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スターターバッテリーをハウスバッテリーに使用?

“スターターバッテリー(自動車用)でも6年前後使用出来る”と言う可能性は在り得ます、 しかし、此れは単に可能性です。 確かにスターターバッテリーはデイープサイクルバッテリーに比べて安く購入出来ますが、果たしてどちらが得なのでしょう?

この様な問題を証明する事は、“オイルを3000Km毎に交換と10000Km毎に交換とどちらが得か?”と同様に証明は不可能に近いでしょう。 3000Km毎に交換したエンジンも壊れる事がありますし、10000Km毎に交換したエンジンが壊れてもオイル交換頻度には全く関係が無いかも知れません。 エンジン内部部品の磨耗の度合いもオイル交換頻度より更に大きな影響をする事があると思われます(オイル関係以外の故障中のエンジン回転、始動時のオイルが下がった状態、オーバーヒート、その他)。

私は以前スターターバッテリーを購入して駄目にした経験がありますし、又8年(?)前に購入したデイープサイクルバッテリーは現在も問題無く使用しています。 私の経験や此れまでに読んだ他のRVer達の意見(経験)を総合しますと、全く同じ条件で両者を比較した場合はスターターバッテリーが早く駄目になるのは明らかな気がします。

例え、スターターバッテリーをハウスバッテリーに使用して長持ちした人が居たとしても、特殊ケースかも知れませんし、使用条件や、どの程度信じられるかも分かりません。

バッテリー購入者の状況や使用条件次第ではスターターバッテリー購入が得な可能性もありますが、単に一般的(総合的)に考ますと、“RVハウス用にはスターターバッテリー購入はデイープサイクル購入(使用)に比べて損である”と私は考えます。

この結論も単なる私の意見で、私と反対意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。

決断を下す前にスターターバッテリーとデイープサイクルバッテリーの違いを知った上でどちらが得か判断為さって下さい。

参考1:
http://net-camper.sakura.ne.jp//2010k-bat/battery.html

参考2:
私は、乗用車のエンジンオイルは10000マイル(16000Km)毎、RVは15000マイル(24000Km)毎に交換しています。 日本の常識からですと長い距離と思われるかも知れませんが、私のRVにはカミンズエンジンが搭載されていて、そのマニュアルには15000マイル交換が記されています。
http://www.cumminspowerclub.com/resources/ISBMaintSchedulesRV.pdf

上のサイトの右上方に“Oil Drain Interval 15,000 miles / 12 months”と記されていますが、この12ヶ月毎に関しても色々な判断があります。 

アメリカにはオイルサンプルを送ると結果を調べて(アナリシス)呉れる会社があり、RVerやトラック会社で此れを利用して乗り続ける人も少なくありません。 

検査をする冪なのですが、私は12ヶ月は無視して約15000マイル毎に交換する様にしています。 尚、トランスミッションオイルや冷却水のアナリシスもして呉れます。 マニュアルに依りますと私のトランスミッションオイル交換周期は150,000マイル(24万Km)毎です。