め付ける事の出来る工具をトルクレンチと呼び、次のサイトに詳しく説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81 

比較的に小さなボルト類やネジ類、その他スパークプラグ等を取り付ける場合の締め付けトルクは大き過ぎないように注意する必要があります。 スパークプラグのトルク量は非常に低いので締め付け過ぎない事が大切です。 スパークプラグがねじ込まれるシリンダーヘッドはアルミで出来ているものが多く、締め付け過ぎてネジ山を壊して仕舞わないように特に注意が必要です。 駄目にした場合は修理の方法がありますが、当然ですが、トルクレンチを使って駄目にしない事が大切です。 トルクレンチはラチェット式が便利で、ホームセンター等で1万円弱で売られていると思われますので、1本揃えて使うと共にトルク量を体感する事は大切だと思います。 

次のサイトにスパークプラグの取り付け方と締め付けトルクが出ています。 http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/basic/04_01.html  尚、このサイトの下の方に注意してありますが、ネジ山にオイルや錆止めを塗る事が禁止されている場合が多く、マニュアルに従う必要があります。 ラグナットと呼ばれるホイールを締め付けるナットも、多くの場合オイルを付ける事は禁止されていますが、排気マニフォールドやエギゾーストパイプを取り付けるボルト類には錆付き止めを塗る事が一般的です。 

車体組み立てやエンジンに使われている比較的大きなボルトは、反対に締め付けトルクが少な過ぎないように注意する必要があり、必ずトルクレンチを使用する必要があります。 多くの同類のボルトが使われている場合には1本が緩むと他のボルトも緩んだり折れたりする確立が高くなります。 

車体やエンジン等、走行中の安全に関わる修理をする場合は必ずサービスマニュアルに従う必要があります。 サービスマニュアルに従って修理を行えば、作業の結果を心配をする必要はありません。 経験も大切ですが、マニュアルはそれ以上に大切で、航空機の組み立てや整備には経験豊富な技術者でも安全重視の観点からマニュアル無しでは行えません。

トルクレンチとマニュアルがありますと勘や予想に頼ることなく修理や整備が出来、心配する余地が無くなります。