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オイルプレッシャーセンサー

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エンジンにとってオイルは非常に大切で、人間の血のような物です。 其の為、芝刈り機、ジェネレーター等に使われる小型エンジンにはオイルプレッシャーセンサーが付いており、油圧が無くなるとエンジンが停止するようになっています。 芝刈り機のオイルが少い状態で斜面を刈りますと油圧が感知されずエンジンが停止し、反対方向に刈ると停止しない場合があります。 

次のビデオはジェネレーターのエンジンにオイルプレッシャーゲージを取り付けたものです。 オイルプレッシャーゲージが圧力を表示した後にエンジンが始動しています。
http://www.youtube.com/watch?v=d_rM9YVehLs&NR=1

キャンピングカーに使用されているデイーゼルエンジン(例えばキャタピラー製)の中にも油圧が無くなると止まるエンジンがあり、この様なエンジンは始動するまでに数秒間の回転が必要です。 エンジンのかかりが悪い故障と勘違いして、質問をしている人が時々居ます。

私の友人(黒のオデッセイに乗っている)でデイップステイックにオイルが付かない状態でも、“オイルが無くなれば警告ランプが点灯する”と言って平気で乗っている人が居ますが、危険で、信じられません。  警告ランプが点灯してからは車を走らせる訳には行きません。 

オイルは潤滑の他に温度を下げる役目も果たしますので、(規定量より多過ぎると泡立って危険ですが)、最低線以下になら無いようにする事もエンジン、その他を長持ちさせる為に大切だと思います。

RV用 ウオーターポンプ (Water Pump)

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アメリカ製キャンピングカーに装備されているウオーターポンプ(飲料、シャワー用)は、以前はフロージェット(Flojet)1社でしたが1980年代後半にシュアーフロー(Shurflo)が加わり、更に数年前からアクワフロー(Aqua Flo)社のRV用ウオーターポンプも見られるようになり、色々な流量や水圧のポンプが出回っています。

従来型(固定流量)ポンプ
一般的なRV用ポンプにはプレッシャースイッチが内蔵されていて、例え電源(12V)がオンに成っていても、ある水圧に達すると自動的に作動が止まる仕組みになっています(通常40 psi前後で止まり、30 psi程度に下ると作動を始める)。 即ち、水道又はシャワーの蛇口を開けばポンプが作動し始め、蛇口を閉じればデザイン圧力に達して自動的に作動が停止するようになっています。(大昔のスイッチが内蔵されていないタイプは、蛇口を開いている時のみポンプの電源をいれる必要があり、蛇口を閉じて電源を入れ続ける事は出来ませんでした) ポンプには水の流量やセンサーの水圧によって種々ありますが、新車キャンピングカーに装備されているポンプにはベーシック(基礎)モデルも多く、それらの流量や水圧は低くてシャワーの水の出が弱かったり、2箇所の蛇口を開くと水圧が下るのが一般的です。 又、ポンプの電源を入れっぱなしにすると、頻繁では無くとも、時々ポンプが作動します。 (乗用車が使うタイヤ空気圧が30psi)

自動流量調整(Variable Flow)ポンプ
此のタイプのポンプは流量が大きく水圧も高く音も静かであると共に、更に従来型との大きな違いは内蔵のスマートセンサーが蛇口の開き具合に応じて流量が変化する事です。 即ち蛇口を僅かに開くとポンプはその僅かの開き具合に応じて作動します(僅かの場合はポンプ音が聞こえない)。 スマートセンサー内蔵タイプは約15年前にフロージェット、シュアーフロー両社からほぼ同時に売り出されました。 初期の従来型は20 psi程度で1ガロン/分(3.8リッター/分)程度が一般的でしたが、現在は65 psiで5.7ガロン/分(22リッター/分)の物もあります。 
http://www.shurflo.com/rv-products/rv-pumps/extreme-series-water-pumps/extreme-series-smart-sensor-57/default.html
(キャンピングカーの配管は一般的に50psiが上限と言われていますが、1990年以降のRVには使用出来るそうです。 しかし1990以前のRVの場合は配管の適応性を確認する必要があります)

注意:
RVに搭載されているタンクの水を使わず、外部の水道の蛇口に接続して市営水道水を使う場合は必ず次のような水圧調整器具(水圧レギュレーター)を使用する必要があります。 http://www.rvwaterfilterstore.com/PressureRegulators.htm#PressureInfo
一定に設定してあるレギュレーターは通常50 psi以下に設定してありますが、調整可能の場合は50 psi以上にならないようにするのが無難でしょう。 水道の蛇口は80 psi以上の場合も稀ではありませんので、知らないうちにカーペットが濡れていたり、場合によっては配管が圧力に耐えられず外れたり壊れたりする事も考えられます。


ウオーターポンプの騒音
騒音に関してはRVフォーラムで時々話題になりますが、次のような解決法があります。

従来型のポンプは作動中の音が大きく、ポンプの下に防音材(振動を吸収する材質)を入れたり、配管が振動しないようにすると音はやや低くなります。 又、最近のRVによく使われているPexチュービングは高圧、高温に耐え、保温もよいのですが硬いので振動を伝え易く、ポンプの入り口と出口は振動を伝え難いタイプのチュービングに取り替えると静かになります。 尚、此れを目的とした専用のチューピングも売られています。

既に書きましたようにスマートセンサー付きポンプに交換しますと従来型に比べて静かな上に水を使用しない時の起動は激減します。

更には次のサイトに出ているようなアキュミュレータータンクを取り付ける方法もあります。 http://www.campingworld.com/shopping/item/shurflo-accumulator-tank/2290 このタンク内にはゴム製ダイヤフラムが取り付けてあり、其の反対側は水圧で空気が圧縮されるようになっています。 水は、空気のように圧縮しませんので、夜中に例え水を使わなくても徐々に配管内の圧力が下ってポンプが一定時間毎に起動します。 しかし、此のタンクを取り付けますと空気が圧縮される事に依ってより長時間一定圧力を保ち、夜中にポンプが起動することを少なくする(無くす?)事が出来ます。
スペースに制限がある場合は此の小型タンクを2個付ける人も居ますが、ホームセンターで売っている家庭用のウオーターヒーターの安全タンク(Expansion Tank)を取り付ける人も居ます。http://www.homedepot.com/webapp/wcs/stores/servlet/ProductDisplay?storeId=10051&productId=100677607&langId=-1&catalogId=10053&PID=500871&cm_mmc=CJ-_-500871-_-10368321&cpncode=25-17408574-2&AID=10368321&cj=true&srccode=cii_9324560&locStoreNum=1002&marketID=48

此のタンクを取り付けますと水圧が一定になり水流が滑らかになります。 最近はアキュミュレータータンクとセットになっているポンプもあります。 http://www.towshop.com/store/pc/viewPrd.asp?idproduct=821&idcategory=137


参考:
私はFlojet(左上の写真)と後付け2ガロン アキュミュレータータンクのコンビネーションで使っています。 
RVKen

スプリンター(Sprinter)

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スプリンターはクラスBやクラスC、更にはスーパーBに丁度良いサイズで、3.0リッター V6のメルセデスベンツエンジンは少々小さ目ではありますが、1リッター当り10Km近く走り、経済性に富んでいますのでアメリカ国内では今後益々増えると思われます。 

スプリンター自体は日本にも一時入って来た事があるようですが、三菱とダッジの事業提携関係で輸入を停止したようですが、今後“経験済み”のスプリンターをベースとしたRVが入ってくると思われます。 (“中古”と言う言葉は聞こえが良くなくそれに替わる言葉があると思われますが、英語では“Used”の替わりに“Experienced(経験済み)”と言う言葉を使う事があります)

既に多くのメーカーでスプリンターをベースとしたRVが製造されていますので、幾つかのビデオを添付しておきます。
エアーストリーム(Airstream)
http://www.youtube.com/watch?v=_4ZLF7NVoe4

ウイニベーゴ(Winnebago)
http://www.youtube.com/watch?v=Q_03MEaUl8s

ロードトレック(Roadtrek)
http://www.youtube.com/watch?v=XIQeqU4RZaY


今年は此れが最後の書き込みになります。

ネットキャンパーメンバーの皆様、そして私の書き込みを読んで下さった皆様、良いお年をお迎え下さい。  そして来年も宜しくお願い申し上げます。

RVKen

計量盤

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約束しました計量盤の写真を撮って来ました。 

店の人に聞きましたところ、此の会社ではキャンピングカーの計量は1000円で前後、左右、その他必要な計量をしてくれるそうですが、此のような計量盤は他にもアチコチにあるそうです。

キャンピングカーには許容重量ギリギリの物も有り、又、所有者が携帯したい道具やキャンプ場で楽しめる品々を積み込み、更には購入後に取り付けた種々の大人の玩具等で重量超過を気にしている方も少なく無いと思います。 

キャンピングカーの重量を支える為の適正空気圧を知る唯一の方法は計量です。 燃料、飲料水を満タンにし、旅行に出掛ける装備で前輪と後輪を別々に計量し、タイヤメーカーのチャートを利用して空気圧を知り、設定する必要があります。(左右の重量が同じ事は稀な為、左右別々に計量して重い方の重量を使って空気圧を決める事も大切で、タイヤ空気圧は必ず左右同じでなければなりません)

ご使用のタイヤメーカーで空気圧チャートが作成されていると思いますが、次のサイトに詳しい説明と共に、空気圧表が出ています。

http://www1.bbiq.jp/rd-tire/lo-bar.html

RVKen

アメリカ車シャシー (クラスA、クラスB、クラスC)

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暫くキャンピングカーから遠ざかっていましたので、キャンピングカーに関する事柄に話を戻し、アメリカ車のキャンピングカーシャシーに関して数回に分けて書きたいと思います。 

皆様は既にご存知の通り、殆ど全てのガソリンエンジン搭載クラスA、クラスB、クラスCはフォード、シボレー(ワークホース)、ダッジ(クライスラー)等の自動車メーカのシャシーを基礎にして製造されています。 エンジンや駆動関係の部品が必要な場合にキャンピングカー製造会社から購入しようとすると値段が高いどころか、部品が届くまでに長期間掛かったり、待っても捜してもらえない場合もあります。 専門外の部品だからです。

分り易い例がクラスCです。 上の写真の様な後部を切り取ったタイプ(Cutaway Van Chassis)を利用してクラスCは製造されますが、大型キャビンを取り付けて送迎バスにしたり、配送トラック、救急車等にも改造されます。 此れらの全ての部品はシャシー会社(自動車会社)の部品です。

エンジンや駆動関係部品が必要な場合は、フォード、シボレー(ワークホース)、ダッジ(クライスラー)等のデーラーに行けば殆どの部品が必ず手に入りますし、純正部品(OEM=Original Equipment Manufacturer 又はFactory Parts)ですので間違いがありませんが多くの場合、値段は定価です。 しかし、最近は純正部品をネットで割引値段で売っている所もあります。 更に、社外品(Aftermarket parts)でも純正部品に劣らない部品が低価格で得られる事も最近は多くなりました。 更に、再生部品の中には一生保証付きの上に安価で非常に良質な部品が出回っています、例えば、スターターモーター、オールタネーター、ACコンプレッサー等です。

少々、横道にそれましたが、ご自分のシャシー名、モデル名、年式、エンジンサイズ、(トランスミッションモデル)出来ればVIN(Vehicle Identification Number=車体番号)を記録しておく事は部品入手の際、又は故障修理の質問をする際に非常に大切です。 又、部品の中には同じ年式でも前期と後期では異なる場合がありますので注意が必要です。

次回はフォードシャシーに関して書く予定です。
RVKen

日本製キャンピングカー

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アメリカ製キャンピングカー、特にクラスAの品質に関する評判は余り良いとは言えません。 RVフォーラムでは、“新車を買うと完全な状態にする迄に1年は掛かるとか、前オーナーが完全な状態にした中古キャンピングカーを買った方が故障で悩まされる事が無い”と言う様なコメントを時々目にします。

又、“トヨタやホンダがモーターホーム(クラスA?)の製造販売を始めたら買いたいとかアメリカのモーターホームの品質が向上する”と言う様なコメントも読んだ事があります。

私は日本製キャンピングカーの知識は何もありませんが、トヨタ車をベースとしたグローバルワイドは魅力的なスタイルをしていて、一度試乗してみたいと思っています。 標準的な価格で、少なくとも250馬力のデイーゼルエンジン搭載、排気ブレーキ装備、余裕の積載量、標準的な乗り心地、これらを満たせばアメリカで人気が出るのでは無いかと思います。 (修理部品供給、アフターケアー(保証)、税等の難しい問題は無視)

キャンピングカー計量場所

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2日前、オモチャ屋さんのある場所を尋ねる為に、此のサインのある会社に入りました。 ドラム缶の焚き火を囲んでいたオジさんから案内を聞き、帰り掛けに偶然にも大型計量機を見つけました。

此の計量機は広い敷地の一部に設置された計量盤で、大型トラックが簡単に計量出来るように成っています。 キャンピングカー計量には最適で、計量してもらう値段を、その際聞けば良かったのですが、その内写真を写しに来ようと思いながら聞かずに去りました。

気に成りましたので、昨日カメラを持って行きましたが、日曜は休業で門が閉まっていて写真を撮る事は無論、中を見る事も出来ませんでした。 

特別経費が掛かる訳ではありませんので、予め聞いてお店が暇な時に計量してもらえば、数百円程度で使わせてもらえるような気がします。

適正タイヤ空気圧を知る為に、特に一度もキャンピングカーの計量をした事のない方は、計量機を探しにこの様なサインのある会社を気にしてみては如何でしょう? 


その内、営業している時間に計量盤の写真を撮りに行って、キャンピングカーの計量の可否、場所公表の可否、金額等を聞いて来たいと思って居ます。
RVKen

ジェネラック ジェネレーター マニュアル

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次のサイトからジェネラックのマニュアルを無料でダウンロード出来ます。

http://www.generac.com/Service/ManualSearch/

上のサイトを開きましたら、四角窓にお持ちのジェネラックジェネレーターのモデル番号、又はシアリアル番号をタイプしますと約10秒後にマニュアル名が表示されますので、其れをクリックしますとマニュアルがPDFファイルでダウンロードされます。
RVKen