此れまでタイヤの空気圧の大切さを何度も書きましたが、幾らタイヤ空気圧を調整しても問題を起こすタイヤがあります。 道路の水はけを良くする為に左側通行の左車線ではやや左に傾斜していて僅かながら傾斜方向に進みますが、キャンピングカー自体 (道路の傾斜以外) の問題で一方向にハンドルを取られる苦情も珍しくありません。
アライメント調整をしても直らず修理屋もお手上げだとの書き込みがあれば、
購入した新車キャンピングカーが一方向にハンドルを取られ、デーラーでどうしても問題解決出来ず、無償で他のメーカーのタイヤに交換して呉れて直ったと言う人もいます。
ラジアルタイヤの場合、内部のスチールベルトが完全にタイヤと平行でないと直進走行に問題が生じ、最近は技術が高くなって問題は少ない様ですが、それでも問題を起こすタイヤもある様です。
又、問題を起こし易かったりそれほど敏感でないキャンピングカー (シャーシー) もある様で、タイヤとキャンピングカーには相性がある様です。
一方向にハンドルを取られる問題をお持ちの方は次の方法で解決の色口を見付ける事が出来ると思います。
前輪タイヤ (ステイアータイヤ) を左右交換してハンドルが取られる方向が逆になればタイヤの問題、同じであればアライメント)シャーシー)の問題です。 又、左右交換に依ってハンドルを取られる問題が解決した人も少なくありません。 中にはタイヤをリムから外して内側と外側を逆にして問題を解決した人もいます。
以上、直進性の問題がある場合はタイヤの問題かシャシーの問題かを特定した後、タイヤ、又はアライメントの問題を解決しては如何でしょう?
無論、後輪と交換しての解決法もありますが、解決の糸口を見付けるには最初に前輪だけの交換で調べる必要があります。
参考:
大型トラックの場合、前輪用のタイヤトレッドパターンと後輪用のパターンが異なります。 即ちハンドル操作 (ステイアー) をする前輪のタイヤは直進性が重要な為にトレッドは回転方向が主になっていて、後輪は駆動 (ドライブ) が重要な為に横方向が主になっています。 従って前輪タイヤの事をステイアータイヤ、後輪タイヤの事をドライブタイヤと一般的に呼んでいます。 キャンピングカー (ピックアップトラック、乗用車) の場合はステイアータイヤもドライブタイヤも同じトレッドパターンですので、前後どこにでも使用する事が出来ます。