前回、“OBD2 スキャナー”に関して書きましたが、読者の中には警告サインが点灯しても走行を続けても問題が起こらない様な印象を受けられた方もいらっしゃると思われましたので、今回はそれらの方々の為に警告サインに関して簡単に書く事にしました。
何らかの警告サインが点灯しますと、人に依って、又その時の状況に依って感じ方が大きく異なると思います。 車を可愛がっている人や、エンジンに関して神経質な人は直ぐに停車をして修理工場や車に詳しい知人に電話をしたりすると思いますが、中には平気で乗り続ける人も居ます。
警告サインが点きっ放しで走行するのは良い方(?)で、中には警告サインの配線を外したり、ランプを外して走行し続けている人も居ます。 私も知って居ますが、本人は走行可能である事を知っての事だと思います。 しかし、単に大丈夫だと思い込んで走って居れば非常に危険です、即ち修理に高額が掛かったり、エンジンを駄目にしたり、車を駄目にするかも知れません、私の娘の様に。 私の娘は警告サインを無視して走り、家の近くまで来て走れなくなりました。 原因はエンジンのフリーズプラグが外れて冷却水が無くなり、エンジンが焼き付いて仕舞いました。 結果は車買い替えでした。
通常、赤色のサインは緊急を意味し、エンジンオイル圧が無い場合の様に安全な場所に直ぐに停車をさせ必要があります。
参考: 友人と一緒に旅行中に何気無くエンジンオイルをチェックしてみましたらデイップステイックにオイルが全く付かず、直ぐにオイルを入れる必要性を言いますと、“警告サインが点くから大丈夫”と言いました。 信じられない様な本当の話です、それも理工学部を卒業した人ですが、車の修理は一切しませんし、タイヤ交換も人に頼みます。 今の世の中で珍しい存在だと思いますが?
黄色のサインの場合は赤色ほど緊急を要しませんが、停車して原因を確認するべきで、原因次第では続けて走行可能な場合もあります。 例えば、単にオイル交換の必要性を示唆する為に一定の距離(5000Km?)を走行すると点灯する様なサインもあります。 又、ABSの黄色灯の場合は、ブレーキの制動には問題が無いものの、急ブレーキを踏むとブレーキがロックを起こす危険を示唆しています、即ち急ブレーキや雨道/雪道での運転をする場合は修理が必要ですが、運転継続が全く出来ない訳ではありません。
何れにしても、オーナーズマニュアルを読んだり、簡単なOBD2 スキャナーを購入して使用方法に慣れて於くと警告サインが点灯した場合に少しは心強いと思います。