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地上デジタルチューナーの特性④

 地上デジタル放送を受信する上で、アンテナにも左右されるのであろうか。
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①家庭用テレビに接続するデジタルチューナー
 これに使用したアンテナは、アメリカ製ウインガードアンテナと大手国産メーカーの室内用アンテナの2種類。

②パソコンでテレビが見れるUSBタイプのデジタルチューナー  
これに付属のロッドアンテナ。

③自動車用テレビに接続する12Vデジタルチューナー
これに付属のフイルムアンテナ。(クレジットカードほどのサイズ)
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 今回のテストで最も受信状態が良かった製品は③の車載用チューナーであったため、フイルム式アンテナ。
 当然アンテナの利得率などの数値やチューナー自体の電波増幅の数値なども考慮に入れなければならないが、ウインガードアンテナやロッドタイプに比べ、見るからに頼りないフイルムアンテナであるが信状態が一番良かったのには、驚きである。

地上デジタルチューナーの特性③

ファイル 144-1.jpg

 写真は、大手国内メーカーの地上デジタル、BS,110度CSチューナーである。
 今回テストした前記事の①の機器である。
 メーカーもアンテナや受信機などに関して国内でも有名なメーカーであり、価格もそこそこの商品でもあるにもかかわらず今回のテスト結果は期待はずれであった。
 しかし、今回の結果には、理由があるのである。
 他の2種類のチューナー(USBチューナー、自動車積載用チューナー)は、ワンセグチューナーと呼ばれるもので放送データの1つのセグメント(ワンセグ)のみを受信しているのである。
 一方、大手メーカーのチューナーはフルセグとも呼ばれ、放送データーをフルに受信している。
 この違いから、データ容量の小さいワンセグの方が受信感度が良いという物理的な理由からである。
 同じワンセグでも、USBチューナーと自動車積載用チューナーとでは、異なる結果となった。これは、同じデーターを受信しているという観点から見ても、優劣が明確に出てしまう。
 つまり、同じワンセグでも製品によって受信感度が大きく異なるということが言える。
 店頭に販売されていても実際の受信感度を全て確認できるショップも少ないためチューナー選択は多くの情報を集め最適なものを購入したいものである。

地上デジタルチューナーの特性②

 キャンピングカーに取り付けた以下の3つのチューナー。

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 ①家庭用テレビに接続するデジタルチューナー
 (国内大手メーカー実売価格 3万円前後~5万円前後と開きがある)
 ②パソコンでテレビが見れるUSBタイプのデジタルチューナー  (国内大手PC関連商品メーカー 実売価格 5千円前後~1万円)
 ③自動車用テレビに接続する12Vデジタルチューナー
 (国内メーカー、自動車用品店で販売されている商品 実売価格 29800円程度)
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 どれが一番感度が良いのだろうか。
 一般論ではあるが、「高価」=「良い製品」という概念があるが・・・。
 環境は、同一の場所・液晶テレビで確認を行う。
 
 その結果、③~②~①の順であった。
 しかもその1つ1つの差が大きく、
 ③の場合、全てのチャンネルを受信できたが、
 ②はその半分以下のチャンネル数、時々途切れる。
 ①は全く受信できない。
 このような結果であった。
 これほど大きな差がでるとは、驚きである。

地上デジタルチューナーの特性

 最近、地上デジタル放送を受信できる様々な商品が増えてきた。

 例えば
 ①家庭用テレビに接続するデジタルチューナー
 (国内大手メーカー実売価格 3万円前後~5万円前後と開きがある)

 ②パソコンでテレビが見れるUSBタイプのデジタルチューナー  (国内大手PC関連商品メーカー 実売価格 5千円前後~1万円)

 ③自動車用テレビに接続する12Vデジタルチューナー
 (国内メーカー、自動車用品店で販売されている商品 実売価格 29800円程度)

 価格帯も販売店によって大きなばらつきがあるのが現状である。

 果たして、受信感度はどれもさほどかわらないのだろうか?それとも、個別に受信感度が大きくことなるのだろうか?
 予想では、さほど変化が無いのではないかと思い、それを検証するために、複数の場所や走行状態で上記の3つの受信感度と受信状態を比較してみた。
 この結果については、明日今後連載予定。

地デジ放送

 で地上アナログ放送が見れなくなる。
 地上アナログ放送は、一部のケーブルテレビなどを除き、長年にわたり放送されてきた放送方式である。
 家庭用のテレビのほか車載用のテレビなども地上アナログ方式
のテレビは2011年7月24日からチューナーを接続するなどしない限り、テレビ番組は見れない。
 国は安価の製品を開発するように企業へ呼びかけているが、国が提示している価格帯では採算が合わないという説もあるようだ。
 しかし、既に地上デジタル放送は開始されている地域も多く、その放送の特性から、キャンピングカーにとっては条件の良い放送となりそうである。
 その理由として、従来のアナログ方式では、八木式アンテナなど単一指向性のアンテナを必要とし、角度がずれると画面が乱れたり、受信感度が極端に落ちたりしていた。
 しかし、デジタル放送では、1か0か・・・デジタルの特性から、受信した際には非常に綺麗であり、指向性もアナログと比較した場合シビアではない。
 デジタル放送の場合、走行中でも有る程度の電波が受信できれば、綺麗な映像を見ることができる。

地デジ放送

 2011年7月24日まで1257日。
 この日を堺に現在の地上アナログ放送が見れなくり、地上デジタル放送へ完全移行する。
 既に、各地で地上デジタル放送は始まっているところも多く、キャンピグカーに地上デジタル放送を見ることができる設備を搭載すれば出かけた場所でデジタル放送を楽しむことができる。
 放送方式を整理すると・・・
① これまでの放送方式・・・地上アナログ放送
② 2011年に切り替わる方式・・地上デジタル放送
③ 代表的な衛星放送・・・・BC/110CS放送
 この①と②については、同じテレビアンテナで受信可能である。
 アメリカ製キャンピングカーにはウインガード社アンテナが取り付けられている車両が多いが、地上デジタル放送にそのアンテナをそのまま使用できる。
 一方③については、専用のアンテナが必要である。
 もちろん、家庭用パラボラでも使えるが何せ車両に搭載するとなると毎回、方位、仰角の調整が必要となりかなり面倒である。
 

価格比較

ファイル 139-1.jpg

 写真はオナン発電機のプラグの写真である。
 右は、見慣れたオナンのパッケージに入ったプラグ。
 左は、そのオナンのパッケージと全く同じプラグである。
 つまり、オナンのパッケージの中身は、大手プラグメーカーのプラグなのである。

 これの1本の価格を比べると・・・・。
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○ アメリカの現地価格 現在の円相場で1本 530円
○ 国内パーツ業者          1本1200円強
○ 国内ホームセンターで調達     1本 490円  
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 エメラルドやマーキーなどは2気筒なのでプラグを2本買えばその差はさらに大きくなる。
 上の価格だけを見ると、ホームセンターは激安に思えるがこれが一般的に流通している価格である。決して大幅値引きをしているわけではない。また、100%同じ種類であり代用品でもないのである。 プラグの品番が分かっていれば、ホームセンターで予備に注文しておくこともメンテナンス費用を安く押させる方法の1つである。 

燃費向上?②

 ガソリンの高騰が続く中、カー用品店やディスカウントストア、ホームセンターまでいたることで燃費向上グッズを設置している。
 燃料タンクに入れるだけ・・・ラジエターに入れるだけ・・・オイルに添加するだけ・・・。
 どれも簡単な方法で、燃費が向上するというものである。
 以前、ある企業からネットで使用レポートをつくってほしいという依頼があり、ある商品をテストすることとなった。
 その企業によると、燃費が10~30%アップするというものである。ぜひキャンピングカーオーナーに広めてほしいとのことであった。
 テスト段階で「もし、効果なければネット上で公開はしない」と確認した上で、クラスAキャンピングカー、3000CCガソリン4WD車、軽自動車など数台の車両をテストした。
 しかし、結論は・・・変化はみられなかった。そのため、率直にデータを知らせ、もちろんネット上での公開もなしである。
 
 仮に、10%燃費が向上する・・・もし本当にそれだけの効果があるのであれば、必ずディーラーが採用するであろう。

 キャンピングカーの場合、タイヤの空気圧の調整や、使わないものを車両から下ろすだけでも燃費向上は期待できる。 
 

輸入、国内調達の価格の差

 一昨日の記事でも述べたように、オナン発電機のキャブレターは日本製が採用されている。
 オナン社ジェネレーターのキャブレターを購入する場合、「輸入」、「国内調達」、「日本製造元ルート」では、具体的にどの程度の価格の差があるのだろうか。
 現在の為替相場106円として米国の現地価格、通関、国際送料EMSなどを含んで概算を計算してみる。
 「輸入」の場合、諸費用を含んで約2万円前後。
 「国内業者から調達」の場合、業者により異なるが同商品で4万円強。
 「日本製造元のルート」からの購入であれば、1万円程度+国内送料である。
 同じ商品であっても入手方法によっては、価格は大きく異なる。

1ドル106円台と輸入

 昨年末から、急激な円高が続いている。去年の夏ごろと比較すると12円前後の差がある。
 輸入には、絶好の機会である。
 特に、日本で購入するアメリカ製RVパーツは現地価格よりも高い場合が多いという声をよく聞く。
 具体的には現地価格が1万円程度のものが日本では、4万円強で販売されているというケースもある。
 このような価格設定の場合、現在の円高を考えれば輸入コストを考えても個人輸入は充分なメリットがある。
 輸入は、欧米キャンピングカーオーナーの話に限らず、国産キャンピングカーにおいても外国製部品は数多く使われているため、知っておいても損はない。
 輸入の術を知らないと知っているとでは、大違いである。
 しかし、この円高の恩恵を受けるよりもさらに価格的メリットが発生するケースもある。
 例えば、オナン社の発電機に使われているキャブレターは、日本国産である。
 キャブレターを海外から輸入しなくても国内別ルートで入手すれば現在販売されている国内価格と比較すると超激安である。
 また、発電機のプラグもそうである。国内業者で買うよりも、輸入するよりも・・・・ホームセンターやディスカウントストアで買えるのだから、そのほうが断然安い。チャンピオン、デンソー、NGK・・・こだわりのメーカーがあれば、他社品番比較表を見ればすぐに分かる。輸入にするか、国内調達か・・・購入場所の選択により価格が大きく異なる。
 
 

大幅な値下げ

 自賠責の保険料が大幅な値下げとなる見込みである。
 これは、契約期間が4月1日から始まるものから適用され、車検付きの場合では、2月1日から継続車検を受ける車両について適用される。この値下げの理由は、交通事故の減少である。
 もちろんキャンピングカーにおいても大幅な自賠責の値下げとなる。石油高騰の折、有難い話である。

燃費向上?①

 大手石油卸元がまた値上げを発表した。
 暫定税率の今後も注目される。
 最近の原油高と比例して、カー用品店などでは低燃費グッズコーナーまで設けられている。
 ここ最近”ガソリン節約のためにヒーターのファンを小さくしている、ヒーターをできるだけ使わないようにしている”などといった話を聞く。
 これは、全くの間違い。
 家庭用のエアコンの場合、熱交換方式などでコンプレッサーを電気で動かすため当然電気代がかかる。
 しかし、自動車の場合、ヒーターはエンジンの熱を利用しているため、家庭用の暖房とは異なるのである。
 具体的には、エンジンで発生した熱をラジエターの水で冷却し、その温水を利用して暖房している。
 そのため、走行中にヒーターを入れても入れなくても燃費に影響はない。
 ただし、エアコンのコンプレッサーが同時に作動するタイプの車両では、燃費が若干落ちる。