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トウド ブレーキ

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トウドを牽引するにはもう一つ考慮する事があります、それは牽引中のトウドブレーキです。
色々なトウドブレーキシステムが市販されていますが、私は10年ほど前に購入した“ブレーキバデイー”の名称で売られているものを使用しています。 トウドブレーキは無くても差ほど問題はありませんが、法律で必要とされている州(カナダは全州で必要)がありますし、持たずに事故を起こした時に保険が下りない可能性も出て来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=ki4z4jfP_9o&feature=related

一般的によく知られているモデル名(又はメーカー)は、US Gear Unified Tow Brake、ReadyBrake、Brake Pro, Even Brake 、Brake Buddy Vantage Select、Brakemaster、SMI Air Force One、M&G Tow Brake、Apollo、Vantage、VIP Tow Brake、Add a Brake、Pro Brake等があります。 

ブレーキ作動の誘引は幾つかありますが、基本的には上の写真に示されている様なものがあり、
• 減速の慣性力を利用して電気スイッチをオンにしてバルブを開き、ブレーキペダルを押すシリンダーに空気を送り込む
• 牽引車が減速した際、トウドが牽引車を押す力でブレーキペダルを押す
• エアーブレーキの空気を利用してトウドブレーキを押す
• 電気でブレーキを押す、その他

又、トウドブレーキの押し方には基本的に2種あり、(1)予め設定した一定(オンかオフ)のブレーキを押す力と、(2)牽引車と同じ様に強弱が連動(Proportional-比例的)するものがあります。 (2)のタイプは値段が高く又多くの人が優れていると考えている様ですが私は1.のタイプが優れていると思います。 理由は“私が使っているから”ではありません。
• 牽引車両はトウドの重量に比べて何倍もあります。 従って僅かでもトウドのブレーキが効き過ぎの状態であれば直ぐにトウドのライニングが減って仕舞います。
• 普段は牽引車のブレーキだけで充分制動出来ますので必要ありませんし、緊急時にトウドのブレーキが作動すれば充分です。 トウドブレーキが実際に作動する事は年に一度あるか無いかです。
• 多くの(1)のタイプは配線、配管、装備取り付け等の改造を全く必要としません。
• 出発前にブレーキ操作ボックスを車に取り付けるだけですので、どんな車にでも直ぐ取り付ける事が出来ます。

トウドブレーキが作動する事を確認する為に、私のキャンピングカーには次の様な仕組みが施されています。 乗用車の多くはブレーキを踏むとブレーキが点灯(キーが切ってあっても)します。この電源を利用してキャンピングカーの運転席に取り付けたLEDライトが点灯する様にしています。 参考までに、左右のブレーキライト、テールライト、ヘッドライト、排気ブレーキ等も異なる色のLEDが点灯が点灯する様になっています。 

注意:
前輪を上げて牽引又トレーラーに乗せての牽引に対してトウドの4輪を接地させて牽引する事を“4-Down”又は“Flat Towing”と言います。 他の方法では可能のバックが“4-Down” 又は“Flat Towing”では出来なくなりますので注意が必要です。 直線を30cm程度でしたら可能ですが、それ以上ですとトウバーを曲げたり牽引システム又は取り付け部品を壊す結果に成りかねません。 従って、バックが必要な時はトウバーを牽引車から外す必要があります。 切り替えしが出来ませんので、一度で曲がり切れない場合は予めトウドを外す必要があります。