日本ではデイープサイクルバッテリーがホームセンターや自動車部品店では手に入らない事を知りましたが、サブバッテリーの普及やキャンピングカーの装備に関しては全く無知です。 以前書いた事と重複していたり当り前の事も多いかも知れませんが、状況を知りませんので手探りで書いています。
キャンプ中(駐車中)に照明やテレビ等に利用する専用のサブバッテリーシステム(デイープサイクルバッテリー使用)を追加しますと、自動車バッテリーは本来の使用目的になり、スターターを回転させてエンジン始動後は走行中に直ぐに万充電に出来、自動車バッテリーは常に万充電に近い状態を保持出来て本来のバッテリーの寿命を維持できて長期間使用可能になります。
バッテリーの搭載場所:
サブバッテリーの取り付け場所がメインバッテリー(自動車バッテリー)に近ければ配線が楽になりますが、エンジンルームにサブバッテリーを取り付けるスペースを探すのは困難だと思います。 配線が長くなりますが、キャンピングカー(車体)の下部に確実に固定出来る場所があれば最適です。
一般の鉛硫酸バッテリーは、自動車バッテリーやデイープサイクルバッテリーに拘らず、充電時にガスを発生しますので室内に取り付ける事は好ましくありません。 どうしても室内に取り付けなくては成らない場合はAGM(Absorbed Glass Matt)と呼ばれるデイープサイクルバッテリーがあります。 AGMバッテリーは船舶や飛行機に使用され、最近はRVにも多く普及しています。 価格が高くはありますが完全密閉型で横でも縦でも取り付け可能で、室内に取り付けても全く問題はありません。 又、AGMバッテリーは自然放電が少なく充電時間も短く、信頼性の高いバッテリーです。
若し、室内に取り付ける場合は走行中の振動や衝撃に対して移動したりショートを起さない様に隔離して固定すると安心です。
サブバッテリーの配線:
追加するサブバッテリーシステムはメインバッテリーシステムと電気的に完全に分離、キャンプ(駐車)中に必要な照明、電化製品等はサブバッテリーに接続し使用する必要があります。 こうする事に依ってエンジンが回転していない時(駐車時)にはサブバッテリーを使用し、メインバッテリーは保護されて万充電に近い状態を維持する事が出来ます。
しかし、サブバッテリーとメインバッテリーは完全に分離されていても両バッテリーは充電されなくてはなりません。 駐車中の電気使用量が少ない場合や車を頻繁に走らせる場合はサブバッテリーの充電も走行中のオールタネーターに頼れますが、駐車中の電力消費量が多かったりキャンプ場で数日過ごしたり、キャンピングカー(車)を長期間使用しない場合は100Vの外部電源、ジェネレーター、ソーラーパネルやコンバーター(充電器)等の何れかが必要と成ります。
次回は外部電源を必要としない場合のサブバッテリー追加に付いて配線図を交えて説明します。