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ボイラー

シャフローポンプに付いて書きましたので、ついでに書きます。

日本では湯沸かし器の事をボイラーと言う様ですが、アメリカではウオーターヒーターと言います。

言葉は、人それぞれ異なる解釈をしますので必ずしもどれが正しいとは言えない場合もあり、又、私の解釈は間違っているかも知れません。

アメリカでは、最近は僅かではありますが家庭用の瞬間湯沸かし器が出回って来ています。 しかし、一般的にはRV(Suburban製やAtwood製)で使われている様なタンク型で、家庭用にはアパート用の30ガロン(約110リッター)から大家族用の50ガロン(約190リッター)のガスバーナー付き熱湯タンクです。 通常、各家庭のガレージの片隅に置いてあります。

アメリカでは家庭用湯沸かし器の事をボイラーと呼ぶ人は稀と思いますが、ボイラーと聞くと私は蒸気や蒸気の圧力を想像して、単に水の温度を上げる以外の機能がある事を想像します。 従って、湯沸かし器は水を熱するタンクが付いた軽めの器具ですが、ボイラーは分厚い鉄製タンクが付いた重い器具(湯沸かし器?)で、工業目的な感じを受けます。 寒い地方ではボイラーを暖房に使うのかも?


キャンピングカーにボイラーを載せて走ると重くはありませんか?

ウオーターポンプに関して、  その1  シャフローポンプ

英語が日本語になったRV用語が沢山あります。 ネットキャンパーを読んでいてハッキリ分からないまま月日が経ち、突然“ああ、あれだったのか”と思う事が時々あります。

シャフローポンプはその例で、今朝気が付きました。
英語では“Shurflo”と言う商品名で、“Shur”と“flo”の2つの言葉を付けて出来た言葉で、更に“Shur”は“Sure”から、 “flo”は“Flow”を文字って作った言葉です。 “Sure”は正確なとか確実なと言う意味で、“Flow”は水(液体)が流れるの意味です。

従って確実に水が流れる、何時でも流れる、何時までも流れる、信頼性が高いポンプ、と言う印象を与える為に“Shurflo”と名付けたのだと思います。 気にした事はありませんが、英語では普通に“シュアーフロー ポンプ”と呼んでいて、“シャフローポンプ”と呼ぶ人は居ないと思いますし、ポンプを付けて言わなければ絶対に通じないと思います。


RV用のウオーターポンプは“Shurflo”と“Flojet”の製品が約半々で売れれています。 それぞれが幾つか異なる同じような製品を出していますので、次回は大雑把なウオーターポンプの種類を書きます。

アメリカ車のリコール並びにTSBの探し方、  その1 リコール

車のリコール並びにTSB(Technical Service Bulletin)は何らかの問題がある為に発表されたもので、特にリコールの問題を無視した為に人身事故に成れば車の持ち主自身の責任が追求される事にも成り兼ねません。 従って、自分の所有車にはリコールが出ていないかを知り対応する事は、単に故障を防ぐ以上に重要です。

E250, E350等のフォード製クラスCモーターホームやE250、E350等のフォード製トラックをお持ちの方は次のサイトでVINナンバーを入力しますとリコールに引っかかっているか否かとその内容が表示されます。
https://owner.ford.com/servlet/ContentServer?pagename=Owner/Page/RecallsPage

左側に表示されています車は例で、それらの下の“Add a vehichle”をクリックしてご自分の車のVIN番号を追加する事が出来ます。

各車の右隣に表示されています“Vehicle Recall Notice (リコール通知)”をクリックしますとリコールが存在する場合は表示されます。

尚、このサイトはアメリカ用に出来ていますので日本からでは不都合な部分もあるかも知れませんし、フォードのビジネスが目的の内容も含まれて居ますので注意して使用して下さい。


シボレーの場合はウエブサイトが無く、電話で問い合わせとなりますが、フリーダイヤルの為日本からは繋がらない番号ですので、日本のデーラーに問い合わせる必要があると思います。

次のサイトは政府のNHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)の大元のサイトです。
http://www-odi.nhtsa.dot.gov/recalls/recallsearch.cfm

分類限定:
このサイトは段階を踏んで限定されます。
サイトの下中央の窓の中の分類で適合した項目を選択してから “Search XXXXX”、又は“Submit XXXXX”をクリックします。

1. タイプ
• 自動車 (Vehicle) - RVを含む自動車部分
• 装備 (Equipment) - トレーラーヒッチ、冷蔵庫、ボイラー、その他完成自動車に取り付けられた物
• 子供保護チェアー (Child Restraint) - 車内に取り付ける子供(ベービー)椅子
• タイヤー (Tires) 

2. 年式 (Model Year)
3. 製造メーカー名 (Brand Name)
4. モデル名 (Model)
5. 部品名 (Component)

選択した分類に該当するリコールが出ていれば表示され、問題点の説明がされます。

VIN番号を入力して該当する全てのリコールが表示されれば便利ですが、フォード以外はその様なサイトを見付ける事が出来ませんでした。 見付けましたら追加します。

RVの重量とエンジンホースパワーの関係

クラスCの場合はそれ程問題になりませんが、クラスA、特にDPの場合はエンジンの多きさに関する質問や議論がよくあります。 ホースパワー、即ちエンジンが大きくなれば力は出ますが、反対に燃費は悪くなります。 

この様な話題が出る理由はRVには種々の大きさや装備(スライドアウト)に依り重量が異なりますし、エンジンの選択も沢山あります。 同じ室内配置でも異なるエンジンが搭載されていたり、RVメーカーやモデルに依って異なるエンジンが搭載されている場合があります。

この様な理由でRV購入の際は大きさ、室内配置、色、操縦性、評判、価格為以外に、エンジンの大きさは大きな関心事です。

一般的に車の総重量100ポンドに対して1ホースパワー (HP) が目安と言われています。 従って、20000ポンドのRVは200HP以上、30000ポンドのRVは300HP以上と言う事になります。 

最近のRV(クラスCやトラベルトレーラーを含む)にはスライドアウトが一般的で、4個のスライドアウトのクラスAは少なくなく、側面全体がスライドアウトになっているモデルもあります。 当然ながら、スライドアウトが多くなれば強度が必要でそれだけ重量は増します。 即ち、同じ長さのRVでもモデルに依っては重く、エンジンの力不足になる可能性も出て来ます。

400HPの大きなデイーゼルエンジンを搭載していても重量が40000ポンドを越すRVであれば、275HPのエンジンを搭載した20000ポンドのRVに比べて力不足と言う事になります。

平坦な道を走行する場合はそれ程問題にはなりませんが、上り坂で違いが現れます。 人に依っては “出来るだけ大きなエンジンを選ぶ事” を勧める人もいますが、“時間を掛けて景色を楽しみながら上れば良い” とか、“頂上に早くたどり着く事を競争する訳では無い” と言う人も居てマチマチです。

エンジンのホースパワーを増すキットも沢山売られています。 中でも“BANK”社のキットはポピュラーで多くのRVが取り付けています。
http://www.bankspower.com/products/group/1-Power%20&%20Efficiency%20Systems
排気システム改造、エンジン電子部品交換、ターボ交換、インテーク交換、その他色々です。

人それぞれ色々考え方が異なりますが、私はストックエンジンに手を加えてホースパワーを上げる事には乗り気ではありません。 理由はホースパワーを上げればそれだけエンジンの寿命を犠牲にする気がする事と、駆動機構により大きな負担が掛かりRV全体の故障の原因になったり寿命を短くする原因に成ると考えるからです。

“そんな馬鹿な”と思われる方も多いと思います。

バッテリー上がり  その3

バッテリーを完全に上がらせて仕舞った後一晩充電し、その後高速道路を70Km走行して2日が経った今日、電圧を測定してみましたら12.78Vありました。

幾ら充分に充電しても通常、1日後には12.8V程度に下り、その後は僅かづつ(自然放電)下りますので2日で12.78Vは悪くなく、未だしばらく使えると判断、安心しました。

気になりましたので、参考の為に10ヶ月前に購入したホンダCRVのバッテリーを測定してみましたら、昨日 (1日前) 乗ったにも拘らず12.44Vしかありませんでした。 ほとんど毎日乗っていますので、此れまでにバッテリー上がりは経験していませんが、鍵のを抜いた状態で1日後に12.44Vに下るのは明らかに問題です。

原因は大体想像が付きます。 昨年夏に牽引中に牽引車のスターターモーターがショート (結果的に解明) を起こしてこのCRVのバッテリーも上げて仕舞いました。 この際に恐らく相当急激に放電を起こさせて打撃を与えて仕舞ったのでは無いかと想像しています。

と言う事で、心配していたトヨタより大丈夫だと思っていたホンダのバッテリーの方が危ない状態である事が分かりました。 バッテリーを買わずに済むと一時は安堵しましたが、世の中はそれほど甘くは無い様です。

しばらく頻繁に電圧を測定して様子を見ますが、旅先で問題が起こる前に異常に気が付いた事が不幸中の幸いと考えるべきなのでしょう。 

自動車のリコールに関して、  その1 リコールの種類

アメリカに於けるリコールには2種類あります。 

1. リコール(Recall):
一般的によく聞くリコールはアメリカの運輸省内のNHTSA (National Highway Traffic Safety Administration) で安全に関わると判断した場合にリコールが発表されて強制的に修理が必要です。 しかし、中には自動車メーカーが安全には関係無いものの自主的にリコールする場合もありますが、いずれのリコールも全ての費用は自動車メーカーが負担します。
(参考: http://www.nhtsa.gov/

2. TSB(Technical Service Bulletin=技術的警告):
もう一つのタイプのリコールは一般的にTSB と呼ばれ、安全には影響が無いものの部品(改良)、修理方法、マニュアル等の変更があった場合に発表されます。  TSBに引っかかった自動車が保証期間中の場合は無償で修理をしてもらえますが、保証期間が過ぎている場合は多くの場合有料となる様です(参考1)。

TSBの発表は当然ながら故障頻発、又は頻発する可能性があるから発表されるのであって、ご自分の車に関するTSBに目を通しておくと故障解決や将来の故障の可能性に関して大いに役立つと思われます。

リコールは強制的に修理が必要ですので何時まで経っても有効で、年式、メーカー、モデル名等からリコール番号が出ているかを調べる事が出来ますし、改造さえされてなければ日本でも無償で修理をして呉れるものと思われます(参考2)。  しかし、TSBの場合は自動車メーカーの自主的なものですから、TSBが発表されても何年か過ぎると取り下げられて仕舞う事も多く、過去にさかのぼってTSB番号が出たか否かを調べる必要があります。

参考1
昔、92年型のホンダアコードのエンジンが故障でイグナイターの故障を突き止め、デーラーに買いに行きましたら、TSBが出ていて無償で呉れました。  通常は一般部品店で購入しますが、この時は珍しくデーラーの純正部品を買いに行きました。 恐らく自動車購入後それほど年月が過ぎていなかった為だったのでしょう?

参考2
保証には全て無償の場合もあれば材料費を取ったり、労賃を取ったり色々異なります。 
アメリカの或る有名排気マフラーの会社は一生保証を謳い文句にしていますが、話に依りますとマフラー、労賃共に無料ではありますが、使用したパイプは有料だそうです。 
又、アメリカでは一生無料で何時でも交換してくれる工具メーカーが沢山ありますが、日本にあるアメリカの工具メーカーは一生保証にも拘らず修理代を取るようです。
従って、日本では無料では無いかも知れません。

次回はリコールとTSBの調べ方に関して書きます。

バッテリー上がり  その2

充電した後、約2時間後にバッテリーの電圧を測って見ましたら13.03V(13.25Vから)に下っていましたが、この電圧は平常だと思って良いと思います。 問題は2-3日エンジンを掛けないでどの程度の電圧に下るかです。 2-3日して12.7V前後であればもう暫く交換を待ちます。

電圧測定後、RV部品を見に行て予定が有りましたので、高速道路を44マイル(70Km)走らせて来ました。 車は快調に走って呉れて、気持ちのせいか、何時もより乗り心地が良く、力もあった様に感じました。 帰って来てから2時間後の電圧は12.90Vで、少々下るのが早い様な気もしますが、平常でも12.8V程度までは割合と早く下りますので、2-3日後に12.5V以下には成らない事を期待します。

バッテリー上がり

昨日、ガレージに保管してあるマジックシェフのオーブンを調べる為に車を移動させようとしましたが、インストルメントパネルの電気は全く点灯せず、バッテリーは完全に上がって仕舞っていました。

仕方なくジャンパーケーブルを使ってエンジンをスタートさせ、15分ほど走らせました。 その後オーブンの写真を撮ったりして再度エンジンを掛けようとしましたら今度はインストルメントパネルは点灯するもののリレーが音を発してエンジンは掛からず、電圧は11,7Vに下っていました。 死んだ状態にしていましたので当然かも知れません。

バッテリーは2006年8月のステッカーが貼られていますので約5年半使用している事になり、未だ買い換える時期でも無い気がしましたのでジャンプスタートさせてから充電器を取り付けておきましたが、買い替えも止むを得ないかも知れません。

今朝調べてみましたら、充電器を外した直後の13.30Vから徐々に下っていて2-3分後に13.25Vになりました。 1-2時間してから又電圧を測ってみて、必要であれば定期的に測定し、新しいバッテリーの必要性を判断しようと思っています。

この車は2004年製のトヨタのミニバンで余り乗らない為に走行距離は3万Kmです。 特に今回は外出が多く、暫くエンジンを掛けていませんでした。 

以前書来ました様に、車(機械、人間の体、その他何でも)使わないと故障の原因になります。 これからはもう少し気を付ける様にします。