キャパシターの機能:
エアーコンデイションや冷蔵庫等のモーターにはキャパシター (蓄電器) と呼ばれる電気を蓄える部品が使用されていて、回転の補助をします。
次のビデオをご覧になればお分かりになると思いますが、モーターにキャパシターを取り付けた状態で電気を接続しますと回転を始めます。 しかし、キャパシターを外しますと回転を始める事が出来ずモーターは静止の状態で唸り、熱を持つ事に成ります。
更に、キャパシターが取り付けられていない場合は、手でモーターのシャフトを回転させてやりますと何れの方向にも回転を始めます。
http://www.youtube.com/watch?v=TjlN-TitYsw&feature=related
キャパシターの容量:
キャパシターの容量の単位にはファラッドが使われキャパシター本体に表示されていて、極小から巨大なものまであります。 稲妻や雷は一種のキャパシターに蓄えられた電気が放電される時に起こる電気の流れる光(放電)とその爆発音です(参考:雷を想定した実験には多数の大型キャパシターを接続して行い、大爆発音を発生します)。
キャパシターの放電:
キャパシターから電気を逃がす為の放電は気を付けて徐々に行う必要があります。 ドライバー等の金属を端子に接触させますと瞬時に放電して爆発音を発生したり端子を溶かして仕舞う事もあります。 従ってビデオで示されている様にランプやLEDに繋がれた線を触れますと徐々に放電させる事が出来ると同時に放電状態を確認する事も出来ます。 LEDにはプラスとマイナスの極性がありますので、向きに気を付ける必要があります。
キャパシターの容量テスト:
キャパシターが壊れる(パンク)と電気を蓄える事が出来なくなったり容量が少なくなります。 容量はキャパシター測定器で調べる事が出来、印刷してある容量の+-3%であれば合格です。
http://www.youtube.com/watch?v=zj2bBk5smWk&feature=results_main&playnext=1&list=PLC8BDF71E7FB3EEB9
注意:
ビデオではキャパシターが簡単に取り扱われていますが、キャパシターに蓄えられているのは電気ですから容量が大きいと感電します。 キャパシターは細心の注意を払って扱わないと危険です