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低AC電圧に関して - その2

日本でアメリカ仕様115V(120V)のまま輸入されたRVが割合と多いと思われますので専門家に聞いてみました。 

純正装備の115VAC電気器具:
RVにオリジナル部品として装備されている電化製品は殆どの場合寛大で、100Vでも又、50サイクルでも60サイクルでも対応可能です。
RV用ルーフエアコンの場合は低電圧でも起動出来る様にデザインされています。 50サイクル地方で使用した場合は60サイクルに比べて多少効率が悪く成ります。
電球は僅かながら暗く、ヒーターは温度が上がるまでに僅かながら時間が掛かりますが問題はありません。 若し、ヒーターにサーモスタットが取り付けられている場合は正しい温度で機能します。

RV用以外の115VAC電気器具:
100Vで使用しますと、一般的に効率が落ちると共にモーターの場合は回転が落ちてより熱を持つ状態になります。
小さな電気器具の場合は多少回転が落ちたり力が落ちるだけでそれほど問題はありませんが、大きなモーターの場合は問題を起こす事があります。 理論的には100Vの場合はより少ない電力を引き出す筈ですがモーターの性質によりそうとは限りません。

結論的にはRV用として製造された電気製品が100Vで使用する事に依って問題を起す事は稀で、突発的な問題が起るよりもオーバーヒートを起こしたり寿命を短くする可能性が高くなります。

一般的な解決の仕方はトランスフォーマーを使用する方法です。 (船の場合は80Vから500Vの電圧の変化を115Vに保つ事が出来るトランスフォーマーを使用し、約300Kg の重量があります ― 説明者は外洋ヨットが趣味)

簡単に解決するトリックがあります。 それは出力が小さく、周波数や電圧に敏感な電気器具にはインバーターを使用する事で解決出来ます。 即ち、100Vの外部電力を一度12Vのバッテリーに蓄え、それをインバーターで115VACに返還して使います。

以上、例外も考慮して参考になさって下さい。