記事一覧

キャンピングカーの操縦性の問題 (尻振り) その3 スエイバー (Sway bar)

ファイル 457-1.jpgファイル 457-2.jpgファイル 457-3.jpgファイル 457-4.jpgファイル 457-5.jpg

多くの乗用車にも取り付けられているスエイバー (Sway bar)に関して先に書く事にしました。

前回、操縦性の問題の原因に関して書きましたが、それらの中の1つを取り上げても操縦性改善には全く関係が無いかも知れません。 例えば1台の車のエンジンは燃料フィルターが詰っていてエンジンが掛からず、もう1台はスパークプラグがカーボンの蓄積で掛からない場合に、最初の車のスパークプラグを交換してもエンジンは始動しません。 操縦性の問題も原因をよく調べて可能性の高いものから(時には簡単なものや安価なものから)適切な処置を行う必要があります。

キャンピングカーが左右に傾く事を少なくすれば操縦性が良くなる可能性がありますが、スプリングを硬くしたりショックアブソーバーを硬くすると乗り心地が悪く(硬く)なります。 その為、写真上段の様なスエイバー (Sway bar) が使われます。 スポーツカーは勿論、乗用車の多くの前輪にも取り付けられています。一般的にスエイバー (Sway bar) と呼ばれていますが、正確にはエンタイスエイバー (Anti-sway Bar)又はホリゾンタルステービライザー (Holozontal Stabilizer)と呼ばれます。 
http://www.roadmasterinc.com/products/rss/sway_bar.html
http://www.etrailer.com/comparison.aspx?pc=RM1209-131&pc2=RM-1209-118

スエイバー (Sway bar) にはトレーラー牽引時に牽引ヒッチに取り付ける器具もあり、此れは別名ウエイトデイストリビューションヒッチ (Weight Distributing Hitch)(写真中段) と呼ばれ、トレーラー牽引時のフィッシテーリングも防ぐ事が出来ます。 何れもRVの操縦性を良くする部品ですが2個は全く異なる使用目的の物ですから注意が必要です。  
http://www.hellwigproducts.com/products/sway-control/truck-suv-sway-bars/

次のページにホリゾンタルステービライザーとトレーラー用ウエイトデイストリビューションヒッチの写真が表示されています。http://www.google.com/search?hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=wi&ei=BUfXT6-7F4SG2gXjv9miDw&q=motorhome%20sway%20bars&biw=800&bih=522&sei=r0rXT5n3EeS22gWDueG_Dw

RV(クラスA、クラスC)の場合、前軸には装備されているものは少なくありませんが、傾きが激しくて操縦性が悪いものには細いスエイバーから太い(ヘビーデユーテイー)のものに交換したり、後輪軸に足して解決する人も少なくありません。

又、長年使用しますとスエイバーをサポートするブッシング(写真下段)は磨耗し、スエイバーの機能をしなくなります。 新しいブッシングに交換して操縦性向上を経験した人は数多くいますが、購入する際は必ずポリウレタン(Polyurethane)の使用をお勧めします。

次回はトラックバーに関して書く予定です。