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錆付いたボルト  -  緩める方法

錆びていなくても硬く締まっていて緩めるのに一苦労するネジがあります。 この様なねじを無理して緩めようとするとネジの頭を丸めて仕舞ったり折って仕舞って面倒な事になり兼ねません。

此れまでに経験をした事が無い人も、何時かは経験する事ですので緩める方法を知っておくと将来役立つ事もあるでしょう。

• ネジを緩める目的のスプレー又はオイルを使用
此れらのスプレーやオイルの事をリクイッドレンチ(液体レンチ)と呼んだり、ペネトラントオイル(浸透オイル)と呼んでいます。 緩まないネジにはたっぷりふり掛けてしばらく置き、時間がある時には一昼夜浸すと効果があります。
http://www.youtube.com/watch?v=15LRIQns4Zo
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=ERdYC_wbry4&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=Ud91T_3LzCo
http://www.youtube.com/watch?v=aBem2EEeAHU

• ガストーチやプロパンバーナーで熱する:
中には熱を加える事が出来ないネジや場所もありますが、可能な場合は赤黒くなるまで熱し、氷や冷水で冷やしたタオル等で急激に冷却する事を根気良く繰り返すと緩みます。 当然ながら、熱したボルトは少なくとも同等の強度のボルトと交換する必要があります。
熱してワックス(ロウソク)を加えますと解けてネジ溝に入り緩み易くなります。
http://www.youtube.com/watch?v=cTRUXRv2HFs

• ボルトを間接的に熱する:
ガストーチやプロパンバーナーの炎を近づける事が出来ない場合は、ボルトや鉄片をバイスグリップで鋏んでガストーチやプロパンバーナー等で赤くなるまで熱し、熱した物を緩まないボルトに接触させて熱し、上と同様に熱っしたり冷したりを繰り返しても効果が出る場合もあります。

• ハンマーで叩く:
誰でもハンマーで叩いて衝撃を与えて緩むキッカケを作ろうとしますが、次のビデオが示す様な方法もある様です。 ハンマーで叩く場合は叩く場所や強度を加減しないと返って厄介な事になり兼ねません。
http://www.youtube.com/watch?v=YxQk7Pz_vfc&feature=related


参考:
リクイッドレンチ、又はペネトラントオイルは日本でも色々な名称で売られて居ると思いますが、驚くほど効果がありますので是非一本用意しておいては如何でしょう。 私はスプレーでは無くオイルを使用しますが、1本あると何回(何年)も使えます。

錆付いたボルト

キャンピングカーの部品交換や修理をしていてボルトが錆び付いて取れない場合があります。 簡単な1時間程度で終わる作業もボルトが錆び付いていて取れない場合は直ぐに2-3時間余分に掛り、ボルトが折れれば1日余分に掛かって仕舞う事もあります。 恐らく、NCメンバーの中にも経験者はいらっしゃり、苦い経験を思い出していらっしゃるのでは?

排気管を取り付けるボルトやエギゾーストマニフォールドボルト、ヘッドボルト等温度が上がる場所はよく錆び付きますし、寒冷地で融雪剤を撒いた道路を走ると錆び付きます。

若し、錆び付いたボルトを外さなくては成らない場合は、ワイヤーブラシでボルトの錆を落としてきれいにし、ペネトラントオイルやリクイッドレンチと呼ばれる液体やスプレーを作業の数時間前に充分掛け、錆び付きの程度がひどい場合やボルト数が多い場合は前日から何度か加えておくと緩め易くなります。 他にも色々な名称で販売されていますが、例えば次の様な物があります。
http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rlz=1T4DKUS_enUS281#hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&q=liquid%20wrench%20penetrating%20oil&psj=1&wrapid=tlif133088758200810&um=1&ie=UTF-8&tbo=u&tbm=shop&source=og&sa=N&tab=wf&psj=1&ei=wbtTT6v4I4S8rAec-NywDQ&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&fp=e39488154aebd05b&biw=833&bih=522

最初に書きました様にボルトを折ると厄介になりますので折らない様に根気よく取り外し、取り外した後で必要であれば代替ボルトと交換した方が効率的です。

此れらのボルトを取り付ける時に錆び付き防止のペーストを塗ると将来の取り外しが楽になりますし、融雪剤の上を走った後は必ず洗い流すと錆び付きが防げます。私が住んでいる場所は融雪剤の心配はありませんが、旅行先で道路を固める為の融雪剤と同じ様な物質 (塩化カルシウム) の上を走った後に水洗いをしなかった為に酷い目にあった事がありますので、最近は念入りに洗い流す様にしています。


次回は折れたボルトを取り除くよく使われる方法に関して書きます。

ヒーター、エアコンファンの故障修理

NCメンテナンス欄でヒーターファンが “Hi” 以外は作動しない質問がありましたので探したところ、ファンモーターの電流 (電圧) の測定方法、並びに故障の修理に関するビデオを見付けましたので添付します。 最初のビデオを見てから2番目のビデオを見ますと風量切り替えの全体の様子が分かると思います。他にも関連ビデオが色々選べますので見て於くと役立つと思います。

少々説明を加えておきます。

ビデオ1:
GM製サタ-ン (小型乗用車) の、 全て正常に機能しているブローワーモーターの電流と電圧の測定方法です。
• エアコンの事をAC (エーシー)
• 風を送るモーターをブローワーモーター
• 電流測定の場合は必ず設定を確認、メーターを壊す場合もあるので注意
• 電流を測定する場合は10アンプ又はそれ以上に設定
• ジャンパーワイヤーを3本用意
• 電圧計、電流計はマルタイメーター
• 電流の単位はアンプで、電流の呼称はアンペレージ
• 電圧の単位はボルトで、電圧の呼称はボルテージ
• 電流から電圧測定に変更する場合は設定を変更
http://www.youtube.com/watch?v=pK3dmfBjRI8

ビデオ2:
クライスラー車のヒーターファンがHiのみ作動して、Lo、M1、M2の設定では機能しない場合の故障修理のビデオです。
• ブローワーモーターの場所はヒーターホースとAC管を辿って見つける
• ブローワーモーターは乗用車の多くは室内、ミニバン等はボンネット (フード) の中
• 今回交換する部品の正式名称はブローワーモーターレジスター
• レジスターは熱を発生する  ―  故障の原因
• クライスラーのレジスターの取り付けデザインは最悪  -  ビジネスが上手く行かないのは当然 (ビデオ製作者の意見)
• 日本車のデザインは最高  -  取り付けは簡単 (一般アメリカ人の意見)
http://www.youtube.com/watch?v=2oK-SXVzYEU&NR=1&feature=endscreen

注意:
交換部品購入の場合は必ずメーカー名、モデル名、年式を確認して下さい。又、同じモデル、年式でも異なるメーカーの物が取り付けられていて、異なる部品が必要な場合もありますので形状確認も大切です。
社外品で全てに使える部品もありますが、多くの場合は問題の原因になります。

乗り心地に関して、 その6 タイヤ空気圧と温度

此れまでに書きました内容から想像が付くと思いますが、タイヤ空気圧を下げる事で乗り心地を改善出来る可能性が大いにあります。

私は現在トーヨータイヤを使用していますが、トーヨータイヤの空気圧表に依りますとこのタイヤの最低空気圧は70PSIでこの時の耐荷重は3470Lbs、最大空気圧は110PSIで4675PSIとなっています。

計量の結果、前輪2本、後輪4本は全て75 psi (517 kPa) が必要充分な空気圧である事が分かっています。 安全面だけを考えれば75 psi (517 kPa)でも110psi (758) を充填しても問題はありませんが、85psi (586 kPa) を超えますと乗り心地が硬い事が分かり、90psi (620 kPa) を超えますと明らかに不快に感じます。

通常は77-78 psi (531-538 kPa) に設定して出掛けますが、高速道路を走り始めますと直ぐにタイヤ温度が上昇し、路面温度や太陽の当たり具合で異なりますが、空気圧は80 psi (551 kPa) を超えます。 砂漠地帯の45度C前後の場所では92-94psi (634-648 kPa) 程度まで上昇します。

夏の暑い時期に砂漠方面に出掛ける場合、若し規定の75 psi (517 kPa) より少々 (2-3 PSI) 下って居ても、そのまま出掛ける事もあります。

最近は多くのRVerが利用していますが、私もタイヤプレッシャーモニターシステム (TPMS) を取り付けています。 取り付けの最大の理由は走行中に空気漏れ (特にトウドのタイヤ) を起こして空気圧が規定より下ると警報音を発しタイヤの損傷を避ける事が出来る為です。

ロスアンジェルスは何処(長距離)に出掛け場合も夏は高温の砂漠地帯を走りますので空気圧は低目に設定します。しかし、そのまま寒い地方 (アメリカ北部やカナダ方面) に行きますと夜間に温度が下り、空気圧は65 psi (448 kPa) 程度まで下がり警報音が鳴り始める事もあります (警報は設定時の空気圧より10%下ると発する)。 この様な場合は全てのタイヤの空気圧を高くしますが、夜間はTPMSの電源を切る場合もあります。 帰りは急ぐ為か、乗り心地は余り気に成らない為か、空気圧を下げた事は記憶にありません。

正しいタイヤの空気圧調整は走行前に規定の圧力に設定するべきで、私が上に書いた方法は必ずしも正しいとは言えません。しかし、温度が空気圧に影響する事、更には常温(走行前)での空気圧調整の大切さは分かって頂けると思います。

肝心なのは安全圏内で空気圧を下げる事が出来るかです。 空気圧を下げれば乗り心地は必ず柔らかくなりますが、必要空気圧より下げ過ぎますと危険です。 

と言う訳で、キャンピングカーの計量が必要で、充分な空気圧である事を確認する上でも非常に大切で、計量は不可欠だと思います。

乗り心地に関して、 その4 エアーサスペンション

キャンピングカーの乗り心地が硬くて腰の痛みに堪えながら運転している人もあれば、補助のエアーサスペンションを考えている人もいます。

弱ったリーフスプリングをサポートして車高を上げる場合には補助エアーサスペンションは効果的ですが、乗り心地を良くする為には効果は望めません。 現存するリーフスプリング以上に持ち上げる力を強くする訳ですからより硬くなって仕舞います。

昔、乗り心地を良くする為にダットサントラックにエアーサスペンションを取り付けた事がありますが取り付け前以上に硬くなって仕舞った為に結局5本入っていたリーフスプリングの内の厚い(約15mm)スプリングをを含めた2本を抜いて走っていました。 車体は低くなり、キャンピングカーにはお勧め出来ません。一般の補助エアーサスペンションは直径が小さい(細い)為に空気圧は高く、硬くなり過ぎて乗り心地を悪くして仕舞います。

DP(デイーゼルプッシャー)には通常エアーコンプレッサーが装備されていてエアーサスペンションが付いていますが、乗り心地が悪い苦情の書き込みをしている人も稀ではありますが、居ます。

従って、エアーは必ずしも乗り心地改善の解決策ではありません。

前回の書き込みのコメント欄で、賢さんが既にヒントを出して下さいましたが、乗り心地を良くする為に先ず最初に確認する必要があるのは必要以上に高いタイヤ空気圧を使ってはいないかです。若し、現在使用している空気圧を安全な範囲で下げる事が出来れば乗り心地は必ずよくなります。

人に依ってはタイヤに記されている空気圧を使用している人が意外と多い様ですが、この数値は最大荷重を支える場合の空気圧であって、むしろこの空気圧(常温で)を超えては成らないと考える冪です。

参考:
乗り心地を良くした高級DP(エアーサスペンション)には直径の大きなエアーバッグが取り付けられています。 取り付け場所のスペースには限界がありますので、エアーバッグの数を増やす(面積を増やす)事で解決している場合も少なくありません。

次回はタイヤ空気圧に関して書く予定です。

乗り心地に関して、 その3 タイヤ選択

乗り心地に影響するタイヤ関係の要素は次の様な物があります。
空気圧
タイヤサイズ
タイヤモデル (ロードインデックス、ロードレインジ=Load Range)
タイヤモデル (構造、材質)

空気圧:
乗り心地に最も影響力のあるのが空気圧で、多くの人が空気圧を下げる事で乗り心地を改善しています。 しかし、空気圧は低過ぎますとバーストの大きな原因にも成りますので、タイヤメーカーが定める荷重に対する最低限の空気圧を使用する事は非常に大切です。 DPのエアーサスペンション付きでもタイヤ空気圧が高過ぎれば乗り心地は悪くなります。 この件に関しては後ほど書きます。

タイヤサイズ:
必要な空気圧が非常に高い為に乗り心地を悪くしている場合がありますし、稀ですがオリジナルタイヤサイズでは重量に耐えるに充分では無い場合があります。 この様な場合はタイヤサイズを変更して解決出来ますし、多くの場合はホイールの交換は必要ありあません。 ホイールを交換する場合はホイールが使用空気圧に耐え得る事は勿論、ホイールを交換する事でフェンダーに接触したり操縦性に影響が出ない事を確認する必要があります。

参考: 出来ればタイヤモデル変更、又はサイズ交換に留め、余程の理由が無い限りホイール交換はしない方向で解決したいと、私は考えます。
アメリカではタイヤサイズを変更する為にホイールサイズの変更は滅多に無いと思いますが、 アルコアホイールに交換やスーパーシングルに変更に関しての書き込みを読んだ事があります (私は主にクラスAのフォーラムを読みますので、クラスB、クラスCでは異なるかも知れません)。

タイヤモデル (ロードインデックス、ロードレインジ):
タイヤは同じサイズでもサイドウオールの構造その他で最大荷重 (許容重量) が異なります。 多くの場合、安価なタイヤは最大荷重が低くなっていますので気を付ける必要がありあます。 アメリカ車のタイヤにはロードインデックス (LI) は使われておらず、D、E、G等のロードレインジで記されています。 昔はサイドウオールの層の数 (例えば8プライ、10プライ) で強度を示していましたが、最近は使われていません。

タイヤモデル(構造、材質):
乗り心地はタイヤのメーカーやモデル(構造、材質)に依っても異なります。 例えば、ミシュランタイヤの中でもRV用としてポピュラーなモデルにXRV、XZE、XZAがありますが、XRVはRV用に作られていて乗り心地が良い事で知られています。 ミシュランに依りますと日光等によるサイドウオールのひび割れを防ぐ為に特殊材が追加されているそうですが、皮肉にもひび割れの苦情は多く、又、サイドウオールを縁石に擦る事で弱くなり、走行中のサイドウオールのバーストも問題になっています。 XRVを好んで使用している人もいますが、乗り心地が硬くなってもXZEモデルに交換する人も少なくありません。 XZEモデルはバーストの問題は無い様です。 又、XRVの中でも235-80-22.5のサイズは特にバーストの問題が多く、あるキャンピングカーメーカーはミシュランタイヤXRVの235-80-22.5をトーヨータイヤの245-75-22.5 に変更した経緯もあります。

タイヤ選択方法:
タイヤ交換、又は購入を考えている場合は次の順に考慮する必要があると思います。
1. 車軸の重量(理想的には軽量で)からタイヤに掛かる最大荷重を算出する
2. 必要なタイヤロードインデックス知る
3. タイヤメーカのブローシュアーを集める
4. ストックメーカーと同じサイズで必要ロードインデックスタイヤを探す
5. 充分なロードインデックスのタイヤが無い場合はタイヤサイズ変更を考慮する
6. 同じホイールに装着可能なタイヤサイズを選択する
7. ロードインデックが適切なタイヤを選択する
8. 外周寸法がオリジナルに近いものを選択する

以上、タイヤサイズ変更はアメリカでも行われているのを読みますが稀です。先ずは適正空気圧を調べて問題解決出来ない場合に考慮して下さい。

安全性を最優先にし、日本では車検制度もある事ですし、充分調べた上で判断して下さい。

次回はタイヤ空気圧に関して書く予定です。

乗り心地に関して、 その2 ショックアブソーバー  補足

F-53 シャシーの乗り心地が硬過ぎる件に関してはよくRVフォーラムの話題になります。 次のサイトは一例ですが、モンローショックアブソーバーにするべきかビルスタインにするべきかの質問に対してのやり取りです。
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/25724428/srt/pa/pging/1/page/1.cfm

このサイトが偶然目に付きました。前回書きました私の意見と同じ箇所も多数ありますが、更に為に成りそうな書き込みもありますので補足します。

フォードF-53 シャシーはガソリン車のクラスAに使われています。もし、フォードV10 が搭載されていればほぼ間違い無くF-53 シャシーが使われていると思います。現在乗り心地が硬い場合、特にF-53 にお乗りで硬くて困っていらっしゃる方には参考になる点もあるかも知れません。

全く同じシャシーが使われて居ても、キャンピングカーの乗り心地はその間取り、飲料水タンク、ガソリンタンクの配置等によって大きく左右され、その理由は前後の車軸に掛かる重量に因ります。

車軸に許容重量(最大重量)に近い重量が掛かる場合は硬い(強い)ショックアブソーバーが必要ですが、60%-70%程度の重量が掛かっている車軸に余り硬い(強い)ショックアブソーバーが付いていますと鉄棒の様に縮まず、硬い乗り心地になります。

キャンピングカーメーカーに依ってはF-53 にビルスタインがオリジナルとして装備されている物もあるようで、モンローに交換して乗り心地が良くなったと書いている人がこのサイトだけでも数人います。 又、KONI(高価)の代わりにモンローにすれば数回交換出来ると皮肉っている人もいます。

ある人のF-53シャシーは前後の許容車軸重量が7000ポンド/13500ポンド、実際の車軸重量は5500ポンド/13200ポンド、即ち前車軸は軽く、後車軸はほとんど制限重量に近い状態でした。 その理由は380リットルの飲料水タンクが後車軸の真上、285リットルのガソリンタンクが後車軸の後方に、更に53リットルのプロパンガスタンクが先の2個のタンクの間に取り付けられているからだそうです。
と言う訳で、この人は前輪のタイヤ空気圧を下げる事で乗り心地問題を解決しています。(注意:後輪ダブル)

ショックアブソーバーを余り柔らかくするとカーブの際や横風で車体が傾く恐れがありますが、この様な問題がある場合はスウェイバー(Sway bar)と呼ばれる“コ”の字型に曲げた棒状のスプリングを取り付ける必要があります。 多くの場合は前車軸にはオリジナルで取り付けられていますが、後車軸用は後付け部品として販売されています。
http://www.google.com/search?tbm=isch&rlz=1T4DKUS_enUS281&hl=en&source=hp&biw=833&bih=522&q=motorhome+swaybar&gbv=2&oq=motorhome+swaybar&aq=f&aqi=&aql=&gs_sm=12&gs_upl=4165l6178l0l8502l10l10l0l0l0l0l203l1435l0.8.1l9l0

スウェーバーは乗り心地を硬くすることはありません。

ショックアブソーバーの選択も大切ですが、適正なタイヤ空気圧を使用する事は、乗り心地を良くすると共に、安全の為にも非常に大切です。

次回は空気圧に関して書きます。

乗り心地に関して、 その1 ショックアブソーバー

キャンピングカーの多くはトラック用シャシーを使用していますので、乗用車に比べて乗り心地はよくありません。 又、余り柔らか過ぎてもフワフワして操縦性が悪くなります。

乗り心地はサスペンションとタイヤに密接な関係があります。

サスペンション:
サスペンションに関しては、ショックアブソーバーが大きく影響します。 乗り心地を改善(柔らかく)するには圧縮力が小さく(軽く圧縮出来る)て延長力が大きい(延ばすのに力を必要とする)ショックアブソーバーが有効で、アメリカのRV界ではこの様なショックアブソーバーにKONI製がよく知られています。http://www.konirv.com/why.html
又同じくKONI製で振動の種類に応じて衝撃を吸収する弁の開き方が変化し、乗り心地を良くしている物もあります。
http://www.koni.com/19.html

しかし、多くのショックアブソーバーは圧縮/延長ともに大きな力を必要とする構造の為、揺れを吸収しても路面の凸凹による衝撃を敏感に伝え、乗り心地を悪くする場合もあります。

よく有り勝ちですが、衝撃を少なくする積もりで強い(硬い)ショックを使いますと益々乗り心地は硬くなります。 極端に言いますとショックが効いていない方が柔らかい乗り心地になります。

乗り心地が硬い場合はモンローを、柔らか過ぎてフワフワの為操縦性が悪かったり風の影響を受け易い場合はビルタインの使用が一般的です。
http://www.monroeheavyduty.com/products/rv_gas_magnum_rv_shock.asp
http://www.bilsteinus.com/products/motorhome-heavy-truck/b6-46mm-shocks.html

フォードのF53シャシーは硬くて乗り心地悪いので知られていますが、解決とまでは行かなくても多くの人がモンローに交換しています。

KONIのFSDに対する悪い批評は見た事がありませんが、高価なFSD購入を避けてモンローを勧める人も沢山います。

モンロー、ビルスタイン、KONIのそれぞれの特性に似たショックアブソーバーが日本製でもあると思われますので、ショックアブソーバーを購入の際は目的に応じて選択して下さい。


次回はタイヤ空気圧に関して書きます。