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フォード製バン - 外装

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キャンピングカーに使用されるシャシーはダッジが多い時代、シボレーやフォードが多い時代、その時代時代で異りますが、近年はフォード製が目立ちます。 そこで、クラスBやクラスCにも使用されるフォード社製シャシー(バン)に関して書きますが、この1年はメルセデスベンツ(フリートライナー社でも製造)のスプリンターが数を延ばしています。 

フォードバンは1961年に第一世代がリヤーエンジン搭載の“ファルコン”の名称で現れ、1968年に一回り大きな第二世代がフロントエンジン搭載に変更された“エコノライン(Econoline、又はクラブワゴン)”が登場し、此の頃から天井部分を高くしたいわゆるバンコンバージョンやクラスCがポピュラーに成り始めました。 此の頃は “クラスC“より〝ミニモーターホーム”と呼ぶ人の方が多く居ました。

1975年にエンジン部分を前方に突出させ第三世代が登場、現在見るフォードバンと殆ど同じ形状になり、1992年に全体的に丸みを帯びた第四世代が登場、グリルやダッシュボード等のマイナーチェンジは常に或るものの(2008年には大きなグリル部の変更)、現在に至っています。 

2014年には第四世代も終わり、現在ヨーロッパで製造販売されている形状に変更になる予定のようです。

この間、エンジン、トランスミッション、その他の部品は多種類使われ、年式、モデルによって複雑に入り組んで来ました。 概観が同じでもエンジンその他の内部部品は異なったり、概観が異なっても内部部品は同じの場合もあり、非常に複雑です。

フォードピックアップは“Fシリーズ”と呼ばれるのに対して、フォードバンは“Eシリーズ”と呼ばれます。 “Eシリーズ”の中にも積載重量に応じて更にE100、E150、E200、E250、E300、E350、E450等があり、外観(グリル等)に多少の違いはありますが大体上のイラストに示されるような形状をしています。

続く
RVKen