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オールタネーターが壊れる原因!

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ネットキャンパーのメインテナンス欄で、再度(300Km)オールタネーターの故障が起こり、ダイオードが原因の様子でした。 オールタネーター内のダイオードは規格より高い電圧や電流が流れた場合に問題を起こす可能性がありますが、投稿者の此れまでの説明では電圧が高くなる原因は見当たりませんでしたので、反対に配線や部品等のショートが原因では無いかと考えていました。

少々調べました結果、バッテリーの過放電が原因の様に思われます。
バッテリーは100%充電された状態では約12.8V(25.6V 24Vバッテリー)で、0%充電(100%放電)された状態は11.8V(23.6V 24Vバッテリー)です。 ところが、電圧が極端に下ったバッテリーをオールタネーターで充電しますと負荷が無いショートの状態で大きな電流が流れて仕舞います。 此れがオールタネーターのダイオードを壊す要因の様です。

私自身も以前からオールタネーターのテストをする場合は必ずバッテリー等を繋げて負荷を掛ける事は知っていましたが、意識して理由を考えた事はありませんでした。

従って、バッテリーの電圧が極端に下った場合は充電器で充電してある程度電圧を上げて(11V以上?) から、又はアイドリング状態でオールタネーターで充電してから車を走行させるのが正しい充電の仕方の様です。

バッテリー上がりの車にジャンパーケーブルを繋げて充電をする場合はエンジンをアイドリング状態に保ち、決して回転を上げてはならないそうです。 上がったバッテリーは電圧が極端に低く、オールタネーターに取って負荷が無い状態ですので高い電流がながれてしまうそうです。

当然ながら、バッテリーケーブルの接続を間違える(プラスをマイナスに、マイナスをプラスに)と此れも大きな電流が流れる原因に成りますので要注意です。

エアーバッグとエアーサスペンションに関して

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RVフォーラムでクラスCのスプリングのヘタリ、乗り心地の固い問題、振動に依る家具や食器のガタガタ音、その他サスペンションスプリングに関する問題を抱えている人は少なくありません。

1. エアーバッグ(ヘルパースプリング)キット:
スプリングがヘタッた為に下った車高をエアーバッグ(ヘルパースプリング)を使って改善させた方は多数います。 しかし、エアーバッグは許容重量を増す事は出来ませんし、又、乗り心地を良くする事は出来ないとの意見が大半です。 

次のエアーバッグメーカーがRVer の間でよく知られています。
Firestone
http://www.firestoneindustrial.com/site-resources/ride-rite/pdf/2011_Catalog.pdf
Airlift
http://www.airliftcompany.com/
Hellwig
http://www.hellwigproducts.com/products/load-control/hellwig-air/
Ridetech
http://www.ridetech.com/store/towpro-kits/

エアーバッグの宣伝は微妙で、“運転性向上”と言う様な言い方をしていて、“乗り心地を良くする(柔らかくする)”とは書かれていません。 

クラスC所有のあるRVerは乗り心地が非常に悪く(硬い)エアーバッグを取り付けましたが一向に良くならず、ガタガタ振動している窓ガラス、テレビ、食器類を全て走行中の車から投げ捨てたい気持ちになったと書いていました。 

エアーバッグを取り付けたものの乗り心地が改善しなかった為、全て(リーフスプリングとエアーバッグ)を外してエアーサスペンションに交換して満足したRVerも居ました。

2. エアーサスペンション キット:
乗り心地を良くする為にはその目的で作られたタイプのエアーサスペンションを取り付ける必要があり、殆どの重量をエアーサスペンションが支えるタイプにする必要があります。 即ち、最初に書きましたエアーバッグサポートはリーフスプリングの補助で、乗り心地をよくする為にはエアーサスペンションにする必要があります。

交換用のエアーサスペンションキットは次のメーカの物がポピュラーの様です。
Kelderman
http://kelderman.com/old/category.php?id=1
http://kelderman.com/old/pdf/Kelderman%20Air%20Ride%20System%20Price%20List.pdf
Firestone R4Tech
http://www.firestoneindustrial.com/RideRite/index.aspx
Ultraride
http://www.linkmfg.com/ultraride/ultraride.html
Raydan
http://www.raydanmfg.com/?page=products&CategoryId=13


クラスA、特にフォードのF53 シャシーは硬くて乗り心地が悪い事で知られていますが、Kelderman製やその他のエアーサスペンションを取り付けた人が大分居て、全ての人(私が読んだ限りでは)が改善を書き込んでいます(高価ですので当然かも知れませんが)。


乗り心地を良く(柔らかく)する為に最初にするべき事はRVの計量をして適切なタイヤ空気圧を使用する事だと思います。 その上で、若しビルスタインのショックアブソーバーが付いていればKONI又はモンローショックアブソーバーに交換すれば多少改善されると思います。


参考:
エアーバッグを取り付けた上で乗り心地を良くする為にリーフスプリングを減らすと危険な状態になる可能性があります。 増速する場合やブレーキを掛けて減速をする場合に車軸を回転させる(トルク)大きな力が掛かりますが、エアーバッグはこの力の方向には無力どころか増大させる可能性もありますので、リーフスプリングに大きな負担が掛かります。

質問や意見を歓迎します。