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新年最初の書き込み

最初の書き込みですので、特別な、少しは気の利いた事を書きたいと考えて居ましたが、何も考え付かず、早くも五日が過ぎて仕舞いました。 已む無く、このブログに書く内容に関して簡単に触れる事にしました。

内容に気を付けて読む必要性:
• 感じた事、経験した事、面白そうな事、役立ちそうな事等を書く積りではいますが、此れまでに書いた事を時間が経てから読みますと訳の分からない事も書かれています。 

• 記憶にある方もいらっしゃると思いますが、異なるバッテリーを並列に繋いだ場合に関して誤った考えを書いて仕舞った事もあります。

• 日本とアメリカでは部品流通の仕組み、法律、産業の仕組み、消費者の考え方等が大分異なり、私の意見や書き込みが理解し難い場合も多いのでは無いかと感じています。 

従って、私の書き込みで納得が行かない部分や疑問が起こる場合も多々あると思います。 その様な時は気軽にドシドシコメント欄に書き込んで頂ければ助かります。 若し、ご希望の場合はその旨を記して頂ければ公開を致しません。

内容の種類:
• 出来るだけ多くのメンバーの皆様に共通の話題を考えて居ますが、同時に日本では少ないと思われる情報も取り上げたいと考えて居ます。 例えば、大型DP(デイーゼルプッシャー)は日本では少なく、メンテナンスや修理部品に関しては苦労していらっしゃる方もあるのでは無いかと思います。

• 私は此れまで故障しても、幸運にも何とか自力で解決して来ました(保障期間を除く)。 しかし、故障、特にエンジンや駆動部分の問題が発生して動けなくなった事を知った最初の瞬間の精神的苦痛は非常に大きく、頭が真っ白になって仕舞います。 修理を始めてから落ち着きを戻してからは“時間が解決して呉れる”と言い聞かせています。 その様な精神的苦痛を知っている私は、日本でアメリカ車(輸入車)にお乗りの方は物事に動じない精神力の強い方達だと感心します。 此れらの方々には少しでもお役に立てればと考えています。 ご質問がありましたら、調べて出来るだけお答え出来るようにしたいと考えています。 

• 日本では自動車部品に限らず、多くの電気製品等の重要部品は一般の人には販売されておらず、故障すると専門家に出して仕舞うのは案外慣れて居るのかも知れませんが、修理を全て専門家に任せて居ては余程の金持ちで無い限りキャンピングカーのオウナーに成るのは難しいと思います。 安全に気を付けて、少しづつ修理を覚えるのも大切な事だと考えます。 キャンピングカーの故障を直したり、より良い状態に出来た時の満足感は、祝いのビール一杯に値します。 “修理をやると意気込む”事無く、皆で意見を交換しながら、助け合いながら簡単に整備が出来る様な雰囲気になればと考えています。

• 日本とアメリカでは異なる生活環境や考え方もありますので、旅行中に写した写真等も使って、気が付いた事を書き込みたいと考えています。

大した事は書けませんが、皆様のご意見を元にネットキャンパーを少しでも楽しい場所に出来たらと考えて居ますので、今年も宜しくお願い致します。

バッテリーの保護

ファイル 319-1.jpg

長期間駐車させる場合にバッテリーを保護する方法は色々あり、理想の方法は人それぞれ異なります。

バッテリー切り離しスイッチ:
キャンピングカーにはガス漏れセンサー、盗難防止、その他状態を示す(LED)ランプ、その他漏電もありますのでバッテリーの電圧は徐々に下ります。 従ってバッテリーを切り離すスイッチは有効です。 スイッチには色々あります。
http://www.nextag.com/battery-disconnect-switch/products-html

私はご指摘のあったねじ式とナイフ式の両方を使用した事があります。 ナイフ式は徐々にスプリング力が弱くなり接触が悪くなりますが、ねじ式はその心配は無く確実に接続させる事が出来ます。 両方に共通して言える事は砂埃が接触面に付きますと接触不良の原因になりますし、接触面に電気用ホワイトグリースやバッテリーグリースを充分に塗って於くと接触面の劣化を防ぐ事が出来ます。

考慮する必要のある事があります。 バッテリーは万充電の状態を保ちますと寿命を引き延ばす事が出来ますが、電圧が下れば下がる程電極に接するガスが増えて電極を劣化させてバッテリー容量は小さくなります。 次のサイトにバッテリー保存に関係する多くの情報が出ています。
http://jgdarden.com/batteryfaq/carfaq13.htm
http://www.scubaengineer.com/documents/lead_acid_battery_charging_graphs.pdf
結論は急な放電(ショート)を避け、又急激な充電や過充電を避ける事は勿論、万充電に近い状態に保つ事はバッテリーに取って非常に大切です。

バッテリー接続ケーブル(線):
サブバッテリーと何らかの充電機器を搭載している場合はジャンパーケーブル(ブースターケーブル)を使ってサブバッテリーとメインバッテリーを接続しますと長期間の保管に対してもメインバッテリーは劣化を起こしません。 
http://www.oreillyauto.com/site/c/search/Battery+Booster!s!Jumper+Cables/N0359/C0005.oap
単にバッテリーを万充電に保つだけですので電流量は小さく、細い線(16ゲージ)でも充分です。

バッテリーの状態を知る:
バッテリーの電圧を頻繁に測定する事でバッテリーの寿命は長くなると思います、丁度、種を蒔いた草花や野菜に話し掛けると成長が進む様に!

若し、電圧計をお持ちで無い場合は、電圧、抵抗を測定出来る簡単なメーター(マルチメーター?)の購入をお勧めします。 価格は500円程度からあると思います。 高い物には多くの機能が付いていたりメーター保護装置が付いていますが、安い物で十分です。 
http://www.google.com/webhp?sourceid=toolbar-instant&hl=en&ion=1&qscrl=1&nord=1&rlz=1T4DKUS_enUS281US281#pq=%241+from+11+stores+cen-tech+7+function+multimeter&hl=en&sugexp=ppwe&cp=38&gs_id=n&xhr=t&q=Cen-Tech+7+Function+Digital+Multimeter&qscrl=1&nord=1&rlz=1T4DKUS_enUS281US281&gs_sm=&gs_upl=&ion=1&bs=1&um=1&ie=UTF-8&tbo=u&tbm=shop&source=og&sa=N&tab=wf&ei=HxX9Tq3yMYeYmQXi1_iQAg&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=ffb2d43fe4e10fef&ion=1&biw=1062&bih=652

私は上の写真の様なデジタル電圧メーターを運転席と車の後部に取り付けていて常にバッテリーの電圧が分かる様にしています。 走行中も電圧を見ていますとエンジン、その他車の健康状態が分かりますし、早く異常に気が付きます。 上の写真のメーター(小数点以下の桁数は調節出来ます)はネットで香港から購入しましたが、送料を含め1個$10前後です。
http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=3.5+12V+meter&_sacat=0&_odkw=3.5+12V+meter+green+red&_osacat=0&_trksid=p3286.c0.m270.l1313


何れの場合も自動車部品を長期冬眠させますと故障の原因に成りますので定期的に作動させる事も大切です。

私はコンバイナーをお勧めしましたが、人それぞれ状況や考え方が異なり、異なる選択になるのは当然です、丁度男が自動車を選んだり、女性が男性を選ぶ様に本人次第です! (私の母は90歳になりますが韓国俳優に夢中で、テレビに映る度にデジカメで写真を写しています - 母には内緒です)

メインバッテリーを駐車中(保管中)にも充電する方法  その1

以前(数回前)にアイソレーター又はコンバイナーを使ってサブバッテリーを追加する方法を説明しましたが、その際、アイソレーター使用の場合は駐車中(キャンピングカー保管中)にサブバッテリーは充電出来てもメインバッテリーは充電出来ず、コンバイナーをお勧めしました。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=315

アメリカやカナダで販売されているクラスAやクラスCその他サブバッテリーを搭載しているキャンピングカーはアイソレーター又はリレーに依りメインバッテリーとサブバッテリーが電気的に接続/分離されている為上記の様な問題があり、電圧を下げてバッテリーの寿命を短くしたり、時には完全に放電して駄目にして仕舞う事もあります。 その為、ジャンパーケーブルを繋げたりやスイッチを取り付けてメインバッテリーを守る必要があります。

しかし、既に説明しましたコンバイナーを利用しますと自動的に互いのバッテリーを充電する利点があります。

少々宣伝じみていますが、コンバイナーは私がRV用に購入した物の中で特に気に入った部品で、以前日本で販売に興味の或る会社を探しましたが現実には至りませんでした。 そして今回は私が日本語のお手伝いをする事で製造元に日本語サイトを設立して貰う様にお願いし、了承して貰いました。 ネットキャンパーのメンバーには特別価格で販売して貰える予定です。

アイソレーターに比べてコンバイナーの利点:
• コンバイナーは電圧低下が無いのに対してアイソレーターは0.5Vの電圧低下がある
• コンバイナーは99%の効率の為熱を持たないのに対してアイソレーターは効率が悪く熱を持つ為に冷却フィンを有する
• コンバイナーは75Cの温度に耐えるがアイソレーターは耐える事が出来ない
• コンバイナーはメインバッテリーを最初に充電し、余力でサブバッテリーを充電する
• メインとサブバッテリーの両方の電圧が下っている場合、アイソレーターは同時に充電する為オールタネーター(時にはアイソレーター)が過負荷の状態になる
• コンバイナーには温度センサーが付いており、過負荷に達する前に回路が開き、自動的にリセットする
• コンバイナーは250%の過負荷に10秒間耐える事が出来るが、アイソレーターは耐える事が出来ない
• コンバイナーは1000Vの電圧スパイクに耐えるが、アイソレーターは1/1,000秒で壊れる
• コンバイナーはアイソレーターの約1/10 のサイズである
• コンバイナー100には必要配線が付属している
• コンバイナー取り付けの際、オルタネーターのオリジナル配線を変更する必要が無い
• コンバイナーにはLEDランプが付いていて充電状況が分かる• 1992年に生産開始以来50,000個を販売、全て一生保証付きである
• 15.5V以上の発電に対しては、電圧に神経質なAGMバッテリー等の為に13.3以上で自動的に回路が開く

以上、コンバイナーは信頼性が高く、多くの小型船やヨットに使用されていて、アメリカの船舶部品店で一般的に販売されています。

次回は現在使用されているアイソレーター又はソレノイドをコンバイナーに置き換える方法をイラストを交えて説明します。

プロパンガスバルブの交換

幾つかの点に気を付けて行う必要がありますが、エアコンと異なりタンク内の空気を抜く必要はありません。

しかし、“施工してくれるところが見つかりません”が気になります。 RVデーラーや自動車修理工場で簡単に出来る事ですが法律や“経済産業省の通達”が原因でしょうか?

若し技術面以外では問題が無い場合は次の事に気を付けて行って下さい。

• ナチュラルガスは空気より軽く漏れても直ぐに拡散しますが、プロパンガスは空気より重く低い所に溜まる性格がありますので引火による爆発の危険性が高く、作業を行う場所の選択は非常に重要です。

• この機会を利用して、タンク周辺並びに配管全体に石鹸水をスプレーして漏れが無い事を確認する事も必要かと思います。 部品を交換してプロパンガスを充填した後で漏れがありますと、2度手間であるどころか満タンのガスを空にするのは大変です。

• ゲージが空に近付いてからもガスが完全に空に成る迄に相当時間が掛かります(安全を考えて徐々に抜く為)。

• タンクに取り付けられたねじ類の中には逆ねじもありますので緩める方向に注意する必要があります。

• ねじは硬くて緩み難いと思われます。 正確なナットのサイズは覚えていませんが、1-1/8 又は 1-1/4 程度で、家庭では普段使われない相当大きなモンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)が必要です。 若し、大きなレンチが無い場合は柄にパイプ等を差し込んで力を加える事も考えられますが、レンチが壊れるたり曲がったりする可能性があります。

• ねじ部には漏れ止めガス専用のテープ又はペーストを使用します(アメリカではガス用は黄色)。 

技術的には以上ですが、法律に関しては市役所、消防署等で確認を為さって下さい。


経験談:
私は購入直後の最初に出掛けた夜、キャンプ場で外部電源を繋げたり上下水の配管を繋げた後にガスの匂いがする事に気が付きました。 ガスの匂いが自分のキャンピングカーからである事が分かってからは爆発が心配で、急いで電気や配管類を外して他のキャンピングカーから離れた場所に移動しました。 漏れたガスが人気の無い谷の方向に行く場所に停めましたが、心配で眠れなかった事を思い出します。 

翌早朝出発して家に戻り、石鹸水をスプレーして確認したところタンクに取り付けられたガス注入バルブのねじ部から漏れて居る事が分かりました。 

日曜日で会社が休みの大きな駐車場に行き、配管の一部を外して1/4程度残っているガスを抜きました。 最初は時々バルブを大きく開きましたが、ガスの匂いで人に知られる事が気になってからは、僅かに開いて、4-5時間掛けて空にしました。 ゲージが空を示してからもバルブを取り外せると判断出来るまでは1時間程度掛ったと思います。

バルブのねじ部は漏れ止めが硬く固まっていて、場所的に特大レンチは使えず、緩めるのに時間が掛かりました。 

バルブを取り外した後はタンクとバルブのねじ部に残った漏れ止め剤を先端の尖った小さな氷割り状の物で念入りに取り除き、新しい漏れ止めを塗ってねじ込みました。

最後に:
タンクが完全に空の場合は別ですが、人家の無い安全な場所を選んで、適切な漏れ止めと道具を使って、注意深く時間を掛けて、専門家が行う以上の高品質な作業を行って下さい。

サブバッテリーの追加 - その3

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今回は、乗用車、バン、トラック等のエンジン始動用バッテリーだけが搭載されいる車(写真左上)の場合のサブバッテリー追加に関して、サブバッテリー取り付け完了後の配線から説明します。 

注意:ディープサイクルバッテリーは高価ですが、サブバッテリーに自動車バッテリーを代用しますと直ぐに駄目になりますので、デイープサイクルバッテリー、サイクルサービスバッテリーの購入をお勧めします。

配線はメインバッテリーシステムとサブバッテリーシステムが分離されていながら両バッテリーが充電される様に、バッテリーアイソレーター又はバッテリーコンバイナーを取り付けて行います。 尚、全てのマイナス(アース)線はシャーシーに繋げます。

バッテリーアイソレーターを使用の場合(写真左下):
此れは昔から使われている一般的な方法で、オールタネーターで発電された電気は一度バッテリーアイソレーターに入り、アイソレーターから各々のバッテリーに分離されて入ります。 アイソレーター取り付け前の配線はオールタネーターからスターターモーターに接続されていますのでこの線を外してアイソレーターに繋げ、アイソレーターからスターターモーターに配線を変更します。 

サブバッテリーに関しては、アイソレーターからサブバッテリーに接続し、キャンプ(駐車時)中に使用する照明を接続し、電気器具(テレビ、その他)が使用出来るようにシガレットライター式差し込みを接続すれば配線完了です。

オールタネーターからアイソレーターへの配線とアイソレーターからスターターモーターへの配線変更が多少複雑ですので間違えない様にする必要があります。 

バッテリーコンバイナーを使用の場合(写真右下):
コンバイナーを使用する場合の配線は簡単で、オールタネーターの配線を変更する必要はありません。 コンバイナーから出ている3本の線の内2本の赤線をメインバッテリーとサブバッテリーのプラスに接続し、3本目の黒線をシャーシーに接続します。 アイソレーター式同様、サブバッテリーにキャンプ(駐車時)中に使用する照明を接続し、電気器具(テレビ、その他)が使用出来るようにシガレットライター式差し込みを接続すれば配線完了です。

参考:
100Vの外部電源、ジェネレーター、ソーラーパネル等に依る充電装備が無い(使わない)場合はアイソレーター使用もコンバイナー使用も機能は殆ど同じですが、将来外部電源に依りサブバッテリーを充電する予定がある場合はコンバイナーの使用をお勧めします。 アイソレーターを使用しますとメインバッテリーとサブバッテリーが常に分離されますので駐車中に外部電源等でサブバッテリーを充電してもメインバッテリーは充電されません。 従って長期に渡ってキャンピングカー(車)を駐車させておく場合何らかの方法でメインバッテリーとサブバッテリーを接続する必要があります。 しかし、コンバイナーの場合は何れかのバッテリーが充電されている時は自動的に接続されて両方のバッテリが充電されます。

以上、非常に簡単に説明しましたが、実際に作業を行う場合は予めアイソレターやコンバイナーの説明書を読み、ショートをさせない様に最後にバッテリーのマイナスターミナルを接続して下さい。 ご質問がありましたら承ります。 

次回は現在使用されているサブバッテリーシステムをコンバイナーに置き換える方法を説明します。

サブバッテリーの追加 - その2

日本ではデイープサイクルバッテリーがホームセンターや自動車部品店では手に入らない事を知りましたが、サブバッテリーの普及やキャンピングカーの装備に関しては全く無知です。 以前書いた事と重複していたり当り前の事も多いかも知れませんが、状況を知りませんので手探りで書いています。  

キャンプ中(駐車中)に照明やテレビ等に利用する専用のサブバッテリーシステム(デイープサイクルバッテリー使用)を追加しますと、自動車バッテリーは本来の使用目的になり、スターターを回転させてエンジン始動後は走行中に直ぐに万充電に出来、自動車バッテリーは常に万充電に近い状態を保持出来て本来のバッテリーの寿命を維持できて長期間使用可能になります。

バッテリーの搭載場所:
サブバッテリーの取り付け場所がメインバッテリー(自動車バッテリー)に近ければ配線が楽になりますが、エンジンルームにサブバッテリーを取り付けるスペースを探すのは困難だと思います。 配線が長くなりますが、キャンピングカー(車体)の下部に確実に固定出来る場所があれば最適です。

一般の鉛硫酸バッテリーは、自動車バッテリーやデイープサイクルバッテリーに拘らず、充電時にガスを発生しますので室内に取り付ける事は好ましくありません。 どうしても室内に取り付けなくては成らない場合はAGM(Absorbed Glass Matt)と呼ばれるデイープサイクルバッテリーがあります。 AGMバッテリーは船舶や飛行機に使用され、最近はRVにも多く普及しています。 価格が高くはありますが完全密閉型で横でも縦でも取り付け可能で、室内に取り付けても全く問題はありません。 又、AGMバッテリーは自然放電が少なく充電時間も短く、信頼性の高いバッテリーです。

若し、室内に取り付ける場合は走行中の振動や衝撃に対して移動したりショートを起さない様に隔離して固定すると安心です。

サブバッテリーの配線:
追加するサブバッテリーシステムはメインバッテリーシステムと電気的に完全に分離、キャンプ(駐車)中に必要な照明、電化製品等はサブバッテリーに接続し使用する必要があります。 こうする事に依ってエンジンが回転していない時(駐車時)にはサブバッテリーを使用し、メインバッテリーは保護されて万充電に近い状態を維持する事が出来ます。

しかし、サブバッテリーとメインバッテリーは完全に分離されていても両バッテリーは充電されなくてはなりません。 駐車中の電気使用量が少ない場合や車を頻繁に走らせる場合はサブバッテリーの充電も走行中のオールタネーターに頼れますが、駐車中の電力消費量が多かったりキャンプ場で数日過ごしたり、キャンピングカー(車)を長期間使用しない場合は100Vの外部電源、ジェネレーター、ソーラーパネルやコンバーター(充電器)等の何れかが必要と成ります。

次回は外部電源を必要としない場合のサブバッテリー追加に付いて配線図を交えて説明します。

サブバッテリーの追加

先日書きましたが、バッテリーには大きく分けて2種類あり、一般的な自動車バッテリーは電圧低下に大きく影響を受けて寿命を短くする為にサブバッテリーとしては適していません。 此れに対して、デイープサイクル(サイクルサービス)バッテリーは電圧低下に影響を受け難く、電動フォークリフトやゴルフカート、その他小型船舶の電源として使われています。

従って、若し自動車バッテリー(エンジン始動用)を夜間の照明、12Vテレビやラジオに使用してバッテリーの電圧を頻繁に12V以下に下げる様な使用を繰り返す様でしたら寿命は著しく短くなりますので、デイープサイクル(サイクルサービス)バッテリーを使用したサブバッテリーシステムの追加をお勧めします。

走行中にメインバッテリー(既存のバッテリー)とサブバッテリー(デイープサイクル)を充電し、夜間の照明やテレビ等の電源はサブバッテリーを使用します。この様にする利点は自動車バッテリーの寿命を延ばし、又、夜間に照明やテレビを使用してもメインバッテリーは万充電を保持しますので翌朝エンジンが掛からないと言う様な事は起こりません。デイープサイクルバッテリーは厚い極板で出来ていますのでスターターモーターを回す様な瞬発力には欠けますが長時間の使用による電圧低下には耐える事が出来ます。

次回はサブバッテリーの搭載(配線)方法を説明します。

エアーバッグとゴム製品の手入れ

DPにお乗りの方は少ないかも知れませんが、同時にDPに関する情報は少ないと思いますので、少々気になる事を書きます。

雷火さんのコメントに“透明プラスチック部の劣化”とありましたが、私は後部エアーバッグの清掃をした際にゴム(ビニール)製品をきれいにする市販品を使いました。 その後エアーバッグのひび割れが酷く、交換をしました。 前部エアーバッグはその市販品を使っておらずひび割れの問題はありませんので、その使用の結果と考えて間違い無いと思います。 

又、タイヤのひび割れの問題をRVフォーラムでよく見掛けますが、私はその様な経験はしていません。 私の場合はタイヤの掃除は水洗いをするだけです。 タイヤのひび割れの問題を経験している人は恐らくタイヤ手入れ用市販品の使い過ぎでは無いかと考えています。

話題を元に戻しますが、エアーバッグは長期間使用に耐える筈ですが、手入れの如何に依ってはひび割れを起こしますし、タイヤのバーストでエアーバッグを駄目にした人もいます。 結論はDPにお乗りの方は、エアーバッグは非常に手に入り難い場合もありますので状態を調べた方が良いと思います。

私はエアーバッグを2回か3回に分けて購入しましたが、最後の1個(スペアー)は特別製造待ちで約6ヶ月待ちました。 その理由はエアーバッグはシャシーにより形状等のデザインが異なり(50種類以上?)、又DPシャシーの生産数は少ない為製造個数が限られていますし、RV用特殊エアーバッグを在庫しているRV部品店やトラック部品点は(部品に依って異なりますが)稀です。

幸いにも、エアーバッグの断面は厚く、内側に柔らかい白色のゴムの層があって、外側が少々ひび割れても、強度さえ保つ事が出来れば、空気が漏れ難くなっています。 

と言う訳で、エアーバッグ装備のRVにお乗りの方はエアーバッグの状態の確認と入手可能性(期間)を確認して於く事は大切だと思います。 私のシャシーの生産台数は少なく、又入手困難で或る事を知りましたので、前後(異なる)1個づつスペアーを持っています。

又、ゴム製品(タイヤ)やビニール、プラスチック等の部品の清掃には水と薄い石鹸水が良いのでは無いかと思います。  無論、市販清掃品で高品質の物もあると思いますが、(評判、使用経験等)を考慮して使用する必要があります。