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ラウンドアバウトに関して

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ラウンドアバウトを使用する最も基本的なルールは“Yield to the left=左に譲歩” (右側通行の場合)です。 既に説明しました様に、“Yield=譲歩” とは“一旦停止”でもなければ“徐行”でもありません。 人、自転車、車等が交差する場面で安全に且つ効率的に行き来するには最適な言葉(サイン=標識)です。

次の2本のビデオにはラウンドアバウトに関しての説明がされています。
http://media.deldot.gov/media/video/public_relations/roundabouts/WSDOT.wmv
http://media.deldot.gov/media/video/public_relations/roundabouts/missouriDOT.wmv

このビデオをご覧になってお分かりの様に、単に“徐行”の標識ですと停止の義務は無く事故に繋がりますし、“一旦停止”ですと効率的に車が流れません。

最近ワシントン州の北部にカナダ国境に向かう新しい道が出来ましたが、この道の交差点の多くにラウンドアバウトが取り入れられています。 カナダに向かう大型トラックと地元住民が使う道の為、交差点で車の速度を落とさせて大きな事故を減らすのが目的だったと聞いています。 信号機の交差点の様に1-2分間停止をする事も無く常に車が流れています(私が通る時は)。 

次のビデオはウイスコンシン州で新しく作られたラウンドアバウトに関してです。 この近辺ではラウンドアバウトが無い為に使用方法を知らない人も多く、出来上がる迄は反対意見も多数あった様です。 しかし、開通後は大きな事故は無くなり、近くにある高校への左折は以前の様に長時間待つ事も解消され、渋滞も無くなって皆さん満足している様子です。
http://media.deldot.gov/media/video/public_relations/roundabouts/WIS_Dot.wmv

土地が狭く交通量の多い都市部では不合理ですが、土地に余裕がある地方では安全で効率的に交通を裁けて、日本でもラウンドアバウトを有効に活用出来る所があるのでは無いでしょうか?  それには“Yield=譲歩” の交通標識が必要になって来ると思います。