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RVの重量とエンジンホースパワーの関係

クラスCの場合はそれ程問題になりませんが、クラスA、特にDPの場合はエンジンの多きさに関する質問や議論がよくあります。 ホースパワー、即ちエンジンが大きくなれば力は出ますが、反対に燃費は悪くなります。 

この様な話題が出る理由はRVには種々の大きさや装備(スライドアウト)に依り重量が異なりますし、エンジンの選択も沢山あります。 同じ室内配置でも異なるエンジンが搭載されていたり、RVメーカーやモデルに依って異なるエンジンが搭載されている場合があります。

この様な理由でRV購入の際は大きさ、室内配置、色、操縦性、評判、価格為以外に、エンジンの大きさは大きな関心事です。

一般的に車の総重量100ポンドに対して1ホースパワー (HP) が目安と言われています。 従って、20000ポンドのRVは200HP以上、30000ポンドのRVは300HP以上と言う事になります。 

最近のRV(クラスCやトラベルトレーラーを含む)にはスライドアウトが一般的で、4個のスライドアウトのクラスAは少なくなく、側面全体がスライドアウトになっているモデルもあります。 当然ながら、スライドアウトが多くなれば強度が必要でそれだけ重量は増します。 即ち、同じ長さのRVでもモデルに依っては重く、エンジンの力不足になる可能性も出て来ます。

400HPの大きなデイーゼルエンジンを搭載していても重量が40000ポンドを越すRVであれば、275HPのエンジンを搭載した20000ポンドのRVに比べて力不足と言う事になります。

平坦な道を走行する場合はそれ程問題にはなりませんが、上り坂で違いが現れます。 人に依っては “出来るだけ大きなエンジンを選ぶ事” を勧める人もいますが、“時間を掛けて景色を楽しみながら上れば良い” とか、“頂上に早くたどり着く事を競争する訳では無い” と言う人も居てマチマチです。

エンジンのホースパワーを増すキットも沢山売られています。 中でも“BANK”社のキットはポピュラーで多くのRVが取り付けています。
http://www.bankspower.com/products/group/1-Power%20&%20Efficiency%20Systems
排気システム改造、エンジン電子部品交換、ターボ交換、インテーク交換、その他色々です。

人それぞれ色々考え方が異なりますが、私はストックエンジンに手を加えてホースパワーを上げる事には乗り気ではありません。 理由はホースパワーを上げればそれだけエンジンの寿命を犠牲にする気がする事と、駆動機構により大きな負担が掛かりRV全体の故障の原因になったり寿命を短くする原因に成ると考えるからです。

“そんな馬鹿な”と思われる方も多いと思います。