日本では、オートクルーズがアメリカほど普及していないようですので、考え付いた事を簡単に書きます。 既にお使いの方や自動車に詳しい方には当り前の事です。
基本的機能:
操作スイッチは基本的には、クルーズコントロールの“オン/オフ”と、“新速度設定=(Set)/記憶速度設定=(Resume)”の2個ですが、走行中に使用する場合はクルーズコントロールの“オン/オフ”を常にオンにして使用しますのでクルーズ速度設定スイッチの1個で、ブレーキ(クラッチ)を踏む事で解除になります。
基本的構造:
車軸(エンジン)の回転数(速度)を磁気又は電気的に認識し、設定速度と実際の走行速度の差からカーブレーター(アクセル)の吹かし具合をコンピューターで計算し、バキュームシリンダー(電動モーター)で一定速度に調整します。 従って、回転数認識装置、コンピューター、バキューム(電動)アクチュエーター、電気配線(ブレーキ解除、照明、その他)等で出来ています。
操作:
既に書きましたが、操作は至って簡単で、好みの速度に達しましたら“新速度設定”スイッチを押し、ブレーキを踏むと瞬時に解除されます。 クルーズコントロールのスイッチがオンの状態ですと前回の速度が記憶されていますので、“記憶速度設定”スイッチを押しますと以前の速度で走行を続けます。
クルーズコントロールで走行中に設定速度を僅かに減速したい場合は“新速度設定”スイッチを、増速したい場合は“記憶速度設定”スイッチを“ポン”と押す事に依って変化させる事が出来、大きな速度変化が必要な場合は数回、又は押し続ける事で可能です。
参考: ブレーキのフューズが飛んでいたり配線に故障がある場合はクルーズコントロールが設定出来ないようになっていますし、ブレーキを踏んでも解除されない事は先ず考えられませんが、クルーズコントロールスイッチをオフにしても解除されます。
ガソリン車のクルーズコントロールは下り坂では設定速度に関係無く増速しますのでブレーキを踏んでの減速が必要な場合もあります。 しかし、デイーゼルエンジンで排気ブレーキが搭載されている場合は、排気ブレーキと連動させて増減速の両方を制御出来るクルーズコントロールもありますが、燃費が非常に悪くなりますので一長一短です。
1980年代以降のアメリカ製キャンピングカーでしたら、殆ど全てにクルーズコントロールが装備されていると思います。
参考までに価格は$150-$200程度(取り付け費別)です。
混雑していない高速道路では便利ですが、首都圏や行楽シーズンは(多くのドライバーが一定速度で走らない為に)使用が出来ない方が多いと思われます。
此の書き込みは決してクルーズコントロールを奨励する訳ではありません。