今回は、日本との違いと私の経験を書きます。
運転免許のテストはDMV=Department of Motor Vehicles 〔州陸運局〕で行なわれます。 州陸運局で行われるのは日本と同じですが、他に異なるところが沢山あります。
• 先ず最初にお金が日本のように掛かりません。
• 運転技術テスト用のコースは一般公道です。
• 自分の車でテストを受け、DMVにはテスト用の車は置いてありません。
• 試験官が車に乗り込んで来て、15分から20分程度で終わります。
• “S”字バックは勿論、“S”字やクランクの前進さえありません。
• 試験を受けた其の日に運転可能な紙切れが手渡せれ、正式な免許証は1週間程度後に送られて来ます。
• 筆記試験は三者択一で、80%(?)でパスですが、引っ掛けとも思われる問題も含まれていますので、練習をしておく必要があります。
• 次のサイトに練習問題が出ていますので試してみて下さい。 Class Cが乗用車用、Class Mがオートバイ用です。 2つ目のサイトは“Begin”と“矢印”をクリックして下さい。
http://www.dmv.ca.gov/pubs/interactive/tdrive/exam.htm
http://apps.dmv.ca.gov/pubs/interactive/tdrive/flash/flashtest.htm
• 若し合格しなかった場合は、3回まで同じ日に受け直す事が出来ます。
自分の経験:
私は免許を2回取りに行きました。 失敗したからではありません、最初は乗用車、2度目は約5年後でオートバイ免許でした。
乗用車の免許(Class C)を取りに行った時は日本発行の国際運転免許を持っていましたので、自分の自動車を運転してDMVに行きました。 試験官が乗り込んで来て直線を往復して終わったのでは無いかと思います。 余りにも簡単で忘れて仕舞いました。 町中を走った記憶は全くありません。
オートバイ免許(Class M)の時は、複雑でした。 免許を取るには試験を受けるオートバイが必要です。 しかし、オートバイを買って来るには運転免許が必要です。 当然ながら、答えは1つ、オートバイを買ってDMVに行きました。 “オートバイの場合は試験官が後に乗って町中を走りました”。
冗談です、そんな筈はありません。 もっと大変でした。 指示された通り、DMVの前の車が余り通らない裏通りに自分のオートバイを持って(押して)行きました。 試験官は私に目標(約100m先)を指差し、“あそこで“U”ターンをして帰って来い”でした。 無論合格です。
参考:
アメリカでは、運転免許証が一番大切で見近かな身分証明証です。 運転免許証には写真が付いていますから本人確認が出来ます。 この他、身分証明にはパスポートと生まれた病院で発行した出生証明書があります。 アメリカには戸籍謄本はありません。 運転をしない人も、運転免許証と同様の免許証(身分証明証)を持っています。
運転免許証の写真を見ただけで未成年かどうかが直ぐに分ります。 未成年の顔写真は横からで一般成人のように正面から写してありません。 ラスベガスのカジノ(ギャンブルをする場所)では未成年のギャンブルを厳しく取り締まります。 その際、免許証の提示を求め、顔写真(横から写っているか)又は、生年月日が調べます。
次回は娘が免許証を取得した時の事を書きます。
RVKen