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遠いブレーキ/ガスペダルの距離

クラスAにお乗りの方でブレーキペダルやアクセルペダルが遠くて長距離を運転すると足が疲れたり痛むと感じている方はいらっしゃいませんか?

解決法は幾つかあります。
1.  椅子を数センチ前に移動し、新しい場所に取り付ける
2.  前後上下に移動出来る椅子に交換する
3.  ペダルエクステンダーを取り付ける

若し、1.の方法で解決出来そうであれば一番安価に解決出来ますが、3.の方法も良さそうです。 次のサイトを参考にしてみて下さい。
http://www.pedalextenders.com/ford.html
http://www.creativecontrolsinc.com/products/pedalmates.htm
http://www.pfyc.com/pc/GP2018/04INT/Pedal+Extenders+-+04-08+Grand+Prix.html?a_aid=yfeed
http://www.pedalextenders.com/

運転を安全に快適に楽しむにはチョットした事で大きく改善出来そうです。

現在あるRVフォーラムで話題になっているのを読んでこの様な製品が販売されている事を知りました。 私は背丈はある方ですが、快適に運転出来る様に(7-8年前) 2. の方法を選びました。

遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルター  その3

遠心分離式フィルターの油圧の取り出し場所はオイルポンプ直後、即ちポンプと既存フィルターの間が理想的ですが多くの場合取り出し口が無くて難しいと思います。 従って既存フィルターを通過後の取り出し口と成ると思います。

既存フィルターに到達する前の取り出し場所を遠心分離式フィルターに使いますと、大きな異物が取り除かれた後既存フィルターを通過しますのでフィルターの目詰まりを遅らせる事が出来ます。 しかし、既存フィルターをマニュアル通りに交換する場合は全く関係しないと思います。

私は既存フィルター通過後の取り出し場所を使用していますので、堆積されたタール(異物)は全て既存フィルターを通過後に溜まった物で驚きです。 即ち、遠心分離式フィルターを使わない場合は、此れらの小さな粒子は(既存フィルターが目詰まりを起こすまで)エンジン内を循環する事になります。

私のエンジンドレインプラグには磁石(金属異物を取り除く為)が付いていませんでしたので、ホンダアキュラの磁石付きプラグ(同じネジサイズ)に交換(10年前?)しました。 しかし、マグネットに何も付着しません。 

疑問:
•  ドレインプラグに付着する磁気を帯びた異物は既存フィルターを通り抜ける小さな粒子なのか?
•  既存フィルターを通り抜ける小さい粒子がドレインプラグに付着するのか?
•  磁気を帯びた異物がドレインプラグに到達する前にフィルター(遠心分離式フィルター)に吸い込まれる確立はそれ程高い(100%に近い)のか?

考えてみれば、特別問題のあるエンジンで無い限り磨耗に依る金属粒子は非常に小さいのは当然なのでしょう。


参考:
購入を決めた場合は25 SEモデル(他に同じ様な大きさが無い場合)をお勧めしますが、購入の必要性に関しては、“無くてはならない物ではありませんし、状況によっては無駄”だと思います。

エンジンオイル交換

ファイル 262-1.jpgファイル 262-2.jpgファイル 262-3.jpg

エンジンオイルを抜いた後でオイルフィルターを切らしている事に気が付き、エンジンメーカーにオーダーしましたが祭日が入った為遅れてヤット昨日届きました。 本日オイル交換をした際に経験した事を含め、幾つか書いてみます。

フィルターに金属の異物発見
フィルターは写真上左の様に完全に包装されていましたが、取り出して何気無く調べていましたら写真上右の様な金属片(ワイヤメッシュの一部?)が目に付きました。 隙間に挟まれていて最終段階の清掃時に取れなかったのだと判断し、少々の力では外れないと思いましたが、指で触ると簡単に動きました。 フィルターの入り口の方でしたらフィルターで受け止めますが出口の方でしたのでエンジンに入っていたらその内大きな故障の原因になったかも知れません。 

新品部品でも点検
部品取り付けの前に、例え新品でもよく調べる事は必要です。 例え、購入したばかりでも壊れている可能性もあります。 以前砂漠地帯のレストエリアで若者2人がオーバーヒートでエンジンを調べていました。 家に着くまでの緊急措置としてサーモスタットを抜いてあげましたが、サーモスタットは其処に着く前に新品を購入して換えてもらったばかりで問題は無いと言って箱も見せて呉れましたが、先端が曲がっていて明らかに新品ではありませんでした。  色々な状況が考えられますが、新品の箱に入っていても壊れている場合もあれば使用済みの部品と交換(意図的では無くても)される事も有り得ます。

オイルフィルターはオイルを満して
私のエンジンマニュアルにはフィルターにオイルを注ぎ込み充分に入った状態で、ガスケットに軽くオイルを付け、取り付ける様に書かれています。 この件に関してはRVフォーラムで反対意見も少なくありません。  オイルが満たされていますとフィルターを傾ける事が出来ず、取り付け時に周囲に触れて異物がフィルター後の部分に付いたり入ったりする可能性があり、直接エンジンに入り込む可能性が高くなるからでしょう。

しかし、エンジンの磨耗の一番大きな原因はエンジンが暫く停止(オイルがオイルパンに落ちた状態)で始動する時だそうで、此れに関しては多くの専門家が指摘していて反対意見は無さそうです。 従って、オイルフィルターにオイルが回るまで、油圧が無い状態でエンジンが回転する時間を減らす事が出来、多少は利益があると考え、私は毎回オイルを満たす様にしています(乗用車の場合は行いません)。 

暫く走らせていませんでしたので高速道路を走らせましたが、オイル交換をすると乗り心地が非常によく感じれれました、丁度洗車後やワックスを掛けた後と同じです。

遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルター  その2

“遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルターに関して更に詳しく”との要望が有りましたので補足します。

購入時、遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルターを調べましたら多くが同一形状で、インドの多数の会社で製造されている事を知りました。 恐らくインド政府の援助で開発されたのでは無いかと思われますが、機能的に優れたデザインが施されています。  
http://www.indiamart.com/centrifugefilters/
http://www.indiamart.com/cbs-technologies/
http://bhagyashree.tradeindia.com/
http://www.filtekindia.in/industrial-centrifuge.html#centrifuge-ft020
http://autowinsystem.trustpass.alibaba.com/aboutus.html
その他

遠心式オイルフィルター 25SE (インド産?)
次のサイトは私が使用しているフィルターと同モデル(25SE)の取り扱い説明書並びに部品リストです。
http://www.oilconditioningsystems.co.nz/ocs/downloads/25_new.pdf
25SEの構造は至って簡単、耐久性にも富んだ優れたデザインだと思います。 


此れに対してアメリカで販売されている遠心式フィルターは次のサイトに示されるフリートガード製です。
http://www.fleetguard.com/pdfs/product_lit/americas_brochures/LT32599_03.pdf
回転部分(交換フィルター部)は効率的にスス(Soot=煤)を受け止める工夫がされていて、廃棄を考えプラスチックが使用されています。
http://www.fleetguard.com/html/en/products/lube/centriguard_56kvideo.html
他のフィルターメーカーも回転部の工夫を凝らし特許を取っています。

遠心式フィルターの交換用回転部は多くのフィルターメーカーで製造されています。
http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rlz=1T4DKUS_enUS281#q=centrifugal+oil+filter+system&hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&site=webhp&prmd=imvns&source=univ&tbm=shop&tbo=u&sa=X&ei=gQOVTp-tLNDdiAKbsNiLBQ&sqi=2&ved=0CJIBEK0E&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=80434a3d6cd1e277&biw=1090&bih=600


遠心式フィルターの選択
フリートガード製遠心式フィルターはスス(Soot=煤)を取り除く工夫がされていて機能は優れていると思われます。 しかし、内部の堆積物を取り出す事は出来ず、定期的に交換が必要です。 

此れに対してインド産(?)のフィルターは内部のドーム(チェインバー)は金属で簡単に堆積物を取り除く事が出来、再使用が可能です。 バイパスフィルターは、言わば予備に取り付けるフィルターですので、25SEの機能で充分以上の成果が得られます。
経済性も重視する場合はインド産、即ち25SEをお勧めします。

お願い:
今回の書き込みには私の想像が多く、誤りも多いと思われます。 間違いを見付けた場合は是非お知らせをお願い致します、確認後訂正します。

遠心式オイルフィルター

ファイル 260-1.jpgファイル 260-2.jpgファイル 260-3.jpg

エンジンオイルの選択、交換周期はエンジンの利益だけを考えた場合と経済性を考えた場合では大きく異なり、又経済性を考えた場合は個人の状況で大きく異なる事は明らかです。 しかし、特別な根拠が無い場合はメーカーの指示に従うのが無難で安心でしょう(時にはメーカーの指示が間違っている場合もあります)。 

オイルフィルターに関しても同じ事が言えます。 オイルフィルターは毎回交換が普通ですがエンジンメーカーの中には一般的な走行であれば毎回交換せず1度置きで良いと書いているマニュアルもある様です。 反対に、合成オイルを長距離乗る場合は1度のオイル交換に対して2度のフィルター交換を指示するオイルフィルター会社もあるそうです。 此れもエンジンメーカーの指示に従うのが無難で安心でしょう。

マニュアルに依りますと、私のエンジンオイル交換は15,000マイル (24,000Km) 毎ですが、デイーゼルエンジンは2,000マイル(3,200Km)も走るとオイルは真っ黒になります。 その為、キャンピングカー購入間もなくトイレットペーパーを入れて使用するタイプのバイパスフィルター(乗用車に取り付けていた物を再利用)を取り付け1年程度使用しましたが、遠心分離式オイルフィルターがある事を知り此れと交換しました。

遠心分離式オイルフィルター
主に工業用や船舶の超大型エンジンに使用されていてインド、オーストラリア、ヨーロッパ方面で多く製造されている様です。
http://www.oilconditioningsystems.co.nz/ocs/spin2.htm

原理は次のサイトで示されています。
http://www.youtube.com/watch?v=zXtLtt7Ursw
オイルがジェットから流れ出す推進力で容器を回転(走行時毎分7000回転前後)させ、粒子の大きなカーボン(異物)が側壁に堆積する仕組みです。

容量はオイルパンの大きさに依り4-15リットル用と15-70リットル用がありましたが、(私の場合)小さ目の4-15リットル(オイルパンは17リットル)を購入しました。 理由は大きい物ほどオイルの循環量が多いのは当然で、その為にエンジンオイル圧力を下げたり、圧力が低くなる為にフィルター回転数が上らなくなる可能性を考慮し、又、遠心式オイルフィルターからオイルパンへの管は太く(1インチ)して自重で落下するオイルが詰らない様にもしました。

此れまで6-7回容器に溜まったカーボン(タールの匂い)を取り除きましたが、相当量溜まります。 上の写真は今回の例です。

遠心分離式オイルフィルターを純正装備しているトラック(アメリカ)もあるそうですが、一般自動車では稀の様でRVフォーラムでは読んだ事がありません。 考え方に依っては添加剤を除去する可能性も無きにしも非ずですが今までその様なネガテイブ意見は読んだ事がありません。 遠心分離式オイルフィルターを使用すると15,000マイル走行してもエンジンオイルが真っ黒でドロドロになる様な事はありません(黒くなっても透明に近い)。

参考:
日本のサイトでチョット調べてみましたら、昔CB72やカブで遠心分離式フィルターを使用していたそうですが、現在使用されていないのは何か理由が? 
技術の進んでいる日本の自動車やトラックに使用されて居ないのは理由が?
将来、遠心分離式フィルターが多くの大型トラックに採用の記事(アメリカ)を読みましたが果たして?

故障修理

故障に関する質問がありましたので少々書きます。

故障修理をするにはジグソーパズルやクイズを解く様に色々な状況を考える(調べる)必要があります。 即ち、
1.  故障部品(ヒーター?)に関する説明書(理想的には修理説明書)
•  メーカー名
•  モデル
•  年式
•  製造番号(必要な場合がある)

2.  故障が始まった時の状況により原因限定
•  天候(雨、乾燥、高温/低温、その他)
•  走行状態(振動、砂埃等)
•  車年齢(新しい、寿命に近い)
•  使用状態(頻繁に使用、全く使用していない)
•  関連しそうな以前行った修理関連部品の故障

3.  順を追った故障原因追跡
•  電気部品の場合は最初にフューズ(切れていないか)を確認
•  修理説明書に従う
•  機械関係は目で見たり動かして、状態(錆)や動き(抵抗)を調べる
•  電気関係はテスターを使用して問題点(断線、接触不良等)を探す(順次問題の無い場所を削除)
  
4.  故障箇所を修理又は部品交換
•  故障に依って異なりますが、電気関係の故障の多くは原因が分かれば修理は簡単

5.  工具
•  マルチテスター(マルタイメーター = ボルトメーター = アンプメーター = オームメーター、 - 1000円程度から色々)
•  ドライバーセット、レンチセットは必需品
•  修理に応じて徐々に必要工具を増やす

専門家の場合は経験から原因の予測が付く問題も多いと思いますが、我々趣味で修理をする者は少なくとも上にリストした様な物(方法)が必要で、これらを使うと多くの問題に対処出来ます。 修理は最初に書きました様にパズルやクイズを解く要領ですので完成しますと達成感が得られます、複雑な問題の場合や低費用で修理が出来た場合は特に!

修理工場は採算(時間制限)と言う問題がありますが、趣味の場合は(特にヒーターの修理の場合は運転には影響がありませんので)時間を掛けて、常に安全を優先し、ゆっくり進展を楽しみながら修理が出来ます。 

難しい問題の場合はネットで調べたり聞いたり本を調べたりすれば、必ず解決に導く事が出来ると思いますが、その場合に役立つのは故障部品(故障車)の“メーカー名、モデル、年式等”です。

修理は難しいと思って手を出さない方は是非始めてみて下さい。 面白いです、楽しみです、やりがいがあります、節約出来ます。

キャンピングカーの冬支度

冬季に気温が氷点下に下り水が凍る地方に住んでいてその期間にキャンピングカーを使用しない場合は、冬支度をする必要があります。 冬支度(Winterizing)とは春にエンジンが掛かり、正常にキャンピングカーを使用出来る様に手を加える事で、燃料タンク、バッテリー、タイヤー等の準備も含みますが、一般的にはタンクや配管内の水が凍ってその際の膨張力で損傷を起こさない様にする事が主で、基本的にはタンクや配管内の水を全て取り除くか、不凍液の使用です。

便利な器具:
最初に、冬支度をする際に使用すると便利な器具を紹介して於きます。 キャンピングワールドの宣伝をする訳ではありませんが、冬支度に必要(便利)な物(不凍液、圧縮空気吹込みプラグ、不凍液吸い込みホース、バイパスバルブ、その他)が色々表示してありますので参考に成ると思いますが、全てが必要な訳ではありません。
http://www.campingworld.com/search/index.cfm?Ntt=winterizeng&N=0&Ntx=mode+matchallpartial&Ntk=primary&Nty=1&Ntpc=1

冬支度:
A.  タンクや配管から水を取り除く方法
1.  飲料水タンクのドレインを開いて空にする
2.  ウオーターヒータータンクのドレインから水を抜き、ドレインプラグを元に戻す
3.  ブラックタンクとグレータンクのドレインを開く
4.  ブラックタンクのドレインを閉じ、グレータンクのドレインは開いた状態にする
5.  フィルターを取り外す(飲料水用、並びにごみ避け)
6.  飲料水ホースを繋ぐ場所に圧縮空気吹き込みプラグ(上記サイト参照)をねじ込む
7.  圧縮空気を吹き込む(空気圧が高過ぎるとタンクを破裂させるので注意)
8.  全ての蛇口を1個づつ開き、水分を吐き出す(シャワー、トイレ、車外等を忘れないこと)
9.  ウオーターヒータータンクのドレインも外して水分を吐き出す
10.  圧縮空気吹き込みプラグを取り除く
11.  グレータンクのドレインを閉じる
12.  ブラックタンク(トイレ)とグレータンク(シンク)に不凍液を少量流しておく

B.  タンクや配管に不凍液を入れる方法
1.  飲料水タンクのドレインを開いて空にする
2.  ウオーターヒータータンクのドレインを開く
3.  ウオーターヒーターのバイパスバルブを冬支度設定にする(前回のブルグ参照)
4.  ブラックタンクとグレータンクのドレインを開く
5.  ブラックタンクのドレインを閉じ、グレータンクのドレインは開いた状態にする
6.  飲料水用ポンプとタンク間の配管をタンク部で外す (“T”バルブを又はこの目的のキットを取り付ければ、一々配管を外す必要は無い)
7.  外した管の端を不凍液の容器に差し込む (飲料水用の不凍液使用 -  エンジン用不凍液は決して使用しない事)
8.  全ての蛇口を閉じてから飲料水用ポンプを起動させ水圧が上ってポンプが止まるのを待つ
9.  全ての蛇口を1個づつ順番に開き、赤い不凍液が出たら閉じる(シャワー、トイレ、車外等を忘れないこと)
10.  配管を元に戻す
11.  ブラックタンク(トイレ)とグレータンク(シンク)に不凍液を少量流しておく

注意:
配管から吸い込む不凍液にはエンジン用不凍液を決して使用する事は出来ません。飲料水用不凍液を使用して下さい。

ウオーターヒーターは空の状態になっていますので、春に使用開始の際は必ずバイパスバルブを元に戻し、タンクに水が入ってからヒーターを使用して下さい。

参考:
ウオーターヒーターにバイバスバルブが取り付けられていないキャンピングカーも少なく無く、その場合はキットを購入して取り付ける事をお勧めします。 (ホームセンターで代用品を購入する事も可能と思われます?)

上に圧縮空気を使って水を取り除く方法と不凍液使用の方法を書きましたが、両方を併用するRVerも多い様です。 温度が氷点下に下る程度、付属部品(道具)の完備、その他の状況に応じて選択を為さって下さい。 尚、凍結の心配が無い地域では行う必要はありませんが、寒冷地では一般的に行われています。

ウオーターヒーター(Hot Water Heater)のバイパスバルブ

ファイル 250-1.jpgファイル 250-2.jpgファイル 250-3.jpg

アメリカ製(カナダ製)キャンピングカーの殆どがサバーバン又はアトウッドのウオーターヒーターを使用していると思われ、両者は構造的に僅かに異なりますが機能的には同じです。

ウオーターポンプにより送られて来た水をウオーターヒータータンク内(通常6ガロン又は10ガロン)でガス又は電気ヒーターで熱し、台所、洗面所、シャワー等の蛇口から熱い湯が出せる様に配管されて居ますが、同時にウオーターヒーターに水が行かない様にするバイパスバルブが取り付けられている場合もあります。 バイパスバルブは主にキャンピングカーの冬支度をする為の物で、カナダや米国の寒い地方で販売された車には標準装備として取り付けられて居ると思われますが、取り付けられて居なくて冬支度が必要な場合はバイパスバルブを購入して取り付けると冬支度が簡単(15分程度?)に出来て便利だと思われます(次回に説明)。

上のイラストはウオーターヒータータンクの後部で、バイパスバルブ(栓)の開閉状態を示しています。 多くの場合、栓の数は1個又は3個と思われますが、2個の場合もある様でこの場合はタンク内にある逆流防止栓が第3栓の役割を果たしています。

シーズン中(夏季)のウオーターヒーターを使用する期間はそれぞれのイラストの左の様な栓の状態にセットしますが、冬季(使用しない期間)に水が凍る恐れがある場合の冬支度中は右の様な栓の状態にセットします。 熱湯を赤で、冷水を青で示しましたが、実際の冬支度の場合は水が入っていない状態もあります。

尚、栓の開閉状態に依っては、当然ながら、予期しない状態になり、温水が出なくなる場合もあります。


次回に冬支度の仕方を書きます。 氷点下5度以下に下る地方で冬支度を無視しますと春になって思わぬ出費を蒙り兼ねません。