記事一覧

オーニング事故

ファイル 235-1.jpgファイル 235-2.jpgファイル 235-3.jpgファイル 235-4.jpg

RV保険のクレームが一番多いのはオーニングに関係する修理だそうです。 

オーニングが破れたりもぎ取られる理由は色々考えられますが、接触事故以外に、開いていたオーニングに強風、又は雨の重みに因る事故は当然考えられます。 考え難いのは走行中に強風によりオーニングが開いて仕舞う事故です。  今回はこの走行中のオーニング事故に関して触れます。

オーニングには通常開閉レバー(写真上左)があり、“閉じる”にセットしてある場合は開かない筈です。 しかし、 “走行中に強風でオーニングが開いて大きなダメージを被った”との書き込みをRVフォーラムで時々見ます。 次のサイトにも30人前後の人が経験談を書き込んでいます。
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/24002121/srt/pa/pging/1/page/1
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/23841941/srt/pa/pging/1/page/2.cfm
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/23579513/srt/pa/pging/1/page/1

私も始めは疑っていましたが可能性は充分ある事に気が付きました。

即ち、オーニングのキャンバス地は左右のスプリングで閉じる力が掛けられていますが、風圧が高くなるとレバーの無い側のキャンバス地がスプリングの力を制して引き出されて仕舞い、引き出されると面積が広くなり、更に大きな力になって取り付け構造の弱い部分を壊して全てのキャンバス地を引き出して仕舞う様です。

開いた状態での事故は閉じれば解決しますが、走行中の閉じた状態のダメージはどの様にして防げば良いのでしょう?

紐やベルクローで両端のアームを縛り付けて開かない様にするすれば問題解決すると思っている人も居ますが、キャンバス地巻き取りローラーが少しでも回転する様であれば問題は起こります。 従って問題解決にはローラーを回転させない方法が必要です。

幾つかの方法が使われています。 
1. http://www.dasplace.net/Awning/SpringonHanger.jpg
2. http://awninglock.com/index.shtml
3. http://www.srhams.org/awning_lock.html
4.  http://www.campingworld.com/shopping/product/rv-awning-clamp/6430
5.http://www.amazon.com/dp/B001V8NNHM/ref=asc_df_B001V8NNHM1012796?smid=A3GPTACKVJ1OF4&tag=dealtmp4491-20&linkCode=asn&creative=380341&creativeASIN=B001V8NNHM
6.  http://www.pplmotorhomes.com/parts/rv-awnings/automatic-awning-support.htm

私は以前は上のリストの1.を使っていましたが、現在は開閉に時間の掛からない2.を使っています。 写真は上左はオーニングレバーのロック状態、右上は安全装置の閉じた状態、下の左右は開いた状態です。

参考: 
•  オーニングを水平に開けて使用しますと雨が降った場合に溜まった水の重みでオーニングを壊す危険性がありますので、片側のアームを短くして傾かせますと水が流れ落ちる様になり安心です(長年RVを経験している人の間ではこの方法が一般的)。

•  風が吹く危険性のある(知らない)地域では、出掛ける前や寝る前には閉じておいた方が安全です。