目的地に着いて数日後に最悪の出来事は起こりました。 人間の“故障”で、朝起きると家内が痛さに苦しんでいました。
腎臓結石ではないかと想像をしながら救急病院に連れて行きましたが、救急医は“筋肉痛と思われるので専門医に行った方がよい”と他の病院を紹介して呉れました。
2軒目の医者は直ぐに腎臓結石だと言い、“この病院には施設が整っていないので”と最初に行った病院に戻るように言いました。
最初の病院に戻って支払いを済ませ(カナダは国外の為アメリカの保険は使えず、1回診察する度に$560)、前回と異なる医者が尿の検査をしたところ腎臓結石に間違い無いと言い、化膿して膿みが出ているとの事で、抗生物質と痛み止めの薬を処方して呉れて薬局で薬を受け取って3時近くに帰って来ました。 その後薬を飲みながら様子を見ましたが一向に痛みが治まらず、翌朝6時に起きて帰り支度をしました。
アメリカとの国境を越えさえすれば手術の必要があれば入院も可能で保険も効きますので、約1300Kmの距離は1日で走れる距離ではありましたが病人の事も考えて時々休憩を取って余り無理をせず、途中で1泊しました。 翌日昼前に国境近くに着いたのですが長蛇の列で5分停止しては5m動く状態で税関通過に2時間位掛かって仕舞いました。
この頃には薬の効果が現れたらしく痛みは和らいで病院に行く必要は無い状態に回復していました。
約30年前に、旅行の帰りにアリゾナ州で家族全員で風邪を引き、熱に悩まさせられながら運転をして帰って来た事が思い出されますが、病気で旅行を切り上げて帰って来たのは今回が初めてです。
今回行ったプリンスルパート近くの河には時期に依って色々なサケが釣れ、居た時はソックアイ(紅鮭)とピンクが沢山釣れて居てCoho(コーホー)サケも釣れ始めていました(私もソックアイを2匹とピンクを2匹釣りました)。
来年も又同じ所に行きたいと思いますが、今回は切り上げて帰って来たお陰で又行く充分な理由に出来ると思います。
この後、更に故障は起こりました。