アルミボデイートラベルトレーラーは此れまでに相当数作られて特にエアーストリーム(Airstream)が有名で、RVに関心がある人は一度は何処かで見た記憶があると思います。 軽いと共に耐久性にも富んで居る為に好んで古いエアーストリームに乗り続けたり、リストアーして乗っている人も居ます。 以前、あるRVパークに行きましたら、エアーストリームのRVクラブが来ていて、クラスAを含めて数十台のエアーストリームが駐車していました(写真上)。
次のサイトで見られます様に、小さな食べ物屋さんや催し物の拠点として世界各地でエアーストリームが利用されて居る様です。
https://www.facebook.com/pages/Trailer-Village/559432107451733
アルミのトラベルトレーラーは相当多くの会社で作られた様ですが現在残っているのはエアーストリームだけです。 エアーストリームの他によく知られて居るのは殆ど同じ時期に誕生したストリームライン(Streamline)で同じ様な形状をしていますが、良く見ますと(又は見慣れますと)違いが明らかです。
エアーストリームの大雑把な歴史:
大学を卒業して間もない旅行好きな一人の若者(Wally Byam)が1929年にテアードロップ(涙)型の小型トレーラーにレンジと冷蔵庫を積んで旅行をしたところ興味を示す人が多く、新聞社の仕事をしていた彼は“トレーラーの作り方”を説明した雑誌を出版しました。 その後、ビジネスになると感じた彼は1931年にカルフォルニア州に工場を開き、エアーストリームの始まりとなるTeardrop(涙)型の“Torpedo”(写真下右)の製造を始め、1936年には倒産しかけていた同じカルフォルニア州のRV製造会社を買い、“クリッパー”(写真下左)の製造を始めました。
http://www.airstream.com/travel-trailers/
その後、大恐慌や第二次世界大戦があって製造を中止、戦後の景気回復後に製造を再開し、1952年にはオハイオ州に工場を作り、カルフォルニア州の工場は1979年に閉鎖されました。
他のRV会社と同様に何度か親会社が替わりながら、アルミ製トレーラーの外形は何度か変わりながら、多数のモデル名で多数のエアーストリームトレーラーが製造され、現在もオハイオ州でThor社の元でエアーストリームとして製造が続いていますが、実際の製造台数はエアーストリーム社でも分からないそうで、同社の歴史に関しても様々な異なる情報が流れています。