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バッテリー上がり

 バッテリー上がりの原因は、寿命、電装品の消し忘れなどが多い。寿命に近づいたバッテリーは、エアコンを使う夏場に上がることが多い。寿命の場合は、交換することが前提となるが、応急的に他車から電気をもらう場合には、ブースターケーブルによって接続を行う。
 
①救護車はエンジンをかけたまま
②故障車はキーをオフにし、電装品は一切入れない。(特にエアコンやファンを切った状態にしておくこと)
③最初に故障車の+に赤いケーブルを接続する。
④そのケーブルを救護車の+に接続する。
⑤続いて救護車の-に黒いケーブルを接続する。
⑥そのケーブルを故障車のエンジンブロック(塗装されていないエンジンの金属部分。これは、スパークがバッテリーから出た気体に引火することを防ぐためと、伝導効率を上げるため)
⑦この状態で、しばらく待つ。
⑧数分後、故障車のセルを回す。
⑨セルの回りが弱い場合は、さらに数分そのままにしてセルを回す。
⑩エンジンが始動したら、-側からケーブルを外す。

バッテリーが上がった場合は、必ず原因を明確にし対処しておくことが大切である。

サブバッテリーの容量

 弱ったバッテリーの場合、フロントエアコンや他の電装品を使い、バッテリがー上がるケースがある。夏場にバッテリー上がりとなるケースである。
 基本的にバッテリーが弱った場合は、即交換が鉄則である。
 エンジン側バッテリーの場合、取扱説明書に明記されているがサブバッテリーの場合、表記がないものや前のオーナーが容量やサイズを変更している場合がある。
 特にサブバッテリーの場合は、オルタネーターやチャージャーの能力を考えずに巨大なバッテリーに取り替えているケースもある。
 バッテリー容量は大きければよいというものではなく、発電量や能力を考えた上で選択しなければならない。

【バッテリー容量】
 満充電した状態から放電終止電圧に降下するまでに使われた電気量を「バッテリー容量」と言う。
 具体的に、20Aの放電が5時間で完全放電となる場合、その容量は、20アンペア×5時間で100アンペアの容量ということになる。
 しかし、100Aのバッテリーを100Aの放電で使用した場合、一時間使用できそうであるが、実際には使えない。
 そこで、一定時間において測定する方法「5時間率」が用いられている。(ショッピングの海遊社のバッテリー表示がそれである)

エアコン効かず!

 今日も半端ではない暑さであった。
 知り合いからエアコンが壊れたとの電話が2件。
 一台はポーラキャブで去年取り付けたもの。もう一台は、キャンピングカーに搭載されて10年以上経過したミニマッハである。
 9000BTUと13500BTUで能力の違いこそあるが、冷蔵庫などに比べエアコンが壊れる頻度は多くない。
 しかし、この時期になると必ず、「エアコンが壊れた・・・」と問い合わせが来る。
 ほとんどの相談者は、壊れたという判断=冷たい風が出ない・・・と言う。
 しかし、ガラス面が多く壁も薄い、このような悪環境で外気が40度前後の温度を25度に下げることは、よほど大きな業務用エアコンなどを積まないと無理である。
 家庭でも同じである。2.2キロの能力のエアコンは通常6畳が目安といわれている。しかし、実際外気温度が40度を超える日は家の中でさえ、冷えない。
 つまり、エアコンは外気の温度を何パーセント下げることができるか・・・という話である。外気温度が低ければ冷えるし、外気温度が高ければそれほど冷えない。
 壊れたという判断をする前に、まず日陰でエアコンを使用してみることや夕方外気温度が低くなった頃を見計らって動作確認をしてほしい。・・・・ほとんどの場合、正常である。
 

梅雨明け夏本番!

 九州では梅雨明けが発表され、今日はエアコンを入れても充分冷えないほどの暑さ・・・。
 かなり前の話になるが、ある夏の猛暑の日・・・ルーベントカバーや屋根にあるプラスチック製品が熱によって曲がってしまった。
 取り付けたその年のことである。
 ルーフベントの熱による変形はまれにあるらしい。それもスモークタイプがほとんどである。
 熱を吸収しやすいスモーク色とプラスチック自体の耐熱品質の不足が考えられる。
 熱や紫外線は、プラスチック製品やゴム製品を劣化させたり変形させることがある。
 このような状況をさけるためにも、炎天下では木陰に駐車したり屋根のある場所に駐車したいものである。

次期軽キャンパーについて考える・・・。

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 バモスの軽キャンパーの自作から約1年が経過。
 そろそろ次期、自作軽キャンパーのベースを考える。
 条件は、荷室がフラットになり居住スペースが大きく取れそうな車両。さらに、メカノイズが小さく、燃費が良い車・・・。
 そこで・・・・

 ホンダバモスやバモスホビオは、エンジンが静かで燃費も良い。 しかし、欠点として荷室下にエンジンがあるため、寝る際にエンジンの熱が伝わってくる。逆に、エンジンがこの位置にあるからメカノイズが静か・・・とも言える。
 エンジンの熱が荷室に上がってこない対策ができればホンダがベストである。
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実際に販売されいる軽キャンパーベース=バモスホビオ
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 三菱のミニキャブやタウンボックスは、ギヤ比も高いため、メカノイズが非常に大きくさらに、振動も大きい。
 エンジンはキャビン下にあるため、シート下からの熱も上がってくる。外装では、塗料が非常に薄い。コストダウンの為だと思われるが、コンパウンドをつけて力強くこすった程度で下地が出てしまう。これには、愕然。騒音、快適性、品質保持の観点から考えるとキャンピングカーにはこのベースは不向きである。
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実際に販売されいる軽キャンパーベース=ミニキャブ=================================================


 スズキのエブリイバン、エブリイワゴンは、”軽”のスズキが手がける車だけあってよく走る。
 少々前のエンジンになるが、F6Aのターボエンジンなどは、まるでバイクのエンジンのように心地よく吹き上がる。
 キャビン下にエンジンがあるが、メカノイズ、熱ともに三菱ほどひどくはない。また、平成17年からの新モデルのエブリイシリーズは、ダッシュ部にシフトレバーを配置し、キャビンがとても広く感じる。さらに軽の枠を生かしたボディ形状、デザイン性からも非常に魅力的なベース車である。
 コスト削減や軽量化のため、剛性が弱い、スポット溶接の数が少ないなどと聞いたことがあるが定かではない。
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実際に販売されいる軽キャンパーベース=エブリバン==================================================

写真:東和モータース エブリイベースのスモール

発電機

 つい先ほどまで発電機の発電不良の原因究明。
 原因は、配線が1本抜けているだけであった。
 実際には、発電機を降ろし分解しなければなければ見えない位置の配線である。
 これとは別だが、先日知り合いが発電機の修理を業者に持ち込んだところ「古いから修理は不可能」と診断されたとのこと。この発電機は、オナン社エメラルドでまだ10年経過程度のものである。パーツは確実に手に入るし、本国にはオーバーホールするためのアフターパーツも非常に充実しているのが現状である。
 部品の入手が困難だからか、アメリカ製だからか・・・「修理不可能」、「部品がない」、「新しい発電機に買い替えたほうがいい」などと業者から言われたとの話をよく聞く。
 よほどパーツ代が本体価格近くにならない限り、買い替えなどはあり得ない話である。
 アメリカでは、15年以上前の発電機であっても、それなりの価格で取引されている。キャンピングカーにおいては、20年落ちのものが当たり前のように売買されている。

軽キャンパー、アイドリング時のエアコン使用

 昨日の記事で、夏場の軽キャンパーの不快さについて述べたが、車両のエアコンをかけアイドリング状態で寝れば、湿度・温度が高い熱帯夜でも快適である。エンジン音はもちろん気になるところではあるが・・・。
 エンジンをかけたままのアイドリング状態で、長時間フロントエアコンを使用する場合、「バッテリがー上がらないか?」と時折質問されることがある。結論から言えば、バッテリーは上がらない。
 軽自動車のオルタネーターはアイドリング状態で、35~40アンペアほど発電している。自動車エアコンが15~20アンペア程度消費するが、エアコンのみの使用であれば理論的にも物理的にも全く問題ない。
 ただし、他の消費電流の大きい電装を同時に使用し多場合は、もちろん注意が必要である。
 消費電流の大きさは、ヒューズボックスのヒューズの数字である程度判断できる。ヒューズが10Aの場合、消費電流はそのやく半分程度で概算できる。
 しかし、就寝時に長時間アイドリングを続けることはリスクを伴う。排ガスが室内へ入る危険。エンジンが過熱する危険。
 どちらも死に直結する危険性がある。長時間のアイドリングは避けるべきである。

どこまで耐えれるか!?真夏の軽キャンパー

 この3連休は、台風や悪天候のため日中でもそれほど気温が上がらなかった。しかし、台風の影響もあり湿度は非常に高く、決して”快適”ではない。
 軽自動車の狭い空間での高湿度や高温度・・・快適な睡眠をとることは、無理である。
 あまりの寝苦しさに何度も目が覚める・・・。
 リモコンスターターを使いエアコンを作動させるが、エアコンが切れるたびに不快になり、寝れない。
 結局、熟睡はできず翌日は眠い。
 室内が狭い分、予想以上に人間の体温も影響し室内の温度も上昇する。ドアを開け外に出ると、外との温度差の違いに驚くほどである。快適さを求めれば・・・やはりクラスAやクラスCに軍配が上がる。軽自動車のキャンピングカーは、夏場の”熱”対策が課題である。

台風接近

 天気予報によると、明日、明後日にかけて台風4号が上陸する恐れがあるらしい。
 折角の3連休があいにくの天気となりそうである。
 キャンピングカーで暴風雨に遭うと、冷蔵庫のベンチレーターやルーフベント、さらには予想もしない場所から雨が侵入してくることがある。キャンピングカーはいたるところに通気口や換気部があるため仕方ないことである。
 水は木材そのものを変形させたり、変色させたりすることもありえる。
 雨水を室内に入れないことがベストであるが、入ってきた雨水はできるだけ早くふき取り水分を除去することが大切である。

この時期に多い故障

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 この写真はキャパシター。
 キャパシターは、様々なチャージャーをはじめ、キャンピングカーの電装機器に使用されている。
 エアコンの場合は、モーターを制御するための働きを持っているため、大きなキャパシターが使用されている。
 このキャパシターが液漏れを起こし、モーターが駆動せずエアコンが動作不良を起こす場合がある。
 モーター制御用のキャパシターの場合、国産の電化製品に使われているもので同容量、同仕様のものがあるためそれを代用することで修理可能である。

 炎天下でルーフエアコンを使用する場合、冷却能力や機器トラブルを未然に防ぐために、できるだけ日陰を選ぶこと。それが不可能であればコンデンサー側に直射日光があたらない方向に駐車することが大切である。

今後のクラスAの動向について考える

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 近年、軽自動車ブームで、影が薄くなってきているクラスA。
 バブル期を絶頂期にに徐々にクラスA(アメリカンクラスC含)の新車登録台数も年々減ってきていると言う。
 特に輸入登録時にブレーキ制動テストなどが導入され、その検査費用だけでも100万円を超えるため輸入しても割りに合わない試算となってしまう。さらに、1995年頃を堺に、米国各ビルダーは挙ってワイドボディの生産に乗り出し、ボディがワイド化された結果、日本の車両法の普通車登録ができない状況になってしまった。
 また、国内の法律では、輸入車を対象とした法規が改定される見通しである。
 現在では、このワイド化が大きなネックとなり、国内に輸入されているクラスA(クラスC)はごく一部だけである。
 
 今後の見通しとしては、「法治国家のわが国で米国製クラスA(クラスC)を輸入し、登録することは極めて困難になる」ことが充分予想される。大きく法律が緩和されない限りクラスA(クラスC)が増えることはまずありえないことであろう。
 現実的な問題としては、「クラスAを購入したいが、車両自体がない」、「輸入しようとしても法律的に無理」・・・といったケースである。
 この先、米国クラスA(クラスC)が手に入らない時代が来るかもしれない・・・・。

軽自動車は高い

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 先週の某オークション会場・・・希望の車両を落札できずまたもや空振り。ここ数年、軽自動車は、予想以上に競りあがる。
 それ以上競ると、店頭価格とほぼ同一・・・という価格まで競りあがるものもある。
 最近のオークション市場で軽自動車は、同年式の普通乗用車より高価な場合も珍しくない。
 登録台数もさることながら、軽自動車の人気はとにかく凄い。
 中古車販売業者を営む友人曰く、「普通車は店頭においても動きが鈍い。それよりも薄利で軽自動車を置いたほうが回転が早い・・・」そうである。
 キャンピングカー業界においても、軽自動車の中古はすぐに売れてしまうそうである。
 しかし、これほど中古軽自動車が高ければ次期自作軽キャンパーのグレードを落とすことを真剣に考えてしまう・・・・。