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全面塗装後のカラーリング

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 今月全面塗装を施したクラスC用に注文したカッティングシートが届いた。このゴールドはオーダーで製作したため少々時間が掛かった。
 この3色を用いて、流線を取り入れた最新のデザインでデカールを作成する予定である。デカールのデザイン、色ともに本場アメリカの最新クラスCのデザインを取り入れる。
 コンピュータ+ドロー系ソフト+業務用カッティングマシーン・・・を使い、デザインした形にシートをカットする計画である。
 FRPが劣化し車体が黄ばんでいた車両が最新のデザインで蘇る日もあとわずかである。

海外にも日本の軽キャンピングカーが

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 今回、海外のマスコミからの取材協力依頼を受けている。
 海外のマスコミが世界のブームの動向をいち早くつかんでいるのには驚かされる。
 内容は、軽自動車のキャンピングカーについてである。
 日本特有の”軽自動車”という枠組みに”キャンピングカー”をプラスした乗り物が海外でも注目されている。
 今回の特集番組が海外の人の目にとまれば、大きな反響を受けるであろう。
 日本の車社会の文化とも言える軽自動車。海外でも日本の軽自動車規格の車両が普及する日がくるかもしれない。
 
 

全面塗装の費用

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http://www.net-camper.com/2007-tosou/tosou.html
 のクラスCの全面塗装に関する問い合わせをこれまでに多数頂いている。最も多いのが、本ページに書いている「3万円弱でクラスCの全面塗装が本当にできるのか、金額が間違っているのでは?」などである。
 塗料は、馴染みの自動車塗料専門店から購入した塗料、通常使われる板金塗装をする2液性ウレタン塗料である。
 マスキング紙や一部溶剤は、自前だが溶剤のほとんどは新規に全面塗装用に購入したもの。溶剤合計3万円強であるが、実質まだ溶剤にあまりがあるため、実費はそれ以下である。
 全面塗装の見積もりを取ったら、30万。50万・・・などだったとの相談もあるが、それぞれの業者の作業指数によって工賃も異なる。また、キャンピングカー=デカイ・・・というだけで、割り増し料金にもなるケースもある。キャンピングカーの宿命である。
 また、面白い問い合わせで、「ホームセンターで販売している自動車補修用の缶スプレーで全面塗装できないか」という質問も頂いた。できないことはないが、缶スプレーはあくまでも一部の補修用。そして、何よりも塗膜が薄く密着も弱い。言い換えれば艶も出にくく、はがれやすい。また、缶スプレーは内容量に対して金額が割高であるため、缶スプレーの購入代金だけで10万円では足りないかもしれない。缶スプレーで全面塗装・・・・これは、絶対にお勧めできない。
 

ユーザー車検

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 知り合いがユーザー車検にチャレンジしたいということで知り合いに付き添う。
 事前に法定点検を済ませ、いざラインへ。
 知り合いは初めての車検のため、少々手間取りながらもラインを進んで行く・・・ところが、COとHC、ヘッドライトが×のである。
 3つのエラーは、初めての友人の人為的なミスではない。
 とりあえず、ラインを抜け再検査となる。
 CO,HC、そしてライトがクリアーできるよう調整・・。
 新車から初めての車検でライトの角度がずれていることは例外ではない。中古車ともなるとかなりの割合でライトの角度がずれている。ユーザー車検に持ち込む際には、調整のための最低必要な工具を準備したり、ライト調整のネジとライトの上下の関係をディーラーなどで確認したりするなどの準備が大切である。 

レストア

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写真は、VECTRAの収納庫の鉄板である。表面から見ると赤錆が発生しているだけに見えていたが取り外した後、裏側をハンマーで軽く叩くと写真のような穴ががあいた。
 また、鉄板の下部には錆の塊がまるで土のような状態になり蓄積していた。
 純正の鉄板は、おそらく防錆処理を施されてなく、塗装も薄い。
 今回ワンオフの収納庫の鉄板は、製作会社側で住宅屋外用防錆塗料で塗装を施し、その上に自動車用ウレタン塗装を4回塗りしている。さらに、溶接接合部、ビスの裏などには、変性シリコンでシーリングを施し錆対策を施している。錆は見た目の汚さだけでなく、強度も落としてしまう。
 輸入車、国産車に限らずビルダーには、防錆対策をしっかり行ってほしいものである。

レストア

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 ここ数週間、VECTRAの収納庫の鉄板の張替に追われている。アフター5を利用して連日の作業である。
 穴加工、シーリング、補強入れ、塗装・・・これらの工程を行い、作業的には大変であるが、車両が復元され美しくなっていくことは実に楽しいものである。
 本場アメリカでは、キャンピングカーの修理も大胆である。
 以前アメリカの友人が送ってくれたクラスAの修理は、雨漏りで膨らんだ壁の一部を修理するのに壁全面を取っ払い、骨組みだけにしていた。まず日本では見ることのできないレストアであった。
 そのような修理から比べると収納庫の扉くらいは、まだまだ可愛いものである。
 写真は、バンクに雨漏りを起こしたクラスCのレストアの過程。もちろん、アメリカでの写真である。
 やはり本国ともなると修理方法も大胆である。

 

自然災害とRV

 アメリカでは夏からこの時期に大型のハリケーンが到来する。 
 2005年の大型ハリケーン・カトリーナはアメリカ南部に大きな被害を齎した。
 アメリカでは、ハリケーンで家屋が倒壊した場合RVを購入する人が多い。
 大きな被害のハリケーンの後はRVの値段が急激に上がったり、在庫車両がわずか数日で完売となるケースも珍しくない。
 今年は大きなハリケーンが無いためアメリカのRV相場は安定している。
 アメリカの知り合い曰く、倒壊した家屋の変わりにRVを購入するのは、家屋の修理時間、費用を考えるとRVの方が合理的だと言う。まさしくアメリカ的発想である。

2次的故障

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 写真は、セルモーターのコイルが切れたもの。
 これは、セルモーターに負荷が掛かっている状態で、セルを何度も回したため発生したものである。
 セルモーターに負荷が掛かる状態は、点火時期が合ってなく負荷がかかるケースや、エンジンが焼きついた場合などである。
 また、エンジンが始動しない場合、何度も繰り返しセルモーターを回した場合や、長時間セルを回し続ける場合などにもこのような症状になる。
 セルモーターがこのような状況になるとオートマチック車はお手上げである。
 エンジンが始動せずクランキングを繰り返す場合、セルモーター保護から次のような点に心がけることが大切である。
①クランキングは短時間にする。通常エンジンを始動させる場合より多少長い程度。それ以上長時間回さない。
②次のクランキングまで一定時間を空ける。セルモーターを冷やすこと。
 エンジンがかからない場合、ついクランキングを長く何度も回してしまいがちであるが、2次的故障を招かないためにも冷静な対処が必要である。

輸入、国内調達どちらが得か

 本日、アメリカから複数の部品が到着した。知り合いから依頼された部品など、ほとんど毎月のようにパーツを輸入している。
 ここ最近の為替相場は、115円前後。過去の100円前後の時代から比べると決して好条件とはいえないが、国内で同商品を買うよりかなり割安のケースが多い。
 そして、何よりもアメリカからの航空便の荷物が最速4日で到着する。
 国内で注文しても、メーカーからの取り寄せなどで4日以上かかるケースもめずらしくない。
 インターネットの普及と輸送手段や輸送方法の発達で、パーツの購入に国境を感じないような時代へと変わりつつある。
 つまり、日本国内で購入しても海外から輸入しても輸送日数はさほど変わらず、現地価格+送料+通関諸費用+税で購入できる価格的メリットはかなり大きい。

メンテナンスの必要性

 NCの様々なコンテンツで述べているが、キャンピングカーはベース車両の満積載状態で常に走っている。キャンピングカーだからといって、ブレーキを強化したり、エンジンを強化したり、冷却能力を上げたり・・・ということはない。
 車両には、常に過負荷がかかる場合が多く、普通乗用車では発生しにくいトラブルが発生することがある。
 つい先日、あるクラスAを所有している方からの連絡が入り、後輪から走行中激しく音が発生するとのこと。また、ブレーキを踏んでも効きが極端に甘いとのこと。
 即在に車両を停止し、整備工場に来てもらい確認しするとブレーキパッドが磨り減り外れ、ディスクに接触し音が発生していたとのこと。
 原因は、ブレーキキャリパーのピストンの固着である。
 車重のあるキャンピングカーでこの手の故障は案外多い。
 普通車感覚で、下り坂でブレーキを多様した場合や長期に渡りキャリパーを点検、整備していない場合に発生する。
 10年経過している車両はぜひキャリパーのピストンの点検、整備、必要に応じて交換をお勧めする。

デザインイメージ

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 キャンピングカーは、車体が大きいものが多いため車庫保管のオーナーは少ない。
 そのため、水垢や紫外線劣化で車両には非常に厳しい環境である。10年雨ざらしの車両はよほど手入れが良い場合を除いて外装の変色や劣化が必ずと言ってよいほどある。
 変色したり、劣化した外装を蘇らせるのは至難の業である。しかも、蘇る可能性は低い。様々なケミカルを使ったり、磨きの業者に出したりしても塗装が簡単に蘇ることはない。
 そんな場合は、全面塗装が一番効果的である。
 写真は、先週末塗装を施した車両に最新のデカールをコンピュータでデザインしたものである。
 コンピュータを使えば短時間でデザインがイメージできる。本当に便利な世の中になったものである。

FRP補修

 先週末はクラスC全面塗装とは別に別車両のFRPの割れを補修した。誤った認識が多いのが、FRP補修の方法である。
 通常、鉄板の自動車であればヒビが入ることがない。しかし、FRPの場合は力が加わるとヒビが入ったり割れたりすることがある。
 この場合補修は、パテでは困難である。FRPグラスファイバー入りパテを使っても、同じである。
 パテはあくまでも整形する整形材であり接着剤とは違う。
 FRPグラスファイバー入りパテといっても所詮パテであり、その中にガラス繊維が入っているだけである。
 つまり、割れたFRPを接合しようとしてもパテでは接合できず、しばらくするとまた割れやヒビが発生する。
 FRPの補修は、補修箇所をテーパーに大きく削り、そこに溶剤に浸したガラスマットを貼ることで接合したり、重ね貼りをして強度を持たせることが必要である。これらの工法を怠ると、ヒビ、割れさ再発し再修理という結果になってしまう。
 適切な補修が、再修理の無駄な時間をつくらない唯一の方法である。