写真は、オイルパンを外した状態のオナンジェネレーター。
ピストンは、オイルパンを外せば比較的簡単に抜くことができる。シリンダーブロックは一体となっているため、その状態でオーバーホール業者へ持ち込みシリンダー内部の磨耗確認やバルブのすり合わせを依頼する。
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写真は、オイルパンを外した状態のオナンジェネレーター。
ピストンは、オイルパンを外せば比較的簡単に抜くことができる。シリンダーブロックは一体となっているため、その状態でオーバーホール業者へ持ち込みシリンダー内部の磨耗確認やバルブのすり合わせを依頼する。
オナン発電機はサイドバルブ方式が多く採用されている。
この方式の場合、シリンダー内に均一にオイルが回りにくい。
また、オナン発電機のインテーク、排気バルブはガタが出やすい。 純正マニュアルでは、一定時間が経過した場合オーバーホールを実施するように書かれている。
始動の悪い場合や負荷をかけると停止してしまう場合などはオーバーホールの検討も必要である。
夏場の発電機は、ルーフエアコンを回す際の必需品である。
真夏日が続いた今年の夏に酷使したジェネレーター。
エンジンの始動性が悪かったり、負荷をかけると停止してしまう場合などは、エンジンの圧縮が低下しているケースがある。
その場合、圧縮を正規の数値に戻すためのオーバーホールが必要となる。
写真は、オナンジェネレーターのピストン。
先週末ブレーキのオーバーホール後、初めての走行を行った。
オバーホールの効果を表すなら、車体が軽くなった感じである。
もちろん、それほど極端に体感できるものではないが、ブレーキを踏んだ感触もこれまでとは異なる。
写真は、キャリパーをサンドブラスト後に耐熱塗料による塗装。
写真はオーバーホール後、取り付けたキャリパー。ピストン研磨、ピストンシール、ダストブーツ交換、耐熱塗装・・などである。これに伴い、エアー抜きとブレーキフルードも入れ完了。
これでしばらくはブレーキ系トラブルの心配は軽減される。
この写真は、E-350のブレーキキャリパーである。
一見概観を見るとキャリパーに問題がないように見える。しかし、この車両もピストンの戻りが悪く引きずりを起しておりこの状態で乗り続けると危険な状態になることが予想される。
キャリパーを取り外したところ、ダストブーツがボロボロに裂けていた。想像の域であるが、日本に輸入されてオーバーホールなどは行われていないのではなかとうかと思われる。
樹脂製ピストンを使用している場合、ピストンに段つきピストンの動きが悪くなっているケースがある。E-350のこの手の故障はかなりの頻度で耳にする。
今回のケースはオーナーが引きずりに早期に気づいたため大きな故障につながることもなかった。
キャンピングカーの場合、高速走行をすることも良くある。大惨事となる前に、日ごろから車両の状態に常に気を配ることが大切である。
昨日のピストンを研磨して、錆や傷を取り除いた状態である。
これに、専用のグリースを塗布し、キャリパーシリンダー内に新しいシールと新しいダストブーツを取り付ける。
このオーバーホールにより、キャリパーピストンの動きが円滑になり、よくある焼きつきを未然に防ぐことができる。
車検時などに一度もこの作業をしていない車両は要注意である。
ちなみに、このシールとダストブーツは、シボレーP30用である。アメリカ本国では、これが日本円にして400円程度。国内では、同商品が400円程度で販売されているとか・・・。1台分となると、1600円に対して、16000円。
送料を考えてもアメリカ本国からの輸入の方がはるかに安い。今回もオーダーから、自宅到着まで5日。国内調達よりほんの数日要するが、価格はリーズナブルである。
キャンピングカーは、車体が重い分ブレーキへの負担も大きい。 写真は、4年前に新品に交換したブレーキキャリパーのピストンを取り出したものである。
ピストンに付着している錆は、ダストブーツに空いた小さな穴から水が浸入し発生したものである。
全てのピストンで同様な錆が発生していた。
この状態で乗り続けると、ピストンがシリンダーと固着する可能性が大きい。固着状態でブレーキを踏むとピストンが戻らず、白煙が発生し最悪な場合は、タイヤがロックしてしまうことさえある。
特にキャンピングカーは、ブレーキの発生熱も大きいため、ブレーキフルードの劣化もあわせ、キャリパーを定期的にチェックすることが大切である。
車検に出しても、これらのチェックをしてくれないケースも多い。逆に、車検時にはキャリパーのチェックやオーバーホールを申し出ることも大切である。
先日の記事に続き、比重計で測定した結果が要交換であれば、サイズはほぼ同じで容量の一回り大きいもが好ましい。
キャンピングカーの場合、マーカー類だけでも通常の車両よりも多く取り付けれられており、消費電力もその分大きくなる。
また、新車時に純正のバッテリーサイズのままというビルダーも少なくない。
交換にやサイズアップに関しては、大抵の場合販売店に相談すれば適切なアドバイスを受けることができる。
交換をする場合は、ターミナルの+を必ず先に接続すること。
-側は、ボディアースのため、先につないだ場合感電する場合があることや、+を締める際に工具がボディと接触した場合、スパークすることがあり危険である。
弱ったバッテリーは、電装品の増えるこの時期にバッテリー上がりを発生することもある。
通常、バッテリーは3~4年の寿命と言われている。
キャンピングカーの場合、出かけた先でバッテリー上がりを起した場合は、適合するバッテリーが近郊の販売店に無かったり思わぬ渋滞を招くことさえある。
特にキャンピングカーバッテリーの自己管理を徹底することが大切である。
現在の調子を確認する方法は、比重計をする。ホームセンターでも販売しており、簡単に手に入れることができる測定ツールである。
液温が約20度のときに、液の比重が1.26~1.28程度なら正常。1.24以下であれば充電が必要。1.06になると寿命と判断できる。
ただし、完全密封式にはこの比重計は使用できないのであらかじめバッテリのタイプを確認することが必要である。
この時期のバッテリーメンテナンス。
液量の他にも電極の接触部の点検があげられる。
この接触部に問題があると放電したり、バッテリー上りの原因となることがある。
バッテリーの上部には、固定されているマイナスとプラスのターミナル部分がある。そこを一旦取り外しサンドペーパーで磨くことで接点がよりよい状態になる。
再度組み付ける場合は、接点部分にグリスを塗りつけておくと接触不良を防止することができる。
バッテリー液の希硫酸が原因で、ターミナルが白く粉を噴いているものは接点不良を招きやすい。
電装品を使用する頻度が多い時期だからこそ実施したい予防メンテナンスである。
日本各地で梅雨宣言されている。
梅雨は、雨漏りや水垢ばかりでなく、バッテリーにとっても過酷な時期である。
エアコンを使用した状態でウインドウの曇りをとるためにリアウインドウデフォルガを使用したり、ワイパー、さらに夜間ではライト、フォグランプなど使用するケースもある。
このような条件は、バッテリーのとって非常に過酷な条件である。
バッテリーを長持ちさせるためには、バッテリー液の補水を行い常に液量を一定に保つことが大切である。
バッテリー液が一定量に満たない場合は、バッテリー上がりの原因や寿命を短くしてしまう要因となる。
バッテリー液は、ホームセンターやカー用品店でも販売されている。電装品の使用頻度が増える時期に突入する前にぜひ液量の点検を。