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RV メンバーシップ   その8 FMCA ラリー に集ったRV  続き4 スライドアウト

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1990年代にスライドアウト、即ち側面が飛び出して居住空間が広くなる装備が出始めて、瞬く間にポピュラーになりました。 出始めた当初は雨漏りや開いたスライドアウトが閉まらない等の苦情や、更にはスライドアウトを閉め忘れて走るRVを見た情報等がRVフォーラムに頻繁に書き込まれましたが、以前に比べてスライドアウトの問題は少くなりました。 とは言え、矢張りスライドアウトの問題は少なくありません。  

スライドアウトは閉じた状態/開いた状態で固定する装置が在りますが、以前は全てマニュアル式で最近は自動装置もありますがオプション装備が多い様です。 このマニュアル式の固定装置を解除する事を忘れてスライドアウトを作動させる事故が多い様です。  動かない様にしてあるスライドアウトを動力で動かせば何かが壊れて当然です。

2000年型前後から2個のスライドアウトも珍しくは無くなり、最近のクラスA には3個、4個のスライドアウトも一般的になりました。 又、運転席の後ろから最後尾迄の側面全体のスライドアウトはフル・ウオール・スライドアウト(RVの左側に取り付けられる)と呼ばれ、此れも珍しくは無くなりました。 
https://www.google.com/search?q=newmar+floor+plans&source=lnms&tbm=isch&sa=X&sqi=2&ved=0ahUKEwjMreG19-7SAhUW2GMKHYveDswQ_AUIBigB&biw=1536&bih=744#spf=1

RV メンバーシップ   その7 FMCA ラリー に集ったRV  続き3 トウドブレーキ

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RVでトウドを牽引する際は牽引装置(ベースプレートやトウバー)の他に行わなくては成らない事があります。 一つはトウドブレーキライト、方向指示灯、尾灯等がRVに連動して機能する事、もう一つはトウドに何らかの補助制動装置(ブレーキ)を装備する事です。 

トウドブレーキライト(尾灯)工事:
RVとトウドに繋げる4本線又は6本線の市販されている専用ケーブル使い、トウドの配線工事は専用市販製品を購入しても出来ますが、安価に仕上げる際はダイオードを使っても出来ます($10以下)。

補助フレーキ装置:
アメリカの道路交通法は各州に依って異なり、補助ブレーキ装置の必要性に関しても異なります。  大きなクラスAで軽いトウドを牽引する場合はそれ程制動距離には影響は出ませんし、強制をしていない州もあります。 しかし、事故が起きた場合に補助ブレーキ装置が付いていない場合は事故保険が無効になる場合も考えられるとの事で、殆どのトウドに補助ブレーキ装置を取り付けている様です。

様々なトウド用補助ブレーキ装置が市販されており、簡単に車から車の移動出来る装置もあれば、トウド並びにRVに装備を取り付けるタイプもあります。 前者の場合は牽引前後に装置の取り付け/取り外し時間が掛かりますが、後者は殆ど時間が掛からず簡単です。

RV メンバーシップ   その6 FMCA ラリー に集ったRV 続き2

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既に書きました様に、ラリーに集った殆ど全てのRVが何らかの車を牽引し、その多くは乗用車又はSUV、稀に自動車やオートバイを積んだトレーラーを牽引しています。 トレーラーにはフラットベッドと呼ばれる囲いが無いものとエンクローズドと呼ばれる箱型のもの、更にはオートバイ専用に作られたもの等があり、エンクローズドトレーラーは飛び石等で傷が付いては困る様な車、即ちクラシックカー、高級車、ハーレー等を入れて牽引しています。 

トウドに関して:
牽引される乗用車やSUVはRV用語でトウド(Towd牽引車=Toadカエル)と呼ばれ、トウドを牽引する際は市販されている牽引用の装備(ベースプレート)をトウドに取り付け、トウバーと呼ばれる牽引棒を使ってRVとトウドを接続して牽引します。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=148
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=678

クラスAで旅行に出ますと観光や買い物に動き回るには大き過ぎて気軽に動き回る事が出来ません。 例え駐車場が在っても4台分又はそれ以上のスペースを占領して他の買い物客に迷惑を掛けます。 又、途中でRVが故障をした際に動き回る手段として便利です。 従ってクラスAにはトウドは必需品ですが、最近はクラスCやバンコンバージョンでもトウドを牽引しているRVerを見掛けます。

トウドを牽引しますと加速が少々悪くなりますが、巡航速度では全く気になりませんし、燃費もそれ程悪くはなりません(10%)。 トウド牽引中はバックが出来ません。 バックをしますとトウバーを壊す恐れがありますのでトウドを外す必要があります。

注意:
全ての車がトウドになるとは限りません、トランスミッションの焼き付けを起す車もあります。
例えば、ホンダのCRVのオートマチック・トランスミッション車は此れまで全て牽引可能でトウドとして最も多く使われて来ましたが、2015以降のCRVは牽引が出来なくなりました。 スバルのフォーレスタ―もトウドとして人気が在りますが、マニュアル・トランスミッション車は牽引可能ですが、オートマチック・トランスミッション車は牽引が出来ません。
アメリカ車ではジープは牽引可能で人気があり、最近はオートマチック・トランスミッションでも牽引可能なGM社の車、即ちシボレー、キャデラック、ビュイック等が人気で、キャデラックを牽引している人も良く見掛けます。

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RV メンバーシップ   その5 FMCA ラリー に集ったRV 続き1

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ラリーに参加しているRVの中には1990年以前のクラスAも在りますが、大半は1990年以降で、更に1990年代からワイドボデイー、即ち2.5m以上の車幅のクラスAが徐々に増しましたので、参加クラスAの恐らく90%以上はワイドボデイーだと思われます。 尚、アメリカの最大車幅は基本的に2.59mですが、日本の最大車幅は2.5mですので、一般的に呼ばれているワイドボデイー即ち8.5フィート(102インチ=2.59m)は日本では違法となります。 

クラスAには大きく分けて2種類あります、即ちガソリンエンジン車とデイーゼルエンジン車で、 外観(写真)を見れば直ぐに分かります。 ガソリン車はエンジンが前方に搭載されて居ますので前面にエンジン冷却用のラジエーターグリルが在りますが、デイーゼルエンジンの場合はエンジンが後方に搭載されて居ますのでラジエーターは後方に付いて前面には空気取り入れグリルが付いていません。 

もう一つの見分けは前輪の位置です。 デイーゼルエンジンは後部に搭載されて居ますので、前方にエンジンが搭載されているガソリン車とは重量配分が異なります、従って車軸が適正な重量を受ける様にデイーゼル車の前輪はガソリン車に比べて後方に付いています。 この為スペースを有効に使う為にデイーゼル車の多くには出入り口が前方(前輪の前)に付いています。 

参考: デイーゼルエンジンが前方に搭載(FRED=FRont Diesel Engine)されて居たり、デイーゼル車の出入り口がガソリン車同様に中央部分に付いている例外もあります。

デイーゼル車、即ちデイーゼル・プッシャー(後部から押す)には通常エアーサスペンションとエアーブレーキが装備されて居ますが、FREDと呼ばれる前方にデイーゼルエンジンが搭載されているクラスAには通常エアーサスペンションもエアーブレーキも装備されて居らず、ガソリン車と同様のリーフサスペンション、並びに油圧ブレーキシステムです。

RV メンバーシップ   その4 FMCA ラリー に集ったRV

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写真はFMCAラリーに集ったRVです。 殆どはクラスAで、ガソリン車/デイーゼル車、古いモデル/新しいモデル、小型/大型、異なるメーカー、異なる州から、様々なRVが来ています。
以前はカントリー・コーチ製が目立ちましたが、この会社は倒産した為に数が減りました。 今回目立った最近のモデルはテイフィン製とニューマー製で、フリートウッド製やウイニベーゴ―製は以前ほど目立ちませんでした。

RV メンバーシップ   その3 FMCA ラリー

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先週、FMCAのラリーがアリゾナ州のチャンドラー市(フィニックス市の近く)で行われました。 

アリゾナ州はカルフォルニア州の東隣(北にユタ州、東にニュー・メキシコ州、南はメキシコ国境)の砂漠地帯の州で、グランドキャニオン国立公園(インターステート40号線)で有名ですが、プロ野球に興味のある方はスプリング・トレーニングのテンピ・アリゾナ(Tempe、AZ)と言う地名を聞いた事があると思いますが、ラリーが行われたチャンドラーから直ぐ近くです。 

ロスアンジェルスからチャンドラー迄はインターステート10号線を使って真東に約400マイル(640Km)で乗用車ですと6時間弱で行ける距離ですが、カルフォルニア州はパシフィック時間でアリゾナ州はマウンテン時間の為に時差が1時間、即ち時計を1時間進める事になりますので1時間余分に掛かる計算になります。

ラリーは“ローハイド・ウエスターン・タウン”と呼ばれるイベント・センターで行われ、砂漠の中の広大な場所ですので、恐らく10万台の車を収容出来ると思われます。 FMCAの発表に依りますと今回はカナダを含めてアメリカ国内の各地から2627台のRVが集まり、その殆どはクラスA(99%?)です。 更に、それらのクラスAの殆ど全てが何らかの車(乗用車、SUV、トラック等)を牽引していますのでRVとほぼ同数の車も集った事になります。  

ラリー開催期間は火曜日から金曜日迄で、RVは開催数日前から集まり始めて開催前日は100台程度の行列が出来ます。 行列が出来る第一の理由は多くのRVは3台、10台、中には30台以上のグループ参加する為に広い集合場所でグループ毎に皆が集まる迄待機し、グループが纏まった順に駐車場所に向かって移動して駐車します。 ラリー終了後はそれぞれ勝手に場所を離れて行きますし、近くにインターステート10号線が走って居ますのでそれ程混雑はしません。

ラリーではRVに関する各種(RV選択/購入、安全運転、タイヤ、バッテリー、修理、メンテナンス、トウド牽引、トウド用ブレーキ、旅行案内、RVの火災、保険、料理、キルテイング、手芸、その他)のセミナーがあり、又各種のRV製造会社の展示/即売、RVに関連した部品製造会社の展示/即売、その他ランチやスナックの販売、エンターテーメント等の催しがあります。 これ等を聞いたり見て回るのも良いのですが、RVで囲まれた場所で話(RV旅行経験、故障、修理、知っていると得になる事、???)をしているグループをアチコチで見ます。 早朝は寒い日も在りますが日中は25度Cから30度C前後で、砂漠の乾燥した地域ですので日陰では非常に快適でです。

会場は広大ですので4台の大型観光バスが常時、各RV駐車場所と会場を巡回しています。

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キャンピングカー  その2

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ラリー会場に来ているキャンピングカーで、その殆どがクラスAです。
昨年は1500台集まったそうですが、今回は800台との事です。 殆どのサイトは30アンプの電源があり、電源付は1日$25です。

種々のRV  その3 トラベルトレーラー 

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トラベルトレーラーは何処を走っても良く見ます。 トラベルトレーラーが人気の理由は色々あります。
• トラベルトレーラーは経済的
退職してRVを始める人は別として、多くの人はトラベルトレーラーから始めます。 若い人は一般的に乗用車やSUVにテントを積んでキャンプ旅行をし、それを卒業すると簡単に購入出来るトラベルトレーラーを始めます。 エンジンが付いて居ない為製造コストが低く、又多数の新車や中古車が出回って居ますので、クラスCやクラスBに比べて安価で購入可能です。 
又、トラベルトレーラーの維持費は安く、又けん引車が壊れても修理はクラスAやクラスC程高くは無く、又けん引車の買い替えは容易です。 

参考: 退職してRVを始めようとする人はトラベルトレーラーよりも運転が簡単で楽なクラスA、クラスB、クラスCを選択、経済力のある人は40フィートや45フィートのクラスAに飛び込む傾向があります。 RVフォーラムで大きくて運転が怖いとか運転を教えて呉れる場所(人)を探しをしている人が居ますが、乗用車しか運転の経験が無くて突然大型車を運転すれば中には運転に不向きな人も居ると思われます。

• 小家族から大家族まで
小型乗用車やSUVでけん引が可能な小さな物からトラックや大型ワンボックスタイプの車でけん引する30フィートを超す大型迄多種ありますので、新婚夫婦二人用にも子供の多い家族用にもそれぞれの要求を満たすサイズがあります。  トラベルトレーラーにはバンクベッド、即ち2段ベッドや3段ベッド、モデルに依ってバンクベッドが両側に付いて居るモデルあります。 しかし、クラスAにバンクベッドが付いて居るモデルは恐らく無い(稀)と思われます。 クラスCにはありますが、クラスAでは見た事がありません。

参考:  クラスAもフィフスホイールも大きく成ればなる程ベッドの数は少なく、通常は2人用で多くても4人用です。  フィフスホイールの場合はけん引トラックの荷台にけん引用のサドルが付いて居ますので乗車人数も限られて来ます。 高価なクラスAやクラスCを普段は駐車させて置く事は子供の多い家庭では実用的ではありません。

• けん引車は常に活躍
週末にトラベルトレーラーをけん引する乗用車、SUV、ワンボックス等は普段は通勤や仕事に使用が可能です。 

• 買い替えが容易
家族構成の変化に応じてトラベルトレーラーを何台か乗り換え、時にはクラスCに乗り換え、子供が親と旅行をしなくなりますとフィフスホイールやクラスAに乗り換える人が多くなります。 トラベルトレーラーにはエンジンが付いて居ませんので故障個所は少なく、従って中古RV市場には程度の良いトラベルトレーラーが魅力的な価格で沢山出回る事になります。