非常に有益なサイトを見付けました。
http://www.kaltire.com/index.php?page=tire-wear-conditions
我々キャンピングカーを運転する者は多かれ少なかれタイヤの偏磨耗で悩んだ事が或るのでは無いかと思います。 キャンピングカーの場合、乗用車では見られない偏磨耗もあり、又、避ける事ので出来ない、極く当り前の偏磨耗もある様です。
1. 交互(不規則)偏磨耗
状況: 路面に一定の接触をしない為の磨耗
原因: ダブルの後輪に見られ、ミスマッチのタイヤサイズ、空気圧の差が10PSI(約0.7気圧)以上、異なるトレッドパターンやタイヤ
修正法: トレッド形状の異なるタイヤに交換、空気圧調整、マッチタイヤに交換
タイヤの処置: 他の駆動ポジションに移動させる
2. カッピング偏磨耗
外見: 皿状、又は横線状磨耗
状況: タイヤが真の前方に向かって回転していない為に特定部分で弾んで横滑りをする。 荷を積んでいない軽量のトレーラーの場合、タイヤが跳ねて磨耗を起し、更に磨耗の為に飛び跳ねて磨耗を起しの繰り返しで顕著になる。 この様な磨耗はサスペンション部品をも磨耗させる。
原因: ホイールベアリングの緩み、タイヤやホイールの取り付け不良、ホイールバランス不良、トレッド形状やタイヤの不良、ベヤリング/ショック/スプリング等のサスペンション部品不良、ミスマッチのダブルタイヤ、ミスマッチの空気圧等
修正法: サスペンション部品の点検修正、他のトレッド形状又はメーカーを試す、空気圧を調整、ダブルタイヤの半径差は6ミリ以下
3. 斜線状偏磨耗
状況: 2. のカッピング偏磨耗に共通で、タイヤが真の前方に向かって回転していない為に特定部分で弾んで横滑りをする。 車軸又はホイールの芯がずれている可能性もある。
原因: 2. のカッピング偏磨耗と同様
修正法: 2. のカッピング偏磨耗と同様
4. 前後偏磨耗
状況: 加速時又は巡航速度時にタイヤの回転方向が消しゴムの様に磨耗する。
原因: ミスマッチのダブルタイヤ、ダブルタイヤの空気圧の差が10PSI(約0.7気圧)以上、急発進や急加速に拠る磨耗、シャーシーと相性の悪い(重量や振動周期)トレッドパターンやタイヤ
修正法: ダブルタイヤを同じトレッド形状に交換、又は他のトレッド形状やメーカーのタイヤを試す
5. 浸食偏磨耗
状況: この種の磨耗は前輪(駆動車輪以外)によく起りユックリした磨耗した(長期間正常に使い続けている)タイヤに起こり易い。 此れは整備が起因しているものでは無い
原因: トレッドが回転方向に部分的に欠損したもので、長期間、長距離に渡ってユックリ磨耗しているのであるから心配の必要は無い。
修正法: 無し
他の偏磨耗にも関しても説明がされています。