以前はファンベルトとかV-ベルトと呼ばれましたが、最近は1本の長いサーペンタインベルトと呼ばれるベルトでエンジン冷却ファン、ウオーターポンプ、その他オールタネーターやエアーコンデイションコンプレッサー等を駆動します。
Vベルトの時代には、ベルトが切れればストッキングで代用出来るとか言われたりしたものですが、サーペンタインベルトは非常に長く、ストッキングの代用は不可能です。
サーペンタインベルトのスペアーは必需品:
最近のベルトの品質は優れていますので10万Km走行も可能です。 しかし、それはベルトで駆動されている全ての部品(ウオーターポンプ、オールタネーター等)が正常に作動し続ける場合であって、何らかの理由(磨耗、異物、錆びる、割れる等)でベアリングが回転しなくなればベルトは短時間の間に焼け切れて仕舞います。
サーペンタインベルトを特定するのは難しい:
タイヤ同様色々な表示方法がある為使用エンジンの適正ベルトを特定するのは簡単ではありません(後ほど詳しく説明)。 上のイラストは同じエンジンですが装備の違いでベルトの長さが異なります。 カルフォルニア州で販売される車は他の州と異なる場合もあります。
又、昔のVベルトと異なり調整範囲が短く、テンショナーと呼ばれる調整プーリーで張りを自動的に調整する為に、長さが2-3cm長かったり短いと使用出来ない場合があります。
従って必ずスペアーを携帯する事をお勧めします。
サーペンタインベルトの交換はそれほど難しいものでは無く、一般工具があれば可能です。 サーペンタインベルトを交換した事の無い方は、次のビデオをご覧になれば交換チャレンジ可能か否かの決断が付くと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Wg1AX77xEBQ&NR=1
次回はサーペンタインベルトに関して更に詳しく書く予定です。