日本の車検制度は厳しく私の知人はボヤイテいました。 1977?年の話ですが、彼はワンボックスカーを改造してキャンピングカーとして使っていましたが2年毎に全てを取り出し修理工場から借りたタイヤに履き替えて車検を取っていると言っていました。
最近は緩和された様ですが、それでもシャシーや外装の変更は厳しいものと思われます。
アメリカでは改造車は沢山走り回っていて、RVでも奇抜なものを見ることがあります。
写真の様に、多くの場合は乗用車又はトラック等のシャシーに大工さんが家を建てる要領で居住部分を取り付ける形です。 4800年を経た丸太をくり貫いて載せた物もあります。 此れが前回書きました最古のキャンピングカーです。
次のサイトに説明がされていますが、くり貫かれたこの木はレッドウッドと呼ばれセクオイアツリーの中の一種で世界で一番背の高い木だとされています。カリフォルニア州のヨセミテ国立公園、ビッグサー州立公園、レッドウッド国立公園他に点在しています。
http://www.nps.gov/redw/index.htm
http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/sequoias.htm
カルフォルニア州の海岸沿いにあるレッドウッド国立公園に大きなレッドウッドが沢山あり、此れまでに350フィート(106m)を超える木は135本確認されており、近年、此れまでの最高を超える378.1フィート(115.2m)の木が発見されたそうです。
レッドウッドをくり貫かれたキャンピングカーはチャールズ ケロッグと言う人が作ったもので、1910年に“レッドウッドを保存しよう運動“を開始、1917年に倒れている長さ109m以上直径3.35m以上のレッドウッドを見付けました。 その22フィート(6.7m)部分をくり貫き、寄贈されたナッシのシャシーに載せて完成後は東部の主だった町を訪れたそうです。 このキャンピングカーは復元されて現在はhttp://humboldtredwoods.org/に展示されているそうです。
此れまで近くを通った事はありますが、この様なキャンピングカーが展示されている事を知らず中に入った事はありませんでした。 場所が高速道路(5号線)から遠く不便な所ですが、機会を見て行きたいと思います。
屋久島には7200年前後の木があるそうですので、このキャンピングカーより更に歳を取ったキャンピングカーもあるかも、又は作れるかも知れません。 しかし、木を手に入れる事は難しいでしょうし、それ以上に現在の車検制度では無理かも?