今回、日本に滞在中に寅さん(男はつらいよ)のDVDを購入しました。 見るのを楽しみしていましたが、残念ながら家のDVDプレーヤーでもキャンピングカーのDVDプレーヤーでも見ることが出来ませんでした。
海外で購入したDVDを見ることが出来なかった経験をお持ちの方は少なくないと思われますので簡単に説明をします。
リージョンコード:
DVDにはリージョンコード(地域コード)と呼ばれる映画業界を保護するする為のシステムがあり、各国のDVDプレーヤー製造会社はそれぞれの国のリージョンコードに従って製造しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
リージョンには1 から 8 までありますが、それらは大よそ次の様です:
リージョン1 アメリカ、カナダ、その他
リージョン2 日本、ヨーロッパ(全てでは無い)、アフリカ(部分)
リージョン3 東南アジア、韓国、台湾、香港、その他
リージョン4 メキシコ、南米、中米、オーストラリア、ニュージーランド、その他
リージョン5 インド、ロシア、アフリカ(部分)、その他
リージョン6 中国
リージョン7 予備
リージョン8 飛行機内、クルーズ船内、その他
地域は入り乱れていますので複雑ですが、日本はリージョン2、アメリカ(カナダ)はリージョン1です。
法的には分かりませんが、インターネットや多くの電機製品販売店でリージョンフリー又はオールリジョンと呼ばれるDVDプレーヤーが販売されています。 多くの場合プレーヤーはDVD映画の他にミュージックCD、MP3、JPEG写真を見たり聞いたりする事も出来ます。 価格はそれほど高くは無く5000円前後?で販売されていると思います。 私が20年ほど前に購入したリージョンフリーは$25程度でしたが、その後壊れて同じ会社の同じ形状のDVDプレーヤー(現在使用中)に買い換えました。 しかし、今回調べて見ましたら実はリージョンフリーではありませんでした。
結論:
DVDディスクを見る場合はディスクとプレーヤーのリージョンコードが一致しているか、プレーヤーがリージョンフリー(オールリージョン)で或る必要があります。
NTSCとPAL方式:
テレビ、カーナビ、車載バックモニター等に使われているモニターにもリージョンコードに似た分かり難いシステムがありますので付け加えて於きます。
モニターにはNTSC(National Television Standards Committee)方式とPAL(Phase Alteration Line)方式、更に他の幾つかの方式があり、国に依って異なります。 最近のモニターはスイッチを切り替える事で変換可能なものもあるようですが、以前は何れかの方式に限られていました。 いずれにしても海外でモニターを購入する場合は日本で使用可能である事を確認する必要があります(単体の場合は別)。
日本、アメリカ、カナダ等ではNTSC方式を使用していますが、他の国は複雑ですので次のサイトを参考になさって下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/PAL