RVパークに依って集まるRVの種類が異なる傾向があります。 高級リゾート地にある様なRVパークには観光バスを改造したタイプを含めた大型高級クラスA、 RVクラブがグループで集まれる様なRVパークには一般的なクラスA、子供と家族で楽しめる場所にあるRVパークにはトラベル・トレーラーや5thホイールが集まる傾向があります。 又、カルフォルニア州、アリゾナ州、ユタ州の砂漠地帯にはトイホーラーと呼ばれるRVの後部にオートバイやバギーが積載出来る構造のRVが多く集まって来て、その多くはトラベル・トレーラーや5thホイールです。 クラスAのトイホーラーもありますが、クラスAの場合はオートバイやバギーを載せたトレーラーを牽引する人が多く、クラスAのトイホーラーが少ない理由はクラスAの最後尾にオートバイやバギーを積載しますと前輪が軽くなり過ぎて直進性を失い、操縦性に問題が生じるからだと思われます。 又、デイーゼルプッシャーの場合はエンジンが後尾に有りますのでスペース、機能、経済性を考慮すると効率的ではありません。
今回取り上げていますRVパークは子供連れの家族が楽しめる典型的なもので、トラベル・トレーラー、小型/中型の5thホイール、スライドイン・キャンパー等が断然多くてクラスAは僅かです。
写真に写っているエリアのサイトには全て電源の設備が付いて居ますの電源を必要とする長期滞在者のRVが多いのですが、電源の設備が付いていないエリアにはテント・トレーラー、スライドイン・キャンパー、更にはオートバイで来たテント等が多く、又、1夜限りのクラスAも含めて種々異なるRVが駐車しています。
金曜日から土曜日に掛けては何処のRVパークも混み、サイトの空きが無い場合は〝オーバーフロー・エリア“と呼ばれる溢れ出したRVの為の単に駐車するだけの場所を設けているRVパークも少なくありません(このRVパークにも在る)。
プル・スルー(Pull through):
モーターホームは勿論、トラベル・トレーラー、5thホイール等、全てのRVはバックが可能ですが、モーターホーム(クラスA、クラスB、クラスC)で乗用車やSUVを牽引している場合はバックは出来ません。 バックをしますとトウバーと呼ばれる牽引連結棒に横に曲げる力が加わり、トウバーを壊したり牽引している車を壊す事になりかねません。
その為、多くのRVパークにはプル・スルーと呼ばれる、バックを必要としない、即ち牽引車を外さずに駐車が可能なサイトも用意されています。 上のスケッチの1、14、58、69、70、73、74、81、82等はプル・スルーと呼ばれるサイトです。
日本でも使われていると思いますが、ファーストフードのお店には車を降りずにハンバーガー等を買う事が出来るドライブ・スルーと言う言葉があります。 人に依ってはプル・スルーをドライブ・スルーと呼ぶ人も居ますが、それでも通じます。