記事一覧

エンジンが掛からない 1

カナダの燃料価格は常にアメリカより20%程度(辺ぴな場所では40%)高く、カナダに入る前に満タンにし、空に近い状態でアメリカに戻る様にするのが一般的です。 ボーダーに近いガソリンスタンドではジープ缶(18リッタースペアータンク)数個に燃料を詰め込んでいる人も少なくありません。

充分な燃料が残っていましたが、国境を越えてしばらく走った所でガソリンスタンドに入り給油しました。 給油後出発しようとエンジンを掛けようとしましたがインストルメントパネルのランプ類が暗くなってエンジンが回りません。 ガソリンスタンドの給油場所を占領していましたのでトウドで押して移動しようとトウドのエンジンを掛けようとしましたら同様にエンジンが回りません。

仕方なく携帯していたスペアーバッテリーに繋げるとトウドのエンジンは直ぐに掛かりましたので、考えを変えてモーターホームも試みたところ同じく直ぐに掛かりました。 原因が気に成りましたが、走行後は正常の電圧(約14V)を示し続けていましたので走り続けました。

(参考: 牽引中はナビが点きっ放しの為、モーターホームとトウドのバッテリーを繋げた状態にして走行しています。 その為一方の何処かでショートが起こると両方のバッテリーを消耗させる事になります - その内スイッチを取り付けてナビを消す様にします)

翌日再度給油した際、今度はバッテリーは13V以上あるにも拘らずリレーが振動音を出して回転しません。 トウドのエンジンは直ぐに掛かった為、家内に操作を説明してトウドでモーターホームを押して空いていた駐車場に移動させました。

以前、ドロドロ状態の狭い場所で一度止ると絶対に動けなくなると思われた場所でU-ターンが必要で、その際はトウドで後押しの補助をしましたが、今回はモーターホームのエンジンが回転していなかった為ハンドルが重くて殆ど回す事が出来ませんでした。 幸いエアーが充分ありましたので動きましたが、エアーが少なくなると駐車ブレーキが掛かって立ち往生するところでした。

家内にはハンドルには触れず、ブレーキライトが消えたらアクセルを踏み、点灯したら何もしない様に言ってありましたが、僅かのエンジン力で簡単に移動出来たと彼女は驚いていました。

続く。