記事一覧

トルクレンチとマニュアル

ファイル 54-1.jpg

整備や修理(キャンピングカーいじり)を行う際、注意しなくてはならない事が幾つかありますが、其の中の一つが締め付けトルクです。 締め付けトルクとはボルトやスパークプラグ等を締め付ける度合いで、腕の長さ(レンチの長さ)と加える力によって決まります。 定められたトルクで締め付ける事の出来る工具をトルクレンチと呼び、次のサイトに詳しく説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81 

比較的に小さなボルト類やネジ類、その他スパークプラグ等を取り付ける場合の締め付けトルクは大き過ぎないように注意する必要があります。 スパークプラグのトルク量は非常に低いので締め付け過ぎない事が大切です。 スパークプラグがねじ込まれるシリンダーヘッドはアルミで出来ているものが多く、締め付け過ぎてネジ山を壊して仕舞わないように特に注意が必要です。 駄目にした場合は修理の方法がありますが、当然ですが、トルクレンチを使って駄目にしない事が大切です。 トルクレンチはラチェット式が便利で、ホームセンター等で1万円弱で売られていると思われますので、1本揃えて使うと共にトルク量を体感する事は大切だと思います。 

次のサイトにスパークプラグの取り付け方と締め付けトルクが出ています。 http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/basic/04_01.html  尚、このサイトの下の方に注意してありますが、ネジ山にオイルや錆止めを塗る事が禁止されている場合が多く、マニュアルに従う必要があります。 ラグナットと呼ばれるホイールを締め付けるナットも、多くの場合オイルを付ける事は禁止されていますが、排気マニフォールドやエギゾーストパイプを取り付けるボルト類には錆付き止めを塗る事が一般的です。 

車体組み立てやエンジンに使われている比較的大きなボルトは、反対に締め付けトルクが少な過ぎないように注意する必要があり、必ずトルクレンチを使用する必要があります。 多くの同類のボルトが使われている場合には1本が緩むと他のボルトも緩んだり折れたりする確立が高くなります。 

車体やエンジン等、走行中の安全に関わる修理をする場合は必ずサービスマニュアルに従う必要があります。 サービスマニュアルに従って修理を行えば、作業の結果を心配をする必要はありません。 経験も大切ですが、マニュアルはそれ以上に大切で、航空機の組み立てや整備には経験豊富な技術者でも安全重視の観点からマニュアル無しでは行えません。

トルクレンチとマニュアルがありますと勘や予想に頼ることなく修理や整備が出来、心配する余地が無くなります。  

冷蔵庫リコールに関するコメント

ファイル 51-1.jpg

winnebagoファミリーさん 、読んで下さって有難う御座います。

リコールに該当していなくて良かったですね、私の冷蔵庫は該当していて3-4年前に簡単な補修をして貰いました。 私の場合、部品は簡単な物で取り付けも20分程度で終わりましたが、その際確か、燃料費として1500円程度呉れたように覚えています。 “危険と知っていても、燃料費を払わないとワザワザ補修に行かない人も居るのかな?”と思った事を覚えています。

winnebagoファミリーさんはキャンピングカーに住んでいらっしゃるのでは無いですよね? アメリカには家を売り払ってキャンピングカーに住んで旅行をしている人(フルタイマー=Fulltimer)は少なくありません。そのような人は間違い無く“我が家の冷蔵庫”と言うと思いますし、読んだ際私は“そうなのかな?”と一瞬感じてしまいました。

輸入車は維持費が大変だと思いますが、点検修理を含め大いにキャンピングカーを持つ生活を楽しんで下さい。  キャンピングカーをお持ちの多くの人がご存知のように、調子良く走ってくれると気持ちが快適で、又、調子良く走ってくれるように整備をするのも楽しいものです。

そうは言っても旅先で故障をする事もあります。 そのような時は“稀に起る、絶対に忘れる事の出来ない良い思い出が出来る、ラッキーだ!”と思って、もし可能であれば、回りの景色や故障に関する写真を撮ってから作戦を練るように為さって下さい。 難しい事ですが焦らずに!

RVKen

裸足で運転

ファイル 50-1.jpg

此れはアメリカでのRVフォーラムでの話です。 http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/24461395.cfm

初めて知りました。 それはクラスAを運転する時に靴を脱いで裸足で運転する人が可なり居る事です。 その中には質問者のように“靴を履いていると運転出来ない”と書いている人が居れば、ブレーキとアクセルの感触が分り易くて運転し易いと書いている人も居ます。 

書き込み者の一人は最初にレンタルキャンピングカーを借りた時に“室内では靴を脱いで下さい”と言われ、その時に靴下だけで運転したのがキッカケだとの事です。

もう一人の人は、奥さんがきれい好きのようで、犬に関してはキャンピングカーの外に足拭きがあり、中に入るともう一つ置いてある位で、人間に関してはスリッパーに履き替えないといけないそうです。 この人は、“皆さんは私の家内に仕込まれたのでは?”と冗談を言っています。

この人達に足袋や地下足袋を履かせたら習慣になって沢山売れるかも?  全てのクラスAの運転者が足袋や地下足袋を履く日が来るかも?

裸足で運転する事に関して法律違反にならないかを心配している人も居るようですが、書き込みに依りますと違反にはならないようです。しかし、裸足でオートバイを運転するのは違反のようです。

以前私は、“オートマで免許を取った人はマニュアルに乗れないと思い込んで仕舞う”と書きましたが、“裸足で運転”も大いに思い込みの面があるような気がします。 丁度、子供の時にわさび抜きのニギリ寿司を食べた習慣が取れなくて大人になってもわさび抜きを食べる人が居るのと同じかも知れません。 

RVKen

クイッキーステップ サービスマニュアル

ファイル 49-1.jpg

アメリカ車のクラスAの多くにはクイッキーステップが取り付けられています。 電動式ステップは正常に機能している場合は何とも思わず便利に使いますが、故障すると不便で、修理も嫌なものです。 しかし、クイッキーステップには優れたサービスマニュアルがあります。 このマニュアルを使えば故障の原因を簡単に特定出来ます。 ステップ並びに配線は振動や泥水を浴びる過酷な条件にありますので配線の接触不良等を起す事もありますので、其れらを直せばパーツを買わなくても問題解決に繋がる事も多いと思われます。 サービスマニュアルとパーツリストを添付します。

クイッキーステップ サービスマニュアル:
http://www.kwikee.com/PDFDocuments/880OwnerManual.pdf

クイッキーステップ パーツリスト:
http://www.kwikee.com/Aparts_steps.html

ステップを修理の際は、不意に駆動しないように予め準備をし、又駆動しても怪我をしないように充分注意をして行って下さい。


出来ないと思っていたインターネット接続が可能でしたので書き込みをしました。
RVKen

冷蔵庫のリコール

ファイル 47-1.jpgファイル 47-2.jpg

冷蔵庫に関して書きましたので、冷蔵庫のリコールに関しても書いておきます。

上の写真は両方共冷蔵庫から出火が原因のようです。

Norcold Dormetic の特定モデル冷蔵庫にはリコールが出ています。 両社共リコールモデルを探し、改善する為に多額を費やしています。 RVの火災を防ぐ為に是非確認をなさって下さい。

Norcold 冷蔵庫:
N6xx – N8xx: 取り付け1999-2000, 冷却ユニット番号 1038000-1099000
1200LR,1200LRIM,1201LRIM: 取り付け 1999-2003, 冷却ユニット番号 700000-1536607
http://www.norcoldrecall.com/
http://www.truefulfillment.com/norcoldrecall/home.asp


Dormetic 冷蔵庫:
リコール該当機種検索サイト
http://67.238.126.140/recall.php

RVKen

RV用冷蔵庫の サービスマニュアル

ファイル 46-1.jpgファイル 46-2.jpg

冷蔵庫が調子よく機能している時は余り気に成りませんが、故障すると何処から始めて良いか分らず修理も大変な事があります。 そのような時にマニュアルがあると効率的に故障を追跡出来て便利です。

次のサイトはNorcoldとDometicの特定モデルのサービスマニュアルです。(N61X即ち、N611にも適応します) 恐らく、日本にあるアメリカ車の多くの冷蔵庫はこの2つのマニュアルで間に合うと思います。

Norcold サービスマニュアル:
http://bryantrv.com/docs2/docs/ncoldnnewnseries.pdf

Dometic サービスマニュアル:
http://www.gasrefrigeration.net/dom_techdata/7030_7732SM.PDF

RVKen

ウイニベーゴー マニュアル

ファイル 43-1.jpg

ウイニベーゴーに同社の部品の有無に関して問い合わせをしました。  応対したサービス課の人にその部品を詳しく調べてもらうと、しばらくして“図面”を口にするので、其の図面をメールしてもらえないかと頼みました。 すると、“ネットで見ることが出来る”と言い、私が既に調べたウイニベーゴーのマニュアルでした。 取り付け部分を詳しく知りたかったのですが、私が使うものと同じ物を使っているとは驚きでした。 其のマニュアルは次のサイトに出ています。

http://www.winnebagoind.com/resources/manuals/

ウイニベーゴー製キャンピングカーの豊富な情報が満載されています。 一部を紹介しますと:

部品名、部品番号:
部品に関しては、最初の赤い字で書かれた “Parts Catalog” をクリックし、其の後は年式、モデル名の順にクリックすれば、部品のスケッチと共に部品番号が記されています。

その他、同様の方法で、次の情報が得られます。
• 配管図
• 配線図
• 内装部品 (冷蔵庫、レンジ、照明、音響システム、電気部品類、上水/下水、トイレ、暖房/冷房、構造部品、その他全て?)
• ウイニベーゴーモデル詳細
• 外装部品の防水
• 操作マニュアル

ウイニベーゴーにお乗りの方は必ず目を通しておく事をお勧めします。 何時か役立つ事があると思います。 

RVKen

アルコアホイール サービスマニュアルに関して

ファイル 42-1.jpg

アルコアホイールを使用している方は少なくないようですので、アルコア社のサービスマニュアルを添付し、安全に関わる注意点の一部を書きます。 

マニュアルは次のサイトにあります。
http://www.todaystrucking.com/images/AlcoaSVM_Manual.pdf

全てが日本語で書いてあれば一番良いのですが、写真を見て問題発生可能性箇所を知るだけでも充分意味があると思われます。 スチール ホイールと異なる事を意識し安全を考えて使用する必要があります。 

アルミホイールを使用する場合:
• 定期的なひび割れやその他の異常検査は不可欠
• タイヤで隠れた箇所でひび割れが発生する可能性もあり、タイヤを取り替える際は必ず検査
• ホイールは規格寸法内である事
• 空気漏れはひび割れを知る上で重要である為、チューブの使用は不可
• (キャップ)ナットは規定の締め付けトルクである事
• ナットの締め付けトルクが不均一であるとひび割れの原因となる
• ナットの接触面は滑らかな事
• スタッドに変形、ひび割れ等の異常がある時は交換
• ナットとホイール間には決して異物〔スペーサー等〕使用は不可
• ナットの接触面のメッキは不可
• スタッドのネジ部分のオイルはOK、ナットとホイールとの接触面のオイルは不可
• スプレータイプ オイルの使用は不可
• ワックス等でホイールを磨いた後はナット接触面のオイルは不可
• バルブステム取り付けトルクはTR543-TR545(P30 シャシー)の場合0.295Nm – 0.464Nm
• 常に規定タイヤ空気圧を使用
• 1章の仕様に示されている圧力以上は不可
• ホイールに対する最大空気圧は120PSI〔総合的〕 即ち、8.4Kg/cm以上は不可

以上、気を付けて使用して下さい。
RVKen